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藤盛麻美

ドキュメント内 Date of Submission January 16, (ページ 132-135)

第 5 章 結果 99

5.3 担当分担課題の評価

5.3.5 藤盛麻美

 プロジェクトリーダー

前期と後期でリーダーの立場を変え、取り組んだ。前期では全面的にサポートするリーダー として取り組み、後期からはメンバー自らが動くように影からのサポートを行い、客観的な アドバイスをする立場として取り組んだ。前期では、プロジェクトメンバーがスムーズに作 業を行えるようにマネージメントを行い、プロジェクト学習時の司会進行も行った。具体的 にグループ作成の提案、ロゴ作成及びTシャツデザイン、名札作成、名刺作成の提案を行っ た。また、メンバーが今後何をすべきなのかをスケジュール作成で明確にし、サポートし た。しかし、全メンバーが意見を述べることが出来る環境を作ることが出来なかった。これ は私の責任である。したがって、後期では、司会進行をサブリーダーに任せ、話し合いの場 で客観的な意見を述べて論理的に他者に説明できるようにしていった。また、前期ではメン バーの主張や積極性が怠っていたため、各々が考え行動できるように、リーダーとして意見 を述べるのではなく、あくまでもアドバイスする立場でサポートした。このことで提案の深 い部分までのディスカッションをすることができた。

前期

前期のフィールドワークでは行うにあたって、移動場所や天候やユーザーのことを想定して 行えなかったことが問題であった。これは担当教員の思考意図が理解できなかった点とメン バー間で事前準備を怠ったままフィールドワークに出てしまった点が問題であった。しか

し、その後の個人作業でグループ化を行い課題を発見できたため良かったと思う。このとき の結果であるコミュニケーションできる公共交通というコンセプトを提案につなげることが できれば良かったかも知れない。出来なかったのは他メンバーを納得させる提案を出来な かったからである。次に事例調査では提案の手助けとなる事例及び参考案を発見することが 出来たため良かった。また、知識を増やすことができたので良かった。同様の提案を防ぐこ とができ、また技術を利用し新しい提案につなげることができるので、事例調査を行うべき であると考える。函館山の再開発案では、函館山の裏の土砂崩れの危険性のみで没案にした のは間違いだったのではないかと考える。それは、ロープウェイが困難であっただけであ り、別の公共交通を通すことで再開発に繋がったかもしれないからである。1つのことが困 難な場合は多々あるので、すぐに諦めない姿勢も必要であると思った。しかし、グループメ ンバーを納得させることができなかったのも事実であり、やはり論理的に相手に伝える力が 必要であると実感した。ロゴ作成では、公共交通に対する願いと意味を持たせ作成する事 ができたのでよかった。デザインするときに意味を持たせることは必要不可欠なので、そ の点は欠かさず作成できていたと考える。しかし、他メンバーのデザインに向上させるよ うなアドバイスを与えあう機会があればよかったと思った。函館西部地区への馬車導入案 とHORS∠OPEでは、メモリアルという軸を設定したのは良かったが魅力を見出すこと が足りなかったと感じた。それは、函館に導入後の未来はどのように変化するかということ を明確にできていなかったからだろうと考える。魅力的に伝え、論理的に説明できていな かったことも失敗の原因である。このことから、論理的に伝えることも重要であるが魅力的 に伝えることが必要であることがわかった。名札作成では、見易さを重視し作成した。この ことで、遠くから見ても判断できる名札に出来たと考える。このことから、そのものが他者 に何を与えるべきなのかを考えデザインすることも必要だとわかった。中間発表準備では、

聴衆者に理解してもらうスライド作りを行ったが、自分達が伝えたいことがほとんどになっ てしまい、何を言いたいのか分かりづらい発表になってしまった。担当教員からも頑張った 部分を多く載せてしまっていると評価いただいた。このことから、スライドを作る際は初め て聞く人でも理解できるように作成し、他者に何度も添削してもらうことが必要であると考 える。しかし、担当教員から以前指摘していただいたスライドの書き方は習得できたと考え る。反省会では、中間発表の失敗があったため、一人一人の意見を共有することが出来た。

これをきっかけに実現性を意識することが出来た。そして後期からのプロトタイプ方式での 活動につなげることが出来た。

後期

後期のプロトタイプ考案では前期と方針を変え、前期の提案を振り返ることが出来たので良 かった。しかし、プロトタイプ考案の時期に夏期休業をはさんでいたこともあり、一人数個 のプロトタイプ考案制作の予定が崩れてしまった。これは、一人一人の意識の低さが原因で あると考える。もし、予定通りの考案及び制作が行えていたら、後期のスケジュールは良い スタートを切ることができただろうと考える。そのため、後期のスタートが適当になってし まったのは夏期休業中の作業を怠ってしまったことが原因である。高校生見学準備では、高 校見学の趣旨を理解し、模擬プロジェクト学習の企画をたてて、高校生に楽しんでもらうこ とができたので成功したといえる。ブレインストーミングやKJ法の説明を寸劇で説明した ことで理解しやすかったのではないかと考える。また、グループに分けることにより、グ ループ間の団結力を見ることも出来た。このことから、趣旨を理解し、行動する力が必要で

足で求めるストーリーを作成することができなかった。そのため、無駄な作業になってし まった。ストーリーを作成する際に担当教員と話し合いながら進めていく予定であったが、

実行する事ができなかった。話し合いが出来ていたら、他グループのメンバーが求めるス トーリーに出来ていたかもしれない。Starpのデザイン考案では、意味を持たせてデザイン することができたので良かった。しかし、担当外教員からの評価で、道路を走ることで周り の運転手が嫌がらないか、また乗りたいと思うかという点を考えていなかった。このことか ら、意味を持たせることも必要だが利用する人及びその周りの人のことも考えてデザインす る必要があると考えた。Linksのデザイン考案では、Starpでのデザイン評価を見直して、

街にとけこむデザインにした。このことにより、違和感無く利用しやすい外観に出来たと考 える。最終発表準備では、前期での失敗を活かすために聴衆者を意識したスライドを作成し た。また、何度も複数人で添削及び修正を行ったので、担当教員からも良い評価をいただい た。しかし、聴衆者によって知りたい内容といらない内容が異なるため、中間地点を見つけ て作成することが必要だと感じた。

全体を通して

全体を通して定義が曖昧な部分が多かったと考える。そして一番の要因は公共交通の定義が メンバーによって異なっていたところである。これはプロジェクト始動と同時に定義決定す るべきであった。そのことにより、魅力的な提案になったのではないかと考える。また、後 期では予定していたが行えていないことが多々あった。これは、個人に余裕が無かったこと が原因の1つであるが、最低でも予定していたことは行うべきだあった。

 プロジェクトリーダーとして、前期と後期で立場を変え行ったことにより、成長できたメ ンバーがいたので良かったと思う。前期の立場では司会進行と様々な提案及びスケジュール 作成を行ったことで、リーダー自体の負担が多くなってしまったと考える。そのため、リー ダーは他メンバーに上手く仕事をふれるようになるべきである。しかし、ただお願いするだ けでは意見がくいちがう可能性が予想されるので、頼む事項を相手にわかりやすく伝え、納 得してもらう能力が必要になってくる。しかし、取り組んだ作業としては良かったと考え る。司会進行では毎回の目標を決め、タイムスケジュールを管理し取り組んでいたので、集 中して行えていたと考える。また、ロゴやTシャツ、名札を作成し、全員が身に付けること でメンバー間の団結力が深まった。そして、スケジュールを作成することでやるべきことを 明確にし、目標を持って取り組むことができた。後期の立場では、立場を変えることをサブ リーダーの岡崎のみに伝え、他メンバーには伝えていなかったため不安を与えてしまった。

このような状況になってしまったのはコミュニケーション不足であると考える。したがっ て、立場は変わってもコミュニケーションは怠ってはいけない。また、サブリーダーに前期 のリーダーの立場を任せたことで、再び1人に負担を与えてしまう結果になった。後期の リーダーの課題としては客観的視点でアドバイスをすることだった。これは成功したと考え る。これらのことから、プロジェクトメンバー1人1人の高い意識が必要であり、プロジェ クトリーダーは的確に仕事を任せ、メンバーの負担に差が出ないようにすることが必要であ る。そして、客観的な立場になり的確なアドバイスを与えれるようになるべきである。

(※文責:藤盛麻美)

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