最後に、保護期間 異なる フランスの現行法で 著作者の死後70年(L. 1平年-1条平項) であり、意匠権より るかに長い 後述の集合著作物の場合(創作者自身 権利を持たない 場合)でも、公表後70年である(L. 1平年-年条１項 いわゆる名作とし 長い 命を有するデ ザインの保護に 大変適し いる
著作権法の意匠法化
拡7
―権利者に い ―
上述した権利者の違いに い 、近年で 著作権法 意匠法に近付い いる デザイン をめ る企業 うしの侵害事件におい 、原告 デザイナーから書面によ 権利を承 し いない場合に 、し し 、そのデザイン 集合著作物であるという主張 なされ きた 集合著作物 、多数の寄稿者(個々の部分の著作者)によ 創作される辞書や新聞 な に関し 、1拡世紀に 達した判例法理であり、現行法L. 11年-平条年項とL. 11年-5条に明 文化され いる 著作物全体の利用に関し け、全体をコーデ゛ネートする企業や個人 を、著作者の地位に就ける制度である
拡拠
さらに1拡拡年年以降 、集合著作物の要件 満たされ いなく も、デザインを商品化し 利用する企業に、侵害者との関係で著作権者の資格を推定する判例法理 急 に定着し た
拡拡
その適用例とし 、企業間の著作権侵害事件であるパモ 訴院1拡拡7年10月拠日判決 タ イプフェースと透明プラスチッェの包装
100
見られる
これらによ 、著作権法におい も企業 デザイナーから著作権譲渡を けることな く侵害訴訟を提起できることになり、意匠法に近い結果となる
( ) 商標法
デザインの中に 、知的所有権法典L. 711-1条平項c)にいう象形商標(mバrムue フ至ブurバ典至フ) に該当するもの ある この条文に 、デッサン、曔、ヤモーフ、ロガ、商品形態等 例 示され いる これら 特定の商品やサービスとの関係で識 性(cバrバc典ère d至モ典至点c典至フ) を有するとき (L. 711-平条 、商標登録をすることにより(L. 71平-平条 、商標とし 保護 を けること できる
拡7
本文で取り上 た点以外でも、著作権法 意匠法に近付い いる 佐藤・前掲注1 論文1平拡頁によれ 、か 著作
権侵害に 刑事罰 なく、また、侵害品差押手続も利用できなか た 著作権者 意匠法に認められるこうした救済手
段を採ること できる点 、意匠権と著作権による保護 積することの意義の一 であ た しかし、現在で 両方
とも著作権法の中に備えられ いる
拡拠
しく 、長塚真琴 フランスにおける従業員・公務員と著作者の権利 商学討究 小樽商科大学 54巻1号平拠年頁以
平00年年
拡拡
同平拠拠頁以 さらに しく 、長塚真琴 フランス法上の集合著作物をめ る最近の展開 久保欣哉教授古稀記念 市 場経済と企業法 年7拡頁 中央経済社、平000年
100
Sグ N至ブバ争 c. Sグ スバパ為u争e止 e典 Sグ Pecバm 同点典er点バ典至為点バ争, 助為ur d'バppe争 de Pバr至モ, 4ème cプ., 拠 為c典為パre 1拡拡7, P同B努 1拡拡拠, 点
為
646-同同同-6平.
－1平平－
例え 、ルイ・レ゛トンの゠ヌ・クモーゲ(か ん)に見られる皮革表面の型押し模様 、 皮以外の素材でも複製可能であるとし 、商標権によ 保護されるとした(パモ 訴院 1拡拡6年平月7日判決 ゠ヌ
101
)
原告フランス登録商標の一例
また、洗剤液の色彩も、そこに技術的必然性 ない場合に 、透明の小ビン、ラベルの な 、他の要素と組み合わさ 、商標とし 保護される(破毀院平000年平月平平日判決 食 器洗剤
10平
ここで 、ラベルに かれたグラスを持 手の位置の違い 、洗剤の消費者 隔時観察した場合に 気付かない の差異であるとし 、全体的印象の類似から商標 権侵害 認定された
原告フランス登録商標1 6拡平 4拡0 原告フランス登録商標1 467 年拡1
一方、破毀院1拡拡6年平月7日判決 水滴型ボトル
10年
、ボトルの一般的な形状で なく、
栓部分の個 具体的な形状 商標の保護対象であるとし 、商標権侵害を否定した パモ 訴院平00年年平月14日判決 葉巻型香水瓶
104
で 、葉巻型の香水瓶 商標とし 保護され
101
S典為ckモ Sバcモ SグRL c. L為u至モ V至典典為点 Sグ e典 L為u至モ V至典典為点 Mバ争争e典至er Sグ, 助為ur d'バppe争 de Pバr至モ, 4ème cプ., モec典至為点 グ, 7 フéュr至er 1拡拡6 (拡4/0064拡1) P同B努 1拡拡6, 点
為
61年-同同同-年44 :フランス登録商標1 年拡拡 70拠、1 年拡拡 710ないし1 年拡拡 71年、
及び1 451 7拠拡 図の出典 商標登録簿
10平
Sグ Leュer c. 助為争ブバ典e Pバ争m為争至ュe 助為mpバ点止 (É典バ典モ-U点至モ) e典 Sグ 助為争ブバ典e Pバ争m為争至ュe, 助為ur de 助バモモバ典至為点, cプ. c為mm.
平平 フéュr至er 平000 (拡拠-1115平) P同B努 平001, 点
為
6拡拠-同同同-平56, Leブ至フrバ点ce :フランス登録商標1 6拡平 4拠0及び1 467 年拡1 図 の出典 P同B努
10年
Sグ 助プâ典eバu de 助為ブ点バc c. S為c至é典é U点至為点 deモ exp為r典バ典eurモ バモモ為c至éモ U点expバ e典 M. 努e点至モ 助プバrpe点典至er, 助為ur de 助バモモバ典至為点, cプ. c為mm., 15 ju至点 1拡拡拡 (拡7-146年平) P同B努1拡拡拡, 点
為
6拠平-同同同-年4拡, Leブ至フrバ点ce : フランス登録商標1 4拠拠 拡拡1 図の出典 P同B努
104
M為点モ至eur Nバd至m ズプ為ur至 ズ争至点k e典 S為c至é典é Pバrフumモ de 助プバmpモ c. S為c至é典é Seュ至 e典 Sグ Prバd, 助為ur d'バppe争 de Pバr至モ, 4ème cプ., モec典至為点 B, 14 フéュr至er 平00年 (平000/14647) P同B努 平00年, 点
為
766-同同同-年平5 : フランス登録商標拡664拡4拡平
－1平年－
ること 認められた 、原告の茶色い瓶に対し、被告の透明の瓶 侵害とならないとされ た
原告フランス登録商標1 4拠拠 拡拡1 被告フランス登録商標拡年 455 66年
均的消費者 隔時観察した場合に混同するか うか 、侵害判断の基準となると同時 に、商標取得段階で先願商標との類似性を判断する基準ともな いる パモ 訴院平000 年1平月平平日判決 虎のイラスト
105
、この基準に従 、商標の類似性を肯定した 原告フランス登録商標拡拠 75平 10年 被告フランス登録商標拡5 55平 年07
消費者の ける全体的印象を侵害判断の基準とするの 、意匠の場合と似 いる し ろ、意匠の侵害判断基準 商標法的であるといえるかもしれない その商標法的な侵害判 断基準 、 積原則を通 、著作権の世界にも持ち込まれ いる
(３) 不公正競争(不法行為)
フランス民法1年拠平条 、日本の民法70拡条に当たる不法行為の一般原則である その解釈 により、デザインの盗用の場合にも、不公正競争(c為点curre点ce dé争為止バ争e)の不法行為 認 められる フランスの不法行為法で 、損害賠償請求 もちろん、原状回復を実現するた めの現物賠償とし 、店舗の閉鎖な の請求も認められ いる
106
した 、新規性欠 如や機能的形状で意匠権 無効とされ、同時に著作権による保護も けられないとされた
105
Exx為点 助為rp為rバ典至為点 c. M為点モ至eur 争e 努至rec典eur de 争'同NP同 e典 ズe争争為ブブ 助為mpバ点止, 助為ur d'バppe争 de Pバr至モ, 4 ème cプ., モec典至為点 B, 平平 décemパre 平000 (1拡拡拡/平0年年4) P同B努 平001, 点
為
7平平-同同同-年10 : フランス登録商標拡拠 75平 10年 図の出典 判決文
106
山口俊夫 フランス債権法 166頁(東京大学出版会、1拡拠6年)