法 務
8 IT化推進に伴う規制緩和
8−2 有価証券届出書等の記載事項の見直し
1 規制の現状と進捗状況
制度の概要 【有価証券届出書等の記載事項】
・企業内容等の開示に関する省令第8条に基づく有価証券届出書の様式においては、その株式公開情報として株主の上 位100名程度の氏名や住所等を記載することとなっている。ただし、所有株式が 1000 株以下である者については、
所有株式数ごとに人数のみを記載してもよいこととなっている。
政府の対応(規制緩和 推進3か年計画)
記載なし。
2 論点整理
(注)・◇は当委員会の規制改革の意見・考え方であり、◆は◇に対する所管省庁等の説明や意見・考え方を示す。
・(IT関連)は、IT化関連の論点を含むことを示す。
【有価証券届出書等の記載事項の見直し】(IT関連)
論点:IT革命を推進するベンチャー企業等において、株式を公開する場合に、株主の上位100名の氏名や住所を記載することがプライバシ ー等の面で問題となっていることから、例えば、住所の記載を省略するなど、その記載内容を見直すべきではないか。
◇IT化を推進することとなるベンチャー企業において、株式を公開する場合に、公衆縦覧の対象となる有価証券届出書に株主の上位100名の 氏名や住所を記載することが要求されているが、プライバシー等の面で問題となっていることや株式公開前の移動規制が緩和されてきたことな どから、例えば、住所の記載を省略するなど、その記載内容を見直すべきではないか。
◆リクルートコスモス株に係る事件を背景に、公開準備中の株式移動を公表し、不明瞭な取引の牽制、投資家にとっての有効な投資判断材料の提 供などの観点から設けられた制度である。また、同姓同名の方もいることから、住所記載が必要である。なお、商法上要請される、閲覧謄写が 可能な株主名簿にも株主の氏名、住所の記載が義務付けられている。
8−3 インターネットによる保険販売に係る事業方法書の認可基準の明確化
1 規制の現状と進捗状況
制度の概要 【事業方法書の認可】
・保険業法第123条により、保険会社は事業方法書等に定めた事項を変更しようとするときは金融再生委員会の認可 を受けなければならない。
・事業方法書では、保険契約の締結の手続に関する事項を記載する必要があり、ここにインターネットで行うなどの販 売方法を明記しなければならない。(保険業法施行規則第8条)
政府の対応(規制緩和 推進3か年計画)
記載なし。
2 論点整理
(注)・◇は当委員会の規制改革の意見・考え方であり、◆は◇に対する所管省庁等の説明や意見・考え方を示す。
・(IT関連)は、IT化関連の論点を含むことを示す。
【インターネットによる保険販売に係る事業方法書の認可基準】(IT関連)
論点:インターネットによる保険販売を行う場合における事業方法書の認可基準を明確化すべきではないか。
◇インターネットによる保険販売を行う場合において個別商品ごとに事業方法書の認可を取る必要があるが、これではIT化の推進を阻害するお それがあることから、個別商品ごとではなくインターネットによる販売方法に係る認可基準を明確化すべきではないか。
◆保険契約者保護の観点から、個別商品ごとに販売方法が適正かどうかについて審査する必要があるが、インターネットによる販売方法といった 観点からの認可基準について、今後検討する必要がある。