おける研究.RDC では軟骨下領域に TRAP 陽性細胞の著明な集簇のある症例が多 く(67%),股関節症(11%),関節リウマチ(14%),大腿骨頚部骨折(0%)と比較 して有意に高率であった(H2J00173,
EV level C-Ⅱ).
●荷重部軟骨下骨における炎症性サイトカイン(IL-1β,IL-6,IL-8,TNF-α),プロ テアーゼ(ADAMTS-5,MMP-13),および破骨細胞関連因子(RANK,RANKL,
OPG)の遺伝子発現を解析したわが国における研究.RDC では股関節症に比して,
IL-8 の発現および破骨細胞活性の指標となる RANKL/OPG 比が有意に高く,それ ぞれ股関節症の 4.5 倍および 4.9 倍であった.ADAMTS-5 および MMP-13 の発現 も RDC で高い傾向にあったが有意ではなかった(
H2J00174, EV level C-Ⅱ).
●RDC12 例,緩徐に進行した股関節症 28 例,健常者対照群 75 例を対象としたフラ ンスにおける研究.軟骨代謝物質である尿中 Helix-Ⅱ,尿中 CTX-Ⅱの濃度はいず れも,RDC および股関節症は対照群に比して有意に高値であり,また RDC は股関 節症に比しても有意に高値であった(H2F01043,
EV level C-Ⅱ).
●RDC および股関節症 255 例を対象に,人工股関節全置換術(THA)術前の D-dimer 値を検討したわが国における研究.D-dimer が 2 μg/mL 以上の症例はほとんどが RDC または急性の経過をたどった症例で,D-dimer が 1 μg/mL を下回っていたも のはほとんどが緩徐に進行した股関節症であった(H2J00179,
EV level C-Ⅱ).
●RDC 6 例と股関節症 146 例を対象としたわが国における研究.THA 術前および術 後 7 日目とも,RDC 群で D-dimer が有意に高値であった(H2J00178,
EV level
C-Ⅱ).
●発症時の股関節単純 X 線像を確認できた大腿骨頭軟骨下脆弱性骨折 11 例を対象と した症例集積研究.発症時には明らかな裂隙狭小はなかったが,全例急速に裂隙 狭小化が進み,発症後 3 ~ 9 ヵ月で THA に至った.骨脆弱性に伴う大腿骨頭軟骨 下脆弱性骨折がRDCの一因になり得ると結論している(H2H00025,
EV levelⅤ).
●RDC 26 例と股関節症 33 例において,骨密度を DEXA を用いて比較したフランス における研究.全例女性で,RDC 群で閉経年齢が有意に低い以外,両群の患者背 景(年齢,BMI,喫煙有無,骨折歴,骨粗鬆症治療歴)に有意差はなかった.腰椎,
患側大腿骨頚部いずれの骨密度も,両群間に有意差はなかった(H2F01044,
EV level C-Ⅱ).
文 献
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