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Siemens AG

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2. グローバルメーカーの国際展開戦略

2.3. 各企業の国際展開状況と戦略(医療機器)

2.3.4. Siemens AG

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(3) 主力製品の販売状況

シーメンスは、医用画像、体外診断薬・機器、ヘルスケアIT、補聴器といった製品の販売を 中心に、メンテナンス、コンサルティングサービス、製品購入のためのファイナンスサービス を提供している。特に、CTやMRIといった画像診断装置ではトップシェアを誇っている。

なお、補聴器部門については、2014年11月に売却が発表されている。

図表 2-49 CT及びMRIの世界シェア(再掲)

(出典)富士経済資料等よりみずほ情報総研㈱作成

(4) 海外市場における特徴的な戦略や活動等

① 自社による販売へのこだわりと柔軟な代理店活用

シーメンスは、その製品とソリューションを自社の販売員を通して販売し、アフターサービ スも自社で行うことを全体的な方針としており、進出方法としては、現地法人の設立または支 店の設置が多くなっている。そのため、世界各国にシーメンスの子会社・関連会社や支店が配 置されている状況であり、同社のプレゼンス向上にも寄与していると考えられる。また、一方 で、一部の新興国では、代理店を通して低価格製品を販売しており76、マーケットにあわせた 販売戦略がとられている。

② 医師・医療機関との連携強化

グローバル企業は医療機関に深く入り込み、トータルソリューションを提供している。シー メンスは、電子カルテやPACSなどの医療ITを軸として、病院ワークフローに入り込んでいる。

また、シーメンスは、2012年に米John Hopkins大学と共同でアブダビ首長国に医療施設「タワ

76 Siemens Healthcare Market Share Analysis/Global Data Siemen

s 26%

GE 東芝 23%

21%

Philips 20%

日立 8%

その他 2%

CTの世界シェア

Siemen s 38%

Philips 24%

GE 23%

東芝 6%

Esaote 6%

その他 4%

MRIの世界シェア

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ム分子イメージングセンター」を設立した。診療部門はJohn Hopkins大学病院が運営し、臨床 スタッフも同大学指名研修の人材で構成する一方で、シーメンスは設備の設計を担当し、最新 のIT技術、診断に使用する医療機器を導入するという役割分担をとっている。

③ 医療機器ファイナンスの提供

例えば、インドでは、2010年頃から、民間銀行・その他ノンバンクも医療機器ファイナンス を積極的に提供し始め、現在では、複数ノンバンクがメーカーに拘らずファイナンスを実施し ている。シーメンスもそのひとつである。

シーメンスは、自社の製品の購入者に対して、シーメンス・ローンという超低金利ローンを 提供している。さらに、プロフィットシェアリングの方法によって長期に返済する方法もとっ ており、特に高額な医療機器を購入することが容易でない新興国の医療機関にとって、製品選 択の際の重要なインセンティブにもなっている。

図表 2-50 医療機器ファイナンスにおけるプレイヤーの変遷

年代 主なプレイヤー プレイヤーの動き

1990年頃 国営銀行

GE Capital

・医療機器市場が拡大しはじめる中、ファイナンスを行う金融機関は 限定的

2000年頃 国営銀行、私立銀行

GE Capital

・銀行の金利が高い中、GE Capitalは積極的に病院にファイナンスを 提供し、GE製品の販売拡大を支援

・当時のGE Capitalのファイナンス対象はGE製品のみ

2010年頃 国営銀行、私立銀行、

ノンバンク(GE、Siemens)

・銀行が回収のノウハウを得てきたことで積極姿勢に変化

・競争が激化したことでGE CapitalはGE以外の製品にもファイナンス

現在 国営銀行、私立銀行、

ノンバンク(GE、Siemens、独立系)

・メーカー系以外のノンバンクも医療機器ファイナンス市場へ参入

・新たに医療機器ファイナンスを始める私立銀行も

(出典)各種資料よりみずほ情報総研㈱作成

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