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藤盛麻美

ドキュメント内 Date of Submission January 16, (ページ 49-53)

第 4 章 課題解決のプロセスの詳細 9

4.3 担当課題解決過程の詳細

4.3.5 藤盛麻美

4-5 フィールドワークからの現状把握・・・雨天時に函館駅を出発し、五稜郭・湯の川・函館 空港・五稜郭の順でフィールドワークを行い、函館市の公共交通の現状を調査してきた。調 査結果として、バスの現状把握ができ、バス内のデザインと利用にあたっての情報収集方法 の2グループに分類できた。その中でも注目した点として、優先座席の存在が座りづらくし ていることと座席が向かい合っているバスは、非コミュニケーションツールになっているこ とが挙げられた。そして調査から得たこととして、グループ化を行い、発表用の資料として まとめた。現状分析の結果、コミュニケーションできる公共交通をコンセプトとすべきであ ることを提案した。グループ化には、講義「情報デザイン12」で習得したKJ法とブレイ ンストーミングの手法を用いた。また、この課題解決過程の際に他メンバーからの異なった 情報を得ることができた。

事例調査・・・提案を行うにあたって、事例調査を行った。事例調査から得たことを新たな 乗り物の考案に活かしていった。提案の手助けとなった事例及び参考案を記載する。無線で 自動車を連結し、自立歩行で目的地まで走って燃料消費量を20%削減するシステムの参考 案である。これは、自動車を無線技術によって連結し、自律した自動運転で目的地まで走行 させるシステムとなっている。この実現により、ドライバーは目的地に到着するまでの間、

読書やテレビ鑑賞、会話を楽しんだりとくつろぐことが可能である。また、この課題解決過 程の際に他メンバーからの異なった情報を得ることができた。

新たな公共交通の提案(モノレール)・・・函館山の再開発案を考案した。これは、現在利 用されていない函館山の裏を再開発し、テーマパーク化を行うことで函館市を活性化させよ うという案である。その再開発に導入すべき公共交通として、モノレールを検討した。モノ レールを検討するにあたって、函館山の裏を調査しにフィールドワークを行った。その結 果、函館山の裏は土砂崩れ等の危険性があり、地を利用しないモノレールですら導入する事 が困難であることがわかった。そのため、函館山の再開発案は没案となった。また、この案

KJ KJ

ミングは、講義「情報デザイン12」で習得した手法である。また、この課題解決過程の際 に他メンバーからの異なった考え方と担当教員から論理的に説明する知識を得ることができ た。

ロゴ作成・・・プロジェクト全体のロゴを作成した。 人と企業と観光客 において 公共 交通 は欠かせないものであることを意図している。色を何度か検討し、図4.4のデザイン に決定した。ロゴ作成には、講義「情報表現基礎12」で習得した知識と技術を用いた。ま た、この課題解決過程の際に他メンバーからの異なったデザイン案を得ることができた。

4.28 ロゴ

6  新たな公共交通の考案(馬車・HORS OPE)・・・函館西部地区への馬車導入案と HORSOPEを考案した。どちらもコンセプトである メモリアル を軸に考案した。馬 車導入にあたって、馬の特徴と馬の飼育管理方法についてWebから情報を収集した。その 結果、馬は長期記憶に優れており、人懐っこいことがわかった。また、冬でも耐えることが できる体であることと、広い敷地が必要であることがわかった。そこで、広い敷地として緑 の島に馬の飼育場所を設置することを検討した。しかし、馬糞等で海に影響を及ぼすことが 想定され、没案となった。しかし、馬の特徴である長期記憶は用いたいと考え、HORS OPEを考案した。また、HORSOPEのインターフェースを考えるとき、KJ法とブレ インストーミングを行った。KJ法とブレインストーミングは、講義「情報デザイン12 で習得した手法である。また、この課題解決過程の際に他メンバーからの異なった考え方と 担当教員から論理的に説明する知識を得ることができた。

 名札作成・・・プロジェクトメンバーが使用する名札を作成した。シンプルで見やすいデ ザインをコンセプトとし作成した。デザイン案を何度か検討し、図4.29のデザインに決定 した。

7月 中間発表準備・・・聴衆者に理解してもらうスライド作りとプレゼンテーションの練習を 行った。この課題解決過程の際に担当教員からのスライド作成における基本を習得ることが できた。

反省・・・中間発表の終了後、メンバー全員で前期までの活動について反省を行った。反省 を通して後期の活動に活かすためである。私は聴衆者からの評価と全員の行動に関して、今 後の方針を伝えた。この課題解決過程の際に他メンバーからの反省意見と今後の意気込みを

4.29 名札

知ることが出来た。

8-9月 プロトタイプ考案・・・前期はトップダウン方式で行っていましたが、論理的に聴衆者を 納得させるものができなかった。これは、コンセプトである「メモリアルな街 函館」の定 義が曖昧であり、提案も実現可能性が低いものになってしまったと考えた。そのため、後期 からボトムアップ方式であるプロトタイプ方式を用いた。夏期休業中に各々が個人で必要だ と考えるプロトタイプを考案し、発表しあった。採用にはならなかったが、「バスの予約シ ステム」を考案した。バスを利用するにあたって、函館バスの場合は時刻表どおりに来る事 が少なく、遅れる場合が多い。そのため、各々のスケジュールが公共交通の時間に左右され てしまっているという現状がある。また、バスが目の前で行ってしまったという経験が多い だろうと予想した。そのため、乗りたいバスの時刻を予約し、一定時間バスが停車してお り、待ってくれるというサービスを考えた。この課題解決過程の際に前期の提案を振り返る ことができ、他メンバーからの異なった提案を知ることが出来た。

10 高校生見学準備・・・函館市立高等学校の1年生が訪れるということで、プロジェクトの 紹介をする事も必要だが何か経験して欲しいと考え、高校生見学の準備に時間を割いた。目 的としては公立函館未来大学に興味を持ってもらうことである。そこで、前期のプロジェク ト学習で取り組んだブレインストーミングとKJ法を体験してもらうことにした。KJ法と ブレインストーミングは、講義「情報デザイン1・2」で習得した手法である。テーマは雪が 降ったときの楽な通学と通学時に友達をつくるの2種類をそれぞれ2グループで取り組ん でもらった。この課題解決過程の際に、担当教員から高校生の見学を行う趣旨を得ることが できた。

ストーリー決め・・・9つのプロトタイプを厳選するためにプロトタイプを評価し、ストー リーを考えた。メモバスと給食市電とHORS∠OPEの3つの公共交通に使用できるプロ トタイプを厳選することとペルソナを決定し、どの公共交通を利用するかを考え、使用でき るプロトタイプを入れ込む方法で提案した。私は後者を担当し、ユーザーエクスペリエンス マップを元に時間軸で考えていき、改善すべき点にプロトタイプを入れ込んでいった。ユー ザーエクスペリエンスマップは、講義「User Centered Design」で習得した手法である。こ の課題解決過程の際に、担当教員から評価方法の知識を得ることができた。

11 デザイン考案(Starp)・・・Starpの外部デザインと内部デザインを考案した。函館らしさ を出すために有名な夜景を軸にStarpという新しい乗り物を考えた。乗り物自体が夜景の 一部になり、夜景を別の視点で楽しむことができるという提案である。そのため、函館の電 灯を乗り物のデザインに活かした。また、乗車している利用者も景色を楽しむことができる ように、天井をステンドガラスにし、360度に窓を取り付けた。内部デザインは6人乗りと し、余裕をもって乗れるように設計した。しかし、公共交通として必要なのかという考えに 至り、没案となった。この課題解決過程の際に、他メンバーの異なった考え方を得ることが 出来た。

デザイン考案(Links・・・最終提案となったLinksの考案を行った。今までの提案してき た新しい乗り物は他の乗り物であるバスや市電、そして車の外観とかけ離れており、実現時 に違和感を感じるという評価をいただいた。また、Linksのつなげるというテーマから、自 然に街にとけこむような乗り物であるべきだと考えた。そのため、道路を走行していても 違和感のない乗り物を目指してデザインした(図4.30)。この課題解決過程の際に、他メン バーの意見を聞くことができ、異なる考え方を得ることが出来た。

4.30 Links

12 最終発表準備・・・聴衆者に理解してもらうスライド作りとプレゼンテーションの練習を 行った。また、正確な情報を得るために、函館市役所の方へ情報提供のお願いを行った。聴 衆者に理解してもらうスライド作りでは何度も添削修正を行い、論理的に聴衆者が納得でき るスライド作りを心がけた。そのために図4.7のストーリーと図4.8のターミナルの作成を 行った。また、情報収集では担当教員にお願いし、函館市役所の方と連絡をとった。この課 題解決過程の際に、図を作成するために新しいスキルを身に付けることができた。また担当 教員からスライド構成及び内容のアドバイスをいただき、ページ内の文章量の統一化につい て知識を得ることが出来た。また、函館市役所の方と連絡をとることで正しい連絡の仕方を 学ぶことができた。

4.31 ストーリー

(※文責:藤盛麻美)

ドキュメント内 Date of Submission January 16, (ページ 49-53)