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けられることから既に明らかである と判断し おり、最高裁判所も、 本件 な型の ライター上部点火部 、美的感覚に訴え いること 明確であ 、疑いの余地 あり得 ない と述べ 訴審の判断を追認し いる

50

なお、この事件におい 、模倣の成否に い 、被告製品の形状と寄 意匠との形状 完全に一致し いることから、被告 本件意匠を模倣したこと 明白 であるとした 訴審判決に い 、模倣の明確さの根拠 不確定であるとしな らも、上告人 争わな か たため、確定し いる

この事件以外にも、判例を見ると、原告意匠と被告意匠のサイゲ 一致することを模倣 の判断におい 重視し いること うか える

前出 助プér至e 判決

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判旨: 両意匠の この一致 、本件におい 、被告の目覚まし時計のォークング 目覚まし時計 助プér至e のォークングと とん 同 寸法で製造され いることによ 、 更に強調される しかも、異なる寸法を選択することによ も、製作物 、保護され いる意匠の模倣とみなされることを避けること できない(意匠法5条平号) しかし、本件 のように外観寸法 とん 完全に一致するなら 、独創的な形状要素 える効果 一 致する度合い 高まり、模倣でないと判断するために 特に顕著な基本的相違 必要とな る そのために 、決定的な特徴を維持し 個々の装飾を変える けで 十分で ない 保護され いる意匠の形状 、 とん の独創的な構成要素自体のみなら 、寸法でも繰 り返されるなら 、正に、このような装飾 単なる追加部分とし 理解するべきであり、

それを変更し も嗜好的な印象に 決定的に 作用しないし、その相違 商取引におい 特 な注意を払う場合にしか知覚されない(意匠法5平号 これらの追加部分を変更するこ とによ 、新規か 独創的な製作物 創出される可能性 更に少ない(意匠法4条

5平

注:判決文中の条文 旧法である

このように、両意匠の寸法 一致した場合に 、模倣でないと主張するためのデードル 高くなる旨を判示した

なお、本事件におい 、被告 原告の目覚まし時計の意匠を知 いたこと 、前審 におい 争い なか たことから、模倣 認められた

50

バ.O.O.

51

BGシ 1拠.1平.1拡5拡 GRUR 1拡60 シeフ典 05 平56, バ.O.O.

5平

バ.O.O. モ. 平5拡.

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前出の 家具クモーゲ 判決

5年

判旨:最高裁判所 訴審の次のような判断を支持した

模倣の客観的事実内容の観点から、 訴裁判所 、被告の各種増設部分 原告の対応 部分の関係で有する個々の相違点すべ を列挙した その結果、これらの相違 、 とん 知覚できないか、又 、嗜好的な全体的印象 同 であることを排除できない 微々 たるものであるとの結論に達した 訴裁判所 、個々の相違に関する議論の後に、総合 的な観察の中で、個々に相違 存在するにもかかわら 、一致する特徴 非常に本質的で あり、ある種の美的全体的印象 けで なく、 ぼ同一の美的全体的印象 存在すると述 べた

54

また、主観的事実内容に い 、証人の証言から、被告のデザイナー 、原告の な 型を知 いたと認定した 訴審の判断を支持した

55

なお、この判例を始めとする複数の判例を見る限り、主観的要件と客観的要件の要件を 満たすこと 必要とされ いるようである

新法で 、意匠権 絶対権に改正されたので(新法年拠条 、これらの判例と同様の判断 なされること 新法 で あり得ない

た し、非登録共同体意匠権の場合 、相対権(模倣排除権)であるため、ドイゼにおい 過去の判例における判断手法 参考になる可能性 ある 非登録共同体意匠権をめ る係争の場面におい 旧法 と同様の主張・立証 続されるという実務 一般化するか もしれない

保護範囲

ドイゼ特許商標庁におい 新規性と独創性 登録前の審査を行わないので、権利の有効 性と権利の効力範囲 、意匠に関する係争(侵害訴訟な ) 起きたとき一般の裁判所で判 断されることになる

判例によれ 、保護範囲 意匠の進歩の程度による この概念によると、例え 、意匠 珍しいものであり、驚くべき新しいデザイン・コンセプトに基 い いる場合に 、保 護の範囲 、公知とな いる意匠にある改良を施した けの意匠に比べ 広い

すなわち、意匠の進歩の程度を評価するに 、新規性及び独創性を判断すること 必要 であり、そのため、当業界あるい 関連業界の先行意匠 考慮されることになる

5年

BGシ 平0.0拡.1拡74 GRUR 1拡75 シeフ典 07 年拠年, バ.O.O.

54

バ.O.O. モ. 年拠6.

55

バ.O.O.

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侵害成否の判断に 、前提となる保護要件を判断すること 欠か ない 、そのこと 保護範囲の判断にも な るものである

保護範囲に い 以 のような解説もなされ いる 、本稿で紹介する判例によりそ の趣旨 一層明らかになる ろう

保護範囲 意匠の全体的な重要な特徴にのみ及ぶ 判断基準 、保護され いる意匠 新規で独自の効果を え いる特徴 、全体的印象に関し 同一又 類似の形で採用さ れ いるか うかである

56

登録意匠の独創的な全体的な美的外観 成立する美的な特徴の結合による相互作用と 相互的効果によ 、保護範囲 決められる

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保護範囲 、意匠の進歩の程度によることに い の指導的判例 、最高裁判所1拡77年6 月年日判決 シバuモプバ争典モモcプ点e至demバモcプ至点e(家庭用裁断機)

5拠

である

この事件でも、裁判所におい 、保護要件である新規性・独創性と、権利の効力範囲 、 密接に関連し 審理されるべきこと 示され いる また、意匠の取引業界の先行意匠 考慮され いる

事案:直方体( 長に立 られたヤンイのような形状)を基本形状とする家庭用裁断機の 意匠に い 、同様の基本形状を有する被告製品による意匠権侵害 争われた事例である

訴審における認定 、審理不十分であるとし 、判決 破棄され差し戻されたものであ る 訴審 、被告側の製品 様式上の手段 を使用し いるにす ないと認定し、既 存の公知形状との比較を行なうことなしに、両意匠の一致点のうち、取り分け本体の直方 体という形状 考慮すべきでないと認定し いた 最高裁判所 、以 のように述べ 、 意匠の独創性 、当業界に周知の形状から独創性という点で の程度際立 いるのか 重要であること、創造的成果 大きい 保護範囲も大きくなると判示した

判旨: 意匠の創造的独自性を判断する際に 、当該の意匠 取引におい 周知の形状 群 か ら 独 創 性 と い う 点 で 際 立 い る か 及 び そ れ の 程 度 で あ る の か の み 重 要 で あ る

5拡

訴裁判所 、本件意匠、その中でも特に争われ いるデザイン形状により近い意匠 705年(訳注:原告の意匠の一 )の独創性の程度を明らかにすることを怠り、それに伴 、 当該分野で行われた意匠上の先行作品及び既存の形状群を総合的に評価した上で、その保

56

Umバ Su典プerモバ点e点, モuprバ., p.平0平, BGシ 平1.01.1拡77 努r止 Rバラ為r (Tr為cke点rバモ至erer) GRUR 1拡77 シeフ典 拡 60平で 、本件

意匠 で実用的な印象であるのに対し、侵害被疑意匠 、四角く不細工で非実用的な印象であるとし 全体的印象

異なるとし いる

57

ズ争至典ラcプ/S典為ckmバ至r, モuprバ., p. 平5拡.

5拠

BGシ 0年.06.1拡77 同 ドR 拠年/76 シバuモプバ争典モモcプ点e至demバモcプ至点e“ GRUR 1拡7拠 シeフ典 0年 16拠.

5拡

バ.O.O. モ. 16拡.

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護範囲を明らかにすることを怠 た 略 本件意匠の基礎となる創造的成果 大きけれ 大きい 、その保護の範囲も大きくなる 原告 、周知の形状群に い 例―実際に 、 本件意匠と 著しく異なるものである ―を提示した上で、当該の意匠 特に著しい美的 独自性を有し いると何度も指摘し いる これに対し 、被告 論し おり、これに 関し 決定的な確定 行われなけれ ならない その際に 、保護の範囲 、既存の形状 デザインと総合的に比較することによ 明確にされるべきである(略

本件意匠の保護の範囲を確定することなく、両当事者の な型の一致を評価する上で、

被告 様式上の手段を単に使用したにす ないために、直方体という形状を考慮しないも のとするという 訴裁判所の見解も維持されない 訴えの申立 によ 特定された法律 上の争いの対象、すなわち― 次の 枚の写真に従 という訴状における指示 示す ように―、具体的な侵害形状、 まり 被告のモデルE 75のみを対象とする枠内におい

、被告 抽象的な様式上の手段のみを使用し いるとな 言えない である それよ りも しろ、既存の形状の保護と総合的に比較することによ のみ、原告の意匠の直方 体という形状 、その具体的な比率及び具体的な形態におい 保護し得るか うかを知る こと できる(略 これを保護し得ると確定する場合に 、争われ いるデザインの具体 的な形状 、その全体的印象 直方体という形によ 決定付けられるという点でも、本 件意匠と一致するのか、また の程度一致するのか 審査され、確定されなけれ ならな い このようにすることによ のみ、原告の意匠の違法な模倣 存在するか うかを確 定すること できる

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前出 プヤイ・ファミモー 判決

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事案:以 のようなおもち の人形の意匠権侵害の成否 争われた事件である なお、

不正防 法及び著作権侵害も同時に主張された 一審及び 審で い れも原告の主張 認められた 、最高裁判所 一転し 原告の請求を棄却した

訴裁判所 、被告意匠 同様に、その本質的要素に起因する 自然に見える人間の 形姿の印象を伝え いる とし、胴体のグホォット状の構成のような 細部の相違 あ

も、全体的印象 変わらない とし 、人間の形という全体的印象を重視した また、

足の相違に言及しな らも、 この相違 、厳密に比較し 初め 目に付くものである 一 見した けで 、あるい 双方の人形を並置し 見なけれ 、観察者 相違に気付かない であろう ―中略―この場合、重要なの 、・・・ 均的な意匠デザイナー ける印象で ある と述べ

6平

、模倣を認めた これに対し 、最高裁判所 以 のように述べ 、模倣

60

バ.O.O.

61

BGシ 1拡.1平.1拡7拡 GRUR 1拡拠0 シeフ典 04 平年5, バ.O.O.

6平

バ.O.O. モ. 平年7.