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カンボジア

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3. アジア・中東地域における市場進出状況

3.2. 国別市場動向と展開戦略(アジア)

3.2.3. カンボジア

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サノフィは、ワクチン事業に強みを持っていることで、比較的、新興国や発展途上国のニーズ に合った製品を提供しやすい素地を持っていると考えられる。カンボジアの医薬品市場の今後 の成長も見据えて、他のグローバルメーカーが深く市場に入り込む前に、自社の強みを活かし て先行して進出し、かつ面的に展開することでその基盤をより強固なものにするという戦略が うかがえる。

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(2) 医療機器市場

① 全体概要

カンボジアに普及している医療機器の多くは日本等のODAによるものであり、未だ医療機器 メーカーにとって、医療機器市場のとしてのボリュームを形成するには至っていない。

カンボジアにおいては、主要国立病院・私立病院でもMRIやCTが十分に整備されていない。

内戦の影響により医療従事者数が激減しただけでなく、医療機材・施設が放置・破壊され、保 健システム全体が壊滅的打撃を受けた。現在でも、国立、市立および州立病院等、カンボジア 国内のレファラル体制の上位に位置し、中核的な役割が期待されている病院であっても、医療 機材の老朽化が顕著であり、X線撮影装置などの基礎的医療機材も充分に整備されていない。

また、患者監視装置の不足、老朽化も進んでおり、重篤患者への対応に支障が生じている状況 にある。

カンボジアの医療機器の多くを占める日本のODAの状況としては、日本政府は2012年3月に、

プノンペン市及び16州都に所在する国立4病院、市及び州最高レベル17病院に対し、基礎的医療 サービスに必要な機材及び設備(一般X線撮影装置、超音波検査装置,患者監視装置等)を調 達するための資金(限度額3億7,400万円)を供与する無償資金協力案件に関する交換公文への 署名を行っている。

これまでにも日本政府は、カンボジアに対して保健医療分野での支援を多く実施しており、

医療機材に関しても継続的な支援を行ってきている。カンボジアに対する日本のODA実績の中 で、医療機材関連を含むものを下表に示す105

図表 3-18 MRI及びCTの設備保有状況

(出典)日本の医療サービスの海外展開に関する調査事業 カンボジアHHRD

(Healthcare and Human Resource Development)プロジェクト事前調査

105日本の医療サービスの海外展開に関する調査事業 カンボジアHHRD(Healthcare and Human

Resource Development)プロジェクト事前調査/カンボジアHHRD プロジェクト調査コンソーシア

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図表 3-19 医療機材を含む日本の援助実績

(出典)日本の医療サービスの海外展開に関する調査事業 カンボジアHHRD

(Healthcare and Human Resource Development)プロジェクト事前調査

② 戦略:市場が成長した段階での低価格帯製品の投入

現状では、上述の通り、カンボジアの医療機器市場は日本等のODAへの依存度が高く市場と してもボリュームは十分ではないが、経済成長を背景に今後市場が成長してきた段階で、各メ ーカーが市場に参入してくることは十分に考えられる。特に、GEヘルスケアは、インドで製造 した新興国市場向けの低コストの医療機器を周辺のアジア諸国を含む世界各地域に輸出・販売 しており106、こうした低価格帯製品が、カンボジアの医療機器市場が成長したタイミングで投 入される可能性は高い。その他、ASEANに工場を有し、低価格帯製品を製造しているメーカー にとっても同様の状況であるといえる。

106 インド進出支援ポータル(http://www.india-bizportal.com/industry/infra/p13644/)

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