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第5章 産業の動向

5.18 観 光

5.18.2 日本への観光

5.18 観 光 181

出典:インドネシア観光・創造経財省(http://www.kemenpar.go.id/asp/index.asp)

5.18.2-表1 インドネシア人外国出国者数

外国旅行者数 旅行支出額(US$/人) 平均滞在日 数(日)

総計(人) 伸率(%) 1回当たり 1日当たり

2010 6,235,606 23.4 976.65 117.59 8.2

2011 6,750,416 8.26 934.5 121.53 7.67

2012 7,453,633 8.3 981.22 127 7.67

2013 8,024,876 9.07 912.31 140.39 6.49

2014 7,899,070 -1.57 - - -

2015 7,908,534 0.12 - - -

出典: 観光創造経済省(http://www.kemenpar.go.id/asp/index.asp)

インドネシア人の主要渡航先は、シンガポールやマレーシアなどのアセアン近隣 国が上位に位置している。

サウジアラビアへも、巡礼や小巡礼関係の渡航で、90 万人程度が巡礼で訪問し ている。

主な海外旅行先としては、中国、タイ、香港、日本、韓国、台湾等であるが、近年 では日本の人気が高まり、毎年、大幅に訪問者が増加している。この他、国別での 人数は多くないものの、フランス、イタリア、スイス、オランダなどの欧州を複数国周 遊する観光客も増えてきており、ヨーロッパ行きのツアーも人気となっている。

5.18.2-表2 インドネシア人の訪問国別旅行者数

順位 受入国 2011年 2012年 2013年 2014年 2015年

1 マレーシア 2,134,381 2,382,606 2,548,021 2,827,533 2,788,033 2 シンガポール 2,592,222 2,837,404 3,088,859 3,025,178 2,731,690 3 サウジアラビア 408,058 475,547 749,312 759,252 936,562

4 中 国 608,675 621,970 605,321 566,900 544,800

5 タ イ 370,681 449,360 595,015 495,662 470,820

6 香 港 379,915 370,161 379,744 365,237 312,962

7 日 本 61,911 101,460 136,797 158,739 205,083

8 韓 国 124,474 149,247 189,189 208,329 193,590

9 台 湾 156,281 163,598 171,299 182,704 177,743

10 オーストラリア 133,770 137,530 141,610 150,210 151,880

11 米 国 66,069 73,579 88,652 96,307 96,109

出典:UNWTO(国連観光機関)等

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2) インドネシア人の訪日旅行概況

訪日インドネシア人数は、近年の堅調な経済成長と中間層の拡大に伴い、大 幅に増加しており、直近3年間は毎年約30%伸び率で増加し、2017年は初め て30万人を突破した。

5.18.2-表3 訪日インドネシア人数の推移

年 2013年 2014年 2015年 2016年 2017年

人 数 136,797 158,739 205,083 271,014 352,200

伸率(%) 34.8 16.0 29.2 32.1 30.0 出典: 日本政府観光局(JNTO)

目的別の訪日インドネシア人の比率は、観光客が全体の8割で、残りの商用 客とその他客が同じ程度の割合(10%と16%となっている)。

5.18.2-図1 目的別訪日インドネシア人数(2016年)

出典: 日本政府観光局(JNTO)

 観光客の訪日動機

自然景観(桜・雪)、都市観光、日本文化、テーマパーク、ショッピング、日本食 が上位となっている。また、近年では、10 月や 11月の旅行客も増えていることか ら、紅葉を目的とする旅行客も増加している。

 観光客の人種(民族)的な比率

中華系で、訪日客の約8割がキリスト教徒であったが、近年は、中華系だけで なく、ムスリムの訪日が増加している。

 観光客の旅行形態

0% 20% 40% 60% 80% 100%

観光客 21.8万人

80.7%

商用客 2.5万人

9.3%

その他客 2.7万人 10.0%

家族単位での旅行が主流であるが、パッケージツアー等の団体旅行ではなく、

航空券とホテル、レールパス、テーマパークチケット等を個人で買い求める消費者 も増えてきている。

 観光客の訪日旅行時期

インドネシア人の訪日ピークシーズンは、①桜(3月下旬~4月)、②学校休暇(年 央の6月)、③レバラン(断食月明け休暇)、④学校休暇(年末)の年4回となる。

このうちレバランは太陰暦により年11日程度ずつ前倒しになる。

大手旅行会社はこれらのピークシーズンに向けて、ショッピングモール等で開催さ れる旅行フェアを通じ、商品の販売活動を強化している。

3) 課題、問題点とそれに対する取り組み等

(1) 訪日インドネシア人の旅行時期は、3月~4月の桜のシーズン、6月および 12月の学校休暇、レバラン(断食明け休暇)の時期に集中していることから、

その他の時期の訪日需要を喚起する必要がある。

(2) 訪問地は、東京~富士山・河口湖~京都~大阪を結ぶゴールデンルート や、中部アルペンルート、北海道地域に偏りがちであり、東北、中国、九州・沖 縄島の地方への誘客を強化する必要がある。

(3) 近年、日本国内でもムスリムに対する対応が進んできており、人口の多くを 占めるムスリムの訪日を促す取り組みが更に必要。

(4) このため、インドネシア語での情報発信等を強化するとともに、秋の訪問地 や東北・中国地方等の観光地を紹介することで、年間を通した訪日客数の増 加や訪問地の分散化を図る必要がある。