1 漁場環境情報提供の事例
1.2 青森県水産総合研究所(青森県陸奥湾及び日本海、太平洋)
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136 1.2.2 システムの概要
全システム(図1.2.1)は、①陸奥湾海況情報、②海ナビ@あおもり、③ホタテ貝採 苗・管理情報、④ウオダス漁海況速報、⑤資源管理から構成されている。異なる機器やソ ース元のデータを一元化し、情報提供データの取得から情報提供まで自動処理している。
パソコンや携帯電話を使って、いつでも、どこからでも情報が得られる。
① 陸奥湾海況情報~陸奥湾海況自動観測システム(第5世代)-ブイロボシステムー(図 1.2.2)
観測ブイ(水温・塩分・DO・比重・風向・風速・流向・流速)
② 海ナビ@あおもり~青森県海況気象情報総合提供システム(図1.2.3)
ブイロボ情報(水温の実測と予測)
簡易ブイ情報(水温)
ユビキタスブイ情報(水温)
気象情報
人工衛星画像(表面水温)
研究情報
③ホタテ貝採苗・管理情報
採苗速報・養殖管理情報・付着生物ラーバ情報
http://www.mutsuwanbuoy.jp/を基に作成
図1.2.2 陸奥湾海況自動観測システム(ブイロボシステム)
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④ウオダス漁海況速報
魚種別漁獲量、沿岸各地の水温、沿岸域の表面水温
⑤資源管理
魚種別の漁獲量と金額、漁獲の動向と水準
陸奥湾内の波浪や付着物に対しての耐用年数を確保するとなると大型で重装備の観測ブ イにならざるを得ない。4世代までは直径4.5mの大型のブイだったが、5世代からは機能 が向上し、小型(直径2.7m)で簡易なブイに一部替えている。同時に当該地域にもブロー ドバンド(光回線)が普及したことから、現在のwebサイト、インターネット通信となっ た。観測データは毎時取得され、電話回線で送信し基地局へ集められる。
青森県海況気象情報総合提供システムの観測位置を図1.2.4に示す。観測ブイからのデ ータのほか、毎月、実際に11定点に出向いて水温、塩分濃度、ラーバや栄養塩などを計 測している。また、2か所の現場(1か所は研究所、もう1か所は養殖生産者)ではホタ テの成長も調査し記録している。ラーバなど様々な情報を養殖生産者が直接、もしくは普 及員を通じて研究所に持ち込まれる場合もある。貝毒は定点で観測されているが、漁協・
漁連などから検体が持ち込まれる場合もある。
www.aomori-itc.or.jp/uminavi/system_introduce.htmlを基に作成
図1.2.3 青森県海況気象情報総合提供システム
138 1.2.3 情報の提供方法
Webサイトで公開(図1.2.5)しており、パソコン、スマートフォンや携帯電話でアク セスすることで入手できる。
5世代に移行するときに、携帯電話(i-モード、ガラ系)の利用者への対応について議 論があったが、調べたところ年間約1万件のアクセスがあったことから、携帯電話による 利用への対応も残すことになった。
海ナビ@あおもりには年間約10数万件のアクセスがある。特に、高水温となる夏場に は通常の2~3倍のアクセスがある。利用者は、ホタテ養殖生産者、遊漁業者、外海の定 置網漁業者や釣り漁業者とみられる。
www.aomori-itc.or.jp/uminavi/system_introduce.htmlを基に作成
図1.2.4 青森県海況気象情報総合提供システムの観測位置
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図1.2.5 観測結果の情報提供(事例)
www.aomori-itc.or.jp/uminavi/system_introduce.htmlを基に作成
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