第 9 章 主要投資インセンティブ(奨励ゾー
2. 非公開株式会社の設立手続きとその際の
証書は、通常、発給申請から10営業日以内に発給される。
奨励証書発給申請書に必要な書類は以下の通り。
1 奨励証書発給申請書(BOI様式FOS・CT・21)
2 法人登記簿謄本(登記事務所が証明した定款、株主リストを含む) 3 法人登記証明書(上記登記簿と対になっている)
4 増資の場合の法人登記簿謄本(もしある場合) 5 会社株式登記事務の保証書(タイ商務省発行)
6 海外からの資金送金を証明する書類(外国からの資本がある場合) 7 合弁事業契約、技術援助契約、その他の援助契約(もしある場合) 8 記入済み必要インフラ、人材調査票
なお、奨励証書の見本は、巻末付録5.「奨励証書見本」を参照されたい。
図表 11‑1 申請から操業開始までの手続きの流れ(その 1)
必要時間
投資額 8,000万バーツ超〜7億5,000万バーツ以下(同上)、および 投資額 7億5,000万バーツ超(同上)で輸出80%以上は、
BOI小委員会にて認可
投資額 7億5,000万バーツ超(同上)で輸出80%未満は、
BOI本委員会にて認可
投資サービスセンター ワンスタートワンストップ 投資センター(OSOS)
国内地方事務所 海外事務所
OBOIの面談通知書受領後
全ての関係書類提出後 40営業日以内
全ての関係書類提出後 60営業日以内
全ての関係書類提出後 90営業日以内
最終承認から7日以内
OBOIからの通知受領後 1ヵ月以内
完備した書類の提出後 10日以内
手続き
OBOI担当官との面接
奨励の特典と条件の詳細に 関するOBOIからの通知
奨励の地位の受理の回答
OBOIに対し奨励受諾の
回答後6ヵ月以内 奨励証書発給申請
総務部 OBOI担当部署
投資関連情報収集
申請書用紙等入手
申請書提出
投資額 8,000万バーツ(土地代と運転資金を除く)以下は、
OBOIにて認可 投資関連情報の収集から BOIの奨励証書発給まで
OBOIからの奨励証書の発給
投資促進部第1〜4部(注)
投資促進部第1〜4部
総務部
(注)OBOIはBOI事務局の内部委員会の略号。投資促進部第1〜4部の担当業種はそれぞれ、第1部が 農水産、農水産加工品及び軽工業、第2部が金属、金属製品、機械及び運輸機器、第3部がエレク トロニクス及び電気製品、第4部が化学品、紙、プラスチック、公共施設及びサービス業である。
(出所)BOI資料より作成
(3) 全株式の引受け、設立総会の開催
全株式が引き受けられたら、会社設立総会を開催し、図表 11‑2に掲げた事項を決議しな ければならない。
図表 11‑2 設立総会の議決事項と株式会社の登記事項
1 株式引受人の名簿の確認 1 株主の氏名、年齢、職業、国籍、持株数数
2 付属定款の採択 2 金銭以外で割り当てられた株式数(種類別)
3 発起人の行為、支払った経費の追認 3 取締役・代表取締役の氏名、住所、年齢、職業
4 優先株がある場合、優先株に関する事項 4 代表取締役の代表権の形態および署名
5 金銭以外で払い込まれた株式の総数 5 付属定款(株主総会、取締役会等の内部規則)
6 取締役・代表取締役の選任、権限の決定 6 本店、支店の住所
7 会計監査人(外部の公認会計士)の選任 7 社印
株式会社の登記事項 設立総会の議決事項
(出所)BOI資料より作成
(4) 株式会社の登記(最終登記)
会社設立総会後、設立総会で選任された取締役は 3 ヵ月以内に会社の登記を行なわなけ ればならない。登記に必要な主な事項は図表 11‑2の通りである。なお、設立総会の議事録 を併せて提出しなければならない。登記料は登録資本金額10万バーツ当たり500バーツで 計算する(最高限度25万バーツ)。
(5) 税務登録
会社設立登記日より60日以内に、国税局に対して法人所得税納税者登録および付加価値 税(VAT)納税者登録を行なわなければならない。ただし、実際に事業が開始されていなく ても支払が発生することがあるため、支払が発生する以前にVAT納税者登録をしておく必 要がある。さもなければ、物品の購入や建築代金の支払いに関連して支払ったVATの還付 請求ができなくなる。
BOI事務局(OBOI)の玄関
図表 11‑3 申請から操業開始までの手続きの流れ(その 2)
投資促進部関係部署 および国内地方事務所 BOIの奨励証書受領後から 操業開始まで
奨励条件遵守に関する報告、
担当官による工場検査
投資促進部関係部署
(工業団地の場合はIEAT)
投資促進部第1〜4部および 国内地方事務所
インベスタークラブ
ワンストップサービスセンター
BOI事務局
工業省工業局 および県工業事務所
投資促進部第1〜4部 および国内地方事務所
(申請後45営業日以内に回答)
投資促進部第1〜4部 および国内地方事務所 OBOI担当部署
土地の所有権取得申請
機械マスターリスト および原材料フォーミュラ
機械および原材料の輸入申請
操業開始期限の15日前まで 一般的に奨励証書発給日より
36ヵ月以内
操業開始後 毎年7月31日まで
年1度または OBOIの要請で
手続き
外国人技術者、専門家の入国 および就業許可の申請
奨励事業実施
(工場建設、機械購入等)
機械の入荷完了
工場の設立許可の申請
工場の操業開始許可の申請
年度ごとの財務諸表と 操業結果の提出 申請後5〜20営業日以内
奨励証書発給後の6ヵ月後、
12ヵ月後、24ヵ月後
奨励証書発給後の30ヵ月以内
申請後2〜3日 申請後60営業日以内(機械)、
30営業日以内(原材料)
申請後15日以内 必要時間
申請後3時間
(出所)BOI資料より作成
3.奨励証書受領後の手続きとその際の必要書類