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5月21日(土) 8:00~10:00 第2会場(神戸国際展示場1号館2F 展示室A)

ドキュメント内 第57回日本神経学会学術大会 抄 録 集 (ページ 176-179)

座長:

望月秀樹(大阪大学大学院医学系研究科 神経内科学) 髙橋良輔(京都大学医学部附属病院 神経内科)

≪ねらい≫

神経研究の重要性はいうまでもないが,神経難病を含め神 経疾患の一部は大きな社会問題にもなっている.将来構想 委員会では,神経学会の重要性を内外に広く提示し,学会が 各省庁との連携を模索している.今回は,各省庁の各省庁か ら,神経内科学に関連するキーパーソンの方にお出でいただ き,各省庁の神経科学研究に期待することや,それに関わる 政策,研究費などの将来的なご意見などについて伺う.最後 には,将来構想員会委員と討論会を行う.

S-17-1

神経内科の将来構想

大阪大学病院 神経内科学

○望月秀樹

神経・筋疾患のスペクトラムは極めて広く,国内の患者数 約460万人の認知症や同約300万人に上る脳血管障害をはじ め,超高齢化社会を迎えた今,加齢とともに頻度の増加する 神経疾患の患者数は軒並み急激に上昇しており,治療法や予 防法開発の必要性がより一層高まっている.また,本邦では 行政的に稀少疾患という意味を含めて原因不明で治療法の ない疾患を「難病」と呼ぶことが多いが,神経疾患にはこの 定義に該当するものが数多く含まれる.

日本神経学会では,「国際社会の先駆けとなる健康長寿社 会の実現」という国家目標が提示された今,日本神経学会理 事や将来構想委員会が中心となりこれらの神経疾患・筋疾患 を俯瞰して,その克服への道筋を検討し,「神経疾患克服に 向けた研究推進の提言」としてまとめた.本講演では,この 提言を中心に紹介・解説し,将来構想委員会の活動について も紹介する.

《略歴》1985年 順天堂大学医学部 卒業

1990年 順天堂大学医学部 脳神経内科 助手 1996年 米国,NIH, NINDS留学 (visiting associate) 2000年 順天堂老人性疾患病態・治療研究センター 講師 2005年 順天堂大学越谷病院 脳神経内科 助教授 2009年 北里大学医学部神経内科学 教授

2010年 北里大学医学部寄附講座神経再生医療学 講座責任者 2011年 大阪大学大学院医学系研究科神経内科学 教授 2012年 大阪大学医学部附属病院 遺伝子診療部 部長 兼任

<学会活動>

日本神経学会(理事),日本神経治療学会(理事),日本遺伝子治療学会 (評議員)

日本パーキンソン病・運動障害疾患学会(Executive committee)

<専門医>

日本神経学会認定専門医,日本内科学会認定医,日本人類遺伝学会 臨床遺伝専門医,日本認知症学会専門医

<賞罰>2004年 順天堂大学同窓会学術奨励賞

2007年 1st Asia & Oceania PD-MDS Congress, Best Research Award

2008年 日本神経学会 楢林賞 2009年 順天堂医師会賞

座長:

望月秀樹(大阪大学大学院医学系研究科 神経内科学) 髙橋良輔(京都大学医学部附属病院 神経内科)

≪ねらい≫

神経研究の重要性はいうまでもないが,神経難病を含め神 経疾患の一部は大きな社会問題にもなっている.将来構想 委員会では,神経学会の重要性を内外に広く提示し,学会が 各省庁との連携を模索している.今回は,各省庁の各省庁か ら,神経内科学に関連するキーパーソンの方にお出でいただ き,各省庁の神経科学研究に期待することや,それに関わる 政策,研究費などの将来的なご意見などについて伺う.最後 には,将来構想員会委員と討論会を行う.

S-17-1

神経内科の将来構想

大阪大学病院 神経内科学

○望月秀樹

神経・筋疾患のスペクトラムは極めて広く,国内の患者数 約460万人の認知症や同約300万人に上る脳血管障害をはじ め,超高齢化社会を迎えた今,加齢とともに頻度の増加する 神経疾患の患者数は軒並み急激に上昇しており,治療法や予 防法開発の必要性がより一層高まっている.また,本邦では 行政的に稀少疾患という意味を含めて原因不明で治療法の ない疾患を「難病」と呼ぶことが多いが,神経疾患にはこの 定義に該当するものが数多く含まれる.

日本神経学会では,「国際社会の先駆けとなる健康長寿社 会の実現」という国家目標が提示された今,日本神経学会理 事や将来構想委員会が中心となりこれらの神経疾患・筋疾患 を俯瞰して,その克服への道筋を検討し,「神経疾患克服に 向けた研究推進の提言」としてまとめた.本講演では,この 提言を中心に紹介・解説し,将来構想委員会の活動について も紹介する.

《略歴》1985年 順天堂大学医学部 卒業

1990年 順天堂大学医学部 脳神経内科 助手 1996年 米国,NIH, NINDS留学 (visiting associate) 2000年 順天堂老人性疾患病態・治療研究センター 講師 2005年 順天堂大学越谷病院 脳神経内科 助教授 2009年 北里大学医学部神経内科学 教授

2010年 北里大学医学部寄附講座神経再生医療学 講座責任者 2011年 大阪大学大学院医学系研究科神経内科学 教授 2012年 大阪大学医学部附属病院 遺伝子診療部 部長 兼任

<学会活動>

日本神経学会(理事),日本神経治療学会(理事),日本遺伝子治療学会 (評議員)

日本パーキンソン病・運動障害疾患学会(Executive committee)

<専門医>

日本神経学会認定専門医,日本内科学会認定医,日本人類遺伝学会 臨床遺伝専門医,日本認知症学会専門医

<賞罰>2004年 順天堂大学同窓会学術奨励賞

2007年 1st Asia & Oceania PD-MDS Congress, Best Research Award

2008年 日本神経学会 楢林賞 2009年 順天堂医師会賞

シンポジウム S-17:行政のキーパーソンに聞く神経疾患研究への期待

5月21日(土) 8:00~10:00 第2会場(神戸国際展示場1号館2F 展示室A)

304 -シン

ポジ ウム

S-17-2

難病・小児慢性特定疾病対策の見直しと 今後の取り組みについて

厚生労働省健康局難病対策課 主査

○川田裕美

難病/小児慢性特定疾病に対する対策については,平成26 年に難病の患者に対する医療等に関する法律(難病法)の新 設および児童福祉法の改正を行い,医療費助成は義務的経費

(必要な額を法に基づき必ず支出する)とするとともに,医 療費助成の対象となる疾病も56疾病から306疾病(難病),

514疾病から704疾病に拡充し,より公平かつ安定的な制度と なった.

さらに昨年9月,11月に難病,小児慢性特定疾病それぞれ に対する基本方針を策定し,医療費助成のみならず,医療提 供体制の整備や相談支援体制,就学就労支援等の充実に向け た方向性について定め,現在具体的な施策の検討,実施を 行っている.

難病に関する研究については,健康・医療戦略の中の重点 プロジェクトに位置付けられる等,従前から重要分野として 位置付けられてきたが,難病法の中でも国の責務の1つとし て位置付け,引き続き医薬品開発をはじめとする実用化研究 や,医療の均てん化に向けての政策研究等を推進していく予 定である.

本シンポジウムでは難病/小児慢性特定疾病対策の見直し や今後に向けての取組みの概要について示すとともに,難病 プロジェクト等の公的研究事業の中での神経難病に対する 期待等について説明する.

《略歴》平成24年 神戸大学医学部医学科卒業 平成24年 一般財団法人住友病院

平成26年 厚生労働省健康局疾病対策課 主査

平成27年 厚生労働省健康局難病対策課 主査 現在に至る

S-17-3

AMEDの難病研究に対する取り組み

日本医療研究開発機構

○古澤嘉彦

2015年1月1日から「難病の患者に対する医療等に関する法 律」が施行され,難病医療費助成制度の対象が56疾病から 110疾病へ増えた.現在は306疾病が指定難病となっており,

国も難病対策に力を注いでいるところである.一方,難病の 治療法の開発においては,その市場の特殊性により企業が参 画に慎重になる傾向があり,そのためアカデミアに期待され るところが多い.

2015年4月に発足した日本医療研究開発機構(AMED)で は,「難病克服プロジェクト」を主要プロジェクトの一つと 位置付け,研究事業として難治性疾患実用化研究事業を行っ ている.本事業では,「発病の機構が明らかでない」,「治療 方法が確立していない」,「希少な疾病である」,「長期の療養 を必要とする」の4要素を満たす「難病」患者に対する医学的 研究の実用化支援を行っている.本事業では「希少・難治性 疾患の克服を目指す」ことを目標として,病態解明を行う研 究課題,候補物質の探索を行う研究課題,薬事承認を目指し た非臨床試験・医師主導治験等を行う研究課題,治療法の検 証や診断法の開発を行いガイドラインへの反映を目指す研 究課題,希少・難治性疾患患者の生体試料の収集や遺伝子情 報の解析を行う研究課題,未診断疾患の診断体制を構築する 研究課題等が設定されている.いずれの研究課題でも実用 化に向けた出口戦略を設定し,より効果的な研究推進のため の進捗管理を目指している.

本発表では上記話題に加えて,AMEDが目指す難病研究 の方向性などについて紹介する.

《略歴》2005年 獨協医科大学卒業

2005年~2008年 手稲渓仁会病院総合内科初期研修医

2008年~2011年 国立精神・神経医療研究センター病院神経内科レジ 2011年~2012年 同病院神経内科専門修練医デント

2011年~2014年 山梨大学大学院 学位取得 2012年~2015年 同病院神経内科医師

2015年~ 日本医療研究開発機構 難病研究課 主幹 現在に 至る

シンポジウム S-17:行政のキーパーソンに聞く神経疾患研究への期待

5月21日(土) 8:00~10:00 第2会場(神戸国際展示場1号館2F 展示室A)

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-シン ポジ ウム

ドキュメント内 第57回日本神経学会学術大会 抄 録 集 (ページ 176-179)

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