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行政の情報化の推進(各種申請の電子化、オンライン化)

ドキュメント内 橡00論点公開表紙2000.PDF (ページ 39-43)

BBCの公共サービスと商業サービスの制度的な切り分け

4  行政の情報化の推進(各種申請の電子化、オンライン化)

1  規制の現状と進捗状況  制度の概要 

 

【行政の情報化】 

・インターネットの急速な普及、電子商取引の実用化の動きなど、行政の情報化をめぐる動きは急速であり、また、情 報通信技術を活用した行政サービスの向上への要請は一層強くなっている。 

  特に、申告・申請手続の電子化・ペーパーレス化については、申告・申請手続に要する国民負担の軽減、事務処理 の効率化の観点から、その積極的な推進が求められる。 

政府の対応  ・行政の情報化については、「行政情報化推進基本計画の改定について」(平成9年12月20日閣議決定)に基づき、

より一層強力に推進中であり、行政の情報化を総合的・計画的に推進するため、毎年度「行政情報化推進共通実施計 画」を改定するとともに、「平成12年度における行政情報化の取組方針」を策定した(平成12年3月31日行政 情報システム各省庁連絡会議了承)。 

・特に、申請・届出等手続の電子化については、「雇用創出・産業競争力強化のための規制改革」(平成11年7月13 日産業構造転換・雇用対策本部決定)において、平成11年度中に各行政機関一体となって申請・届出等手続の電子 化を一層推進するための基本的枠組みを策定し、これを受けて、省庁別にアクション・プランを策定することとされ た。また、「経済新生対策」(平成11年11月11日経済対策閣僚会議)及び「ミレニアム・プロジェクト(新しい 千年紀プロジェクト)について」(平成11年12月19日内閣総理大臣決定)において、平成15年度(2003 年度)までに、民間から政府、政府から民間への行政手続をインターネットを利用しペーパーレスで行える電子政府 の基盤を構築することとされた。 

・これらを踏まえ、平成15年度までの基本方針・整備方針を明らかにした「申請・届出等手続の電子化推進のための 基本的枠組み」(平成12年3月31日行政情報システム各省庁連絡会議了承、5月19日高度情報通信社会推進本 部に報告)を策定した。今後、この基本的枠組みに基づき、各省庁においては、12 年度早期にアクション・プラン(年 次計画)を策定し、このアクション・プランに沿って、共通基盤の整備を進めるとともに、個別手続のオンライン化 を強力に推進することとしている。 

・また、ワンストップサービスについては、その整備方針として「ワンストップサービスの推進について」(平成11 年3月31日行政情報システム各省庁連絡会議了承、平成12年3月31日改定)を策定し、各種の行政手続につい て、平成12年度内を目途にインターネットを活用した行政手続の案内・教示、申請等様式の提供を進めるとともに、

手続自体のオンライン化を進めることとした。 

・さらに、バーチャル・エージェンシーにおいて取り組みが進められていた「自動車保有関係手続のワンストップサー ビス」及び「政府調達(公共事業を除く)手続の電子化」については、「バーチャル・エージェンシーの検討結果を 踏まえた今後の取組について」(平成11年12月28日高度情報通信社会推進本部決定)に基づき、①自動車保有 関係手続の電子化によるワンストップサービスの実現に向けて、諸課題を解決し、おおむね平成17年を目標として システムの稼動開始を目指すこととされ、②政府調達(公共事業を除く)手続について、12年中に競争契約参加資

格審査・名簿作成を統一して実施するシステムを構築し、13年度の定期審査から運用を開始することとされている。 

進捗状況、検討状況   

  規制緩和推進3か年計画においては、多岐にわたる行政分野に係る119項目に関して、各申請の電子化、オンライ ン化等を指摘しており、具体化を進めているところである。 

 

2  論点整理 

(注)・◇は当委員会の規制改革の意見・考え方であり、◆は◇に対する所管省庁等の説明や意見・考え方を示す。 

     ・(IT関連)は、IT化関連の論点を含むことを示す。 

 

【申告・申請手続の電子化・ペーパーレス化の推進】(IT関連) 

論点:申告・申請手続の電子化・ペーパーレス化を積極的に推進すべきではないか。 

◇申告・申請手続の電子化・ペーパーレス化については、国民負担の軽減、事務処理の効率化の観点から、積極的に推進する必要がある。また、

許認可等の審査、処理の迅速化・簡素化の一層の推進を図る観点からも、電子化、オンライン化の一層の推進を図る必要がある。 

 

3  参考資料   

「雇用創出・産業競争力強化のための規制改革」(平成 11 年7月 13 日産業構造転換・雇用対策本部決定)(抜粋) 

  1.情報通信 

(8)国及び地方公共団体の電子化(申請届出、手数料納付、ワンストップサービス、インターネット化) 

①  国及び地方公共団体への申請、届出等の手続きの電子化を一層推進することとし、平成 11 年度中に各行 政機関一体となってこれを推進するための基本的枠組みを策定し、これを受けて、国においては省庁別にタ イム・スケジュールを含めた具体的なアクション・プランの策定を進める。併せて、認証システムの体系的 整備の一環として、電子政府の実現に必要なGPKI(政府公開鍵基盤)の構想についても成案を得る。 

②  国及び地方公共団体への手数料納付などに関して、情報技術を利用した方式(ICカード等)が認められ るよう制度改革について法改正を含め検討を行い、必要な措置について平成 12 年度中に着手する。 

 

「経済新生対策」(平成 11 年 11 月 11 日経済対策閣僚会議)(抜粋) 

第2部  具体的施策 

Ⅱ  21 世紀の新たな発展基盤の整備    3.情報化の飛躍的推進 

(3)電子政府の実現 

  ①  平成 15 度までに、民間から政府、政府から民間への行政手続をインターネットを利用してペーパーレス で行える電子政府の基盤を構築する。具体的な電子申請システムの構築に当たっては、必要な規制緩和、制 度改革との同時実施を目指す。 

 

「ミレニアム・プロジェクト(新しい千年紀プロジェクト)について」(平成 11 年 12 月 19 日内閣総理大臣決定)(抜粋) 

Ⅱ  各プロジェクトのテーマと概要 

1  情報化(−誰もが自由自在に情報にアクセスできる社会を目指して−) 

(2)電子政府の実現 

2003 年度までに、民間から政府、政府から民間への行政手続をインターネットを利用してペーパーレスで行 える電子政府の基盤を構築する。 

<プロジェクトの概要> 

【認証基盤構築】 

・政府認証基盤(GPKI)の各省庁の認証局を相互に接続するためのブリッジ認証局のシステム構築を行うとと もに、通産省、運輸省、郵政省などの先導的省庁は、各省認証局(CA)を構築。[2000 年度目標] 

・各省庁が自省庁認証局のシステムを構築。[2003 年度目標] 

・電子署名・認証に関する法制度を整備。[2000 年度目標] 

・法務省において、商業登記に基礎を置く電子認証システムを構築。[2000 年度目標] 

【共通基盤技術開発】 

・ウィルス対策、不正アクセス対策、暗号技術等の技術開発に取り組むとともに、セキュリティ評価体系を構 築。[2003 年度目標] 

・ネットワークの高度化、操作性の向上等の技術開発を先行実施するとともに、汎用的な情報通信システムを 開発。[2003 年度目標] 

【申請・届出等手続の電子化】 

・申請・届出等手続の電子化を推進するための「基本的枠組み」(政府認証基盤(GPKI)の整備方針を含む。) を策定。[1999 年度目標] 

・各省庁は、行政手続のオンライン化のアクション・プランを策定。[2000 年度目標] 

・各省庁においては、原則として、行政手続がインターネット等のネットワークを経由して行えるようにする よう務める。[2003 年度目標] 

【申請・届出等手続の電子化の先導的な取り組み】 

・国の申請・届出等手続の電子化の先導的取り組みとして、以下の手続において、インターネット等のネット ワークを利用して、オンライン申請・届出が可能となるようなシステムの実用化を図る。[2003年度目標] 

   ①原子力安全規制等の諸手続(科学技術庁) 

   ②有価証券報告書等の提出・縦覧手続等(大蔵省) 

   ③国税の申告手続等(大蔵省(国税庁)) 

   ④通商産業省所管全法令における国への申請・届出手続(約 1,800 件)(通商産業省) 

   ⑤運輸省所管全法令における国への申請・届出手続(約 1,500 件)(運輸省) 

   ⑥郵政省所管法令(電気通信関係行政分野)における国への申請・届出手続(約 300 件)(郵政省) 

【政府調達(公共事業を除く)手続の電子化】 

・政府調達データベースを構築。[2000 年度目標] 

・資格審査の統一基準に基づく新システムによる資格審査の実施。[2000 年度目標] 

・インターネット技術を活用した電子入札・開札について試行実施。[2003 年度目標] 

・インターネット技術を活用した電子入札・開札について導入。[2005 年度目標] 

【地方公共団体の情報化を先導するための実証実験】 

・全地方公共団体間を結ぶ広域的で機密性の高い行政ネットワークである「総合行政ネットワーク」について、

ネットワーク構築の実証実験及び国の霞が関 WAN との接続のための実証実験を実施。[2000 年度目標] 

・各地方公共団体の自主的な取り組みにより、総合行政ネットワークを整備し、それと国の霞が関 WAN との接 続が図られることを期待する。[2003 年度目標] 

 

「申請・届出等手続の電子化推進のための基本的枠組み」(平成 12 年3月 31 日行政情報システム各省庁連絡会議了承)

(ポイント) 

  第1  基本方針 

      国民等と行政の間で、これまで書面を用いてやり取りされてきた申請・届出等手続について、原則として、

平成 15 年度までに、インターネット等を利用したオンライン化を実施      (主な内容) 

    ○  民間認証機関の設置に対応した公開鍵暗号方式によるデジタル署名を用いた認証システムを政府側にも構築      ○  手数料の納付について、インターネットを利用した口座振込の仕組みを活用 

    ○  電子文書の保存・管理に当たっては、記録内容の改ざんを防止するなど安全を確保できるシステムを整備      ○  申請・届出等手続のオンライン化に当たっては、一層の安全性・信頼性を確保 

    ○  各省庁において、所管法令等を精査の上、所要の措置    第2  整備方針 

      基盤となる制度・システムの整備及び個別手続のオンライン化を年次計画に沿って実施      (主な内容) 

    ○  行政機関側、申請者側の認証システムの整備        [行政機関側の認証システム] 

        「各省庁認証局」について、通商産業省、運輸省及び郵政省は先導的に、平成 12 年度中に整備、13 年度 から運用。その他の省庁も、遅くとも 15 年度までに整備、運用 

      [申請者側の認証システム] 

        法務省において、平成 12 年度中に「商業登記に基礎を置く電子認証システム」を整備し、速やかに運用          郵政省、通商産業省及び法務省において、平成12年度中に「電子署名・認証業務に関する法制度」を整備      ○  平成 15 年度までにインターネットを利用した手数料の口座振込による納付を可能とするシステムを構築、

所要の法令整備 

    ○  平成 12 年中に電子化に対応した文書管理規則等を整備 

    ○  通商産業省、郵政省等において、情報セキュリティ関連の基盤技術の開発を推進、その成果の普及      ○  国・地方公共団体間の情報化基盤として、総合行政ネットワークの構築、地方公共団体の組織認証システ

ムの整備を要請 

  第3  省庁別アクション・プラン 

      各省庁において、平成12 年度早期に、15 年度までの年次別の整備スケジュールを明らかにしたアクション・

プラン(年次計画)を策定・公表    第4  フォローアップ 

      毎年度、各省庁のアクション・プラン(年次計画)の進ちょく状況をフォローアップし、政府全体として着 実な取組を確保 

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