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Ⅴ. ドイゼ

1. 意匠法

(1) 沿革及び制度枠組み ( ) 沿革

ドイゼ意匠法の沿革 、1拠76年1月11日の図案及び な型の著作権に関する法律

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にさか のぼる 1拡拠6年の大改正を経 、平00年年に 欧州意匠指令

に適合さ るための大改正 な された 指令に適合した新法

、平004年6月1日より施行され いる

新法の施行 最近であるため、新法 における判例 ま 少ないと思われる 、本調査 研究の調査で ま 確認され いない そこで、旧法の制度及び旧法 における判例を中 心にまとめることにより、ドイゼにおける意匠保護の経過をた るとともに、新法におけ る判例の動向の予想に な ることとしたい

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なお、本章におい 、新法と 、平004年に 施行された改正法を指し、旧法と 平004年の改正前の法律を指す

( ) 制度の枠組み

ドイゼ特許商標庁(努eu典モcプeモ Pバ典e点典- u点d Mバrke点バm典: 努PMグ)に意匠出願(寄 )をするこ とにより、意匠登録 なされる 公序良俗違 であるか うか(旧法7条平項)に い 及び 規則に定めた方式等の要件(同法1平条)の審査(同法10条) なされる 、出願の対象の保護 適格性や、新規性・独創性

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に い の実体的判断 なされない

すなわち、意匠権の有効性 裁判所における侵害訴訟等の場面におい 確認又 否定さ れることになる

した 、保護対象、保護要件及び効力範囲の具体的内容 、裁判所における判例に よ 形成されることになる

なお、旧法で 、何 意匠に該当するのかに い の定義規定 存在しなか た 保護 対象 、主とし 連邦普通裁判所(Bu点deモブer至cプ典モプ為フ:BGシ、以 最高裁判所 という)

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Geモe典ラ パe典reフフe点d dバモ Urプeパerrecプ典 バ点 Muモ典er点 u点d M為de争争e点.

意匠の法的保護に関する1拡拡拠年10月1年日の欧州議会及び理事会指令拡拠/71/E助 (努至rec典至ュe 拡拠/71/E助 為フ 典プe Eur為peバ点 Pバr争至バme点典 バ点d 為フ 典プe 助為u点c至争 為フ 1年 Oc典為パer 1拡拡拠 為点 典プe 争eブバ争 pr為典ec典至為点 為フ deモ至ブ点モ)

Geモe典ラ 分パer de点 recプ典争至cプe点 Scプu典ラ ュ為点 Muモ典er点 u点d M為de争争e点 (Geモcプmバckモmuモ典erブeモe典ラ - GeモcプmMG).

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本山 ドイゼ新意匠法の意義 知財研ファーラムV為争. 60, 46-57頁(平005) 、ドイゼ旧意匠法の沿革・性質を述

べ、旧法の基本的性質を判例をもとに考察した上で、新法の意義とし 著作権法的な意匠法から競争法的な意匠法

質的転換を指摘し いる

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本章で 、旧法の独創性(E至ブe点典分m争至cプke至典)と、新法の独自性(E至ブe点バr典)を使い分け いる

-1平拠-

による判例により明確にされ いる かなり多くの判例 、保護対象に い の判断を し いる

新法で 、方式審査(新法16条)、並びに対象 意匠法の意匠の定義(同法1条1号)にかな いるか及び公序良俗違 であるか うか(同法年条1項年号、4号)に い の審査(同法1拠 条) なされる 、出願の保護対象とし の保護適格性や、新規性・独自性等の保護要件を 満たすか うかに い の実体的判断 なされない

( ) 保護対象及び保護要件

旧法1条平項におい 、 工業的模様又 な型(ブeユerパ争至cプeモ Muモ典er 為der M為de争争) (以

、 模様又 な型 まとめ 意匠 という) 次のように規定され いた 本法の意味におい 、新規で独創的な製作物(Erラeuブ点至モモ)のみを意匠という

この規定によれ 、新規性及び独創性の要件を満たす製作物 、本法におい 意匠とし 保護される すなわち、ドイゼ旧意匠法におい 、 意匠 の成立要件に 、新規性及 び独創性 含まれ いた このため、保護対象と保護要件とを明確に分けること 困 で あ た 判例におい も、新規性及び独創性を含め 意匠の保護適格 判断され いる

このため、本章で 保護対象と、新規性・独創性に関する保護要件をまとめ 論 るこ ととする

なお、ドイゼで 従来からタイプフェースを特 法

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により保護し いた 、新法におけ る意匠の定義(第1条平号)によりタイ プフェース(典止p為ブrバフ至モcプer Scプr至フ典ラe至cプe点) 保護 対象に含まれること 明らかにな た 新法 でのタイプフェースの出願 、新法61条の 規定に基 い 保護される

保護対象の視覚性

保護対象 、 面的( 次元)なものと、立体的(3次元)なもの あり、い れも、複製、

生産、 続的生産をされるものである い れにし も、個 の外観を有するものをいう 保護対象に い の指導的判例 、最高裁判所1拡61年7月14日判決 Bu点典モ典re至フe点モバ典至点 (多色縞サテン)

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である

事案:多色縞サテンに関する事案である 原告 意匠権侵害を主張した意匠のうち、紙 に色彩を付し 模様を表し、願書の説明におい 素材 サテン地であることを述べた意匠

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Scプr至フ典ラe至cプe点ブeモe典ラ.

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BGシ 14.07.1拡61 同 ドR 44/5拡 Bu点典モ典re至フe点モバ典至点“ GRUR 1拡6平 シeフ典 0年 144.

-1平拡-

あ た 被告の意匠 、サテン地に実施されたものであ た 最高裁判所 、工業意匠 の保護適格におい 決定的であるの 、原意匠又 写真 寄 されたかにかかわら 、寄 された意匠から識 すること 可能な美的効用のみであること、及び、意匠の出願時に 添付された説明書中の記述を意匠保護の根拠とすること できないと判示した

判旨: 原告意匠の独創性を審査する際に、 訴裁判所(Beruフu点ブモブer至cプ典) 、寄 され た意匠(すなわち、縞条に かれた紙)の美的効果のみにその判断の根拠を置いた 当該の 意匠の登録申請書における原告の申立 によれ 、その意匠 実施され いた縞サテン地 の素材上の効果に い 、 訴裁判所 考慮しなか た

寄 された意匠から 認識できないこの効果に基 い 保護を根拠付けること でき ない ろう

一般に知られ いる布地にそれ自体 独創的でない(u点為r至ブ至点e争争)意匠を実施したもの

、具体的な意匠 この実施によ 独創的(e至ブe点典分m争至cプ)な調子(N為典e)を えられる場 合にのみ、保護され得る これに対し 、―本件訴訟のように―使用された材料 他のい れの意匠の場合でも同 補足的効果を引き出すなら 、この効果 、意匠の保護適格を 判断する上で重要な成果(Le至モ典u点ブ)によ もたらされ いるので ない

出願人の記述した申立 に従 それ 実施されるべき材料の効果 なけれ 保護さ れ得る独自性を欠く意匠の場合に、他の種類の材料によ 寄 された意匠又 その写真 (グパパ至争du点ブ)からその効果を推定(e点典点eプme点)できないなら 、この材料の効果を保護の根 拠とすること できない

アイデアの保護除外

意匠法による保護 、常に、保護対象の美感に関するものであ 、意匠のアイデアで ない この点に い の代表的判例 、最高裁判所1拡7拡年5月平1日判決 N為典至ラk争ö典ラe(ベ モ・ノロッェ)

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である

事案:ベモ・ノロッェに関する事案である 意匠権者 主張した本件意匠の特徴 、以 の 点であ た

バ 積み重 た正方形の白い紙の塊 パ 立方体

c 少なくとも一 の 断面に、文 及び 又 色によ 強調され、面一杯に かれ い るか、又 面を飾 いる図形 印 され いる

バ.O.O. モ. 145.

バ.O.O. モ. 146.

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BGシ 平1.05.1拡7拡 N為典至ラk争ö典ラe“ GRUR 1拡7拡 シeフ典 10 705.