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平原拓海

ドキュメント内 Date of Submission January 16, (ページ 147-150)

第 5 章 結果 99

5.3 担当分担課題の評価

5.3.14 平原拓海

 前期の活動の評価としては、初めの方に行ったフィールドワークをもっと色々な、違っ た視点で考えられたらインパクトのある発表が出来ただろうと感じた。また、フィールド ワーク事後報告当日になって、先生との食い違いを感じて自分の発表の形式を修正したの で、もっと先生の留意点をよく聞いてからフィールドワークに望めばよかったと思った。し かし、「内装」という視点でフィールドワークをしていたので、自分なりに着目した点など がよく伝わった発表ではあったのではないかと思った。

フィールドワーク事後報告後の活動においては、「新しい公共交通」グループとして活動し、

話し合いやブレインストーミングなどによって、様々なアイディアを創出してきた。この活 動の中では、グループリーダーとして活動し、なかなかアイディアが浮かばないときや、意 見がまとまらないときに、率先して意見を出したり、また、他の人のアイディアを尊重した りと、自分なりにリーダーシップを発揮できた良い機会だったのではないかと思った。ま た、新しい公共交通グループが提案した、函館山裏のモノレール計画では、先生の意見など も借りることもあり、第三者からの視点も十分に取り入れることを意識できていたと感じ た。最終的にはこの提案を、函館市役所の役員の方々に発表することになり、プロジェクト としては初めての外部の方への発表と言う事もあって、非常に緊張した。緊張しながらも、

自分たちが考えた提案に対して自信を持って発表することが出来た。内容に対しての評価は 高評価であった。しかし現状から考えると、函館山の裏側は断崖絶壁であり、開発が困難で あるという意見をいただいたので、出来るだけ趣旨を変更せずに、アイディアの方針を見直 していった。

函館市役所の方への発表を区切りとし、アイディアを残したままで、バスグループ、市電グ ループ、新しい公共交通グループでグループ編成を行った。この編成により、自分はバス・

市電グループグループに所属した。バス・市電グループでは、まず始めにどんなユーザーに 対しての公共サービスかというテーマで、ユーザーを確実に絞っていった。その結果、バス

アイディア創出する前に、グループ内で函館らしい公共交通はどのようなものかを考えた。

函館とは異国情緒溢れる街であるという点や北海道で歴史に深く関わる街である点などが挙 げられた。自分たちが考える公共交通のコンセプトを「メモリアル」に設定し、グルーワー クを進行していった。

給食市電

読んで字の如く、市電の車内で給食を食べるという目的でこのアイディアを発案した。この アイディアの発案の起源としては、コンセプトのメモリアルから、自分たちの思い出に残っ ているものと、函館の特色でもある食文化について絡めあわせ、このアイディアに至った。

また、グループ内に函館出身の学生がおり、函館独自の給食や他地域、他県の給食の存在も 知ることが出来たため、各地それぞれの給食を、この給食市電に取り入れることで、他県の 観光客の集客にも繋がったり、市民へのイベント性も高められるのではないかと考えた。個 人的な考えですが、この方法を利用して、異国情緒の混在の意味合いも含め、他国の給食の ようなものも取り入れたら面白いのではないかと考えた。

メモバス

TwitterなどのようなSNSの機能をバス内でサービス提供し、日常の記録が可能なバス「メ

モバス」を提案した。また、このメモバスは函館のメモリアルを知るという意味合いも込め て、昔の函館の風景を車内に投影し、現在の函館の風景をどう変わったかなども楽しむこと が出来る仕組みになっている。また、この投影の仕方としては、有機ELディスプレイに よって窓に投影する。また、車内の天井にも設置することで車内の雰囲気をこのディスプレ イの映像で彩ることが出来る。個人的なアイディアだと、内装よりも外装に有機ELディス プレイを使って、函館の街を彩るような公共交通でも面白かったのではないかと考えた。

これらの給食市電とメモバスの提案を中間発表前にアドバイザー教員を招いて発表した。全 体的に提案に対しての根拠というものが感じられないと評価をいただいたので、提案に対し ての土台になる情報を収集できたら良いと感じた。

また、中間発表に着用するTシャツは、このプロジェクトのロゴマークの配置をどこにする かなど色々試行錯誤しながらAdobeIllustratorでデザインした。最終的に、みんなが納得 のいく色・デザインにまとまって良かったし、他人に評価されるという喜びを実感できた。

個人的にも気に入ったデザインになったので満足出来た。

最終発表に向けての制作物の一部であるポスターの作成活動にも携わった。情報デザイン コースでもポスター作成を経験していたのだが、プロジェクト学習のポスター制作と聞い て、始めはどういったデザイン・レイアウトだと見た人が良い評価をしてくれるのかという 疑問を抱いたが、作っていくうちに自分たちの活動の訴えたいことを把握し、伝えたい事を たくさん盛り込んだ。プロジェクトメンバーに見せた際にも、高評価であった。しかし発表 を通して、他のプロジェクトと比較した際に、自分が作成したポスターは断然文字が小さい 上に多すぎて見づらいということに気づかされ、色々修正すべき点が多く、もっと改善する べきだったと実感した。

中間発表では、練習した時は十分大きな声で発表できているという意識があったが、発表す る時になって初めて自分の声量が他のプロジェクトの音に負けてしまい、聞いている人に伝 わらないということを実感した。この状況をもっと早くに想定し練習できたら良かった。

後期

後期の活動は、大まかに前半はプロトタイピング方式でプロトタイプを繰り返し制作し、後

半はプロトタイピング方式からのアイディア創出で、一つの提案を固めていった。

プロトタイピング方式

1週目のバスモンでは、形に残るプロトタイプは出来ず、提案を発表で述べる形で終わって しまったが、グループのみんなが一丸となってアイディア出しを行っていった。この1週目 のグループにおいては、率先してみんなの意見をまとめようと努力したり、グループの徴集 をしていたので、割とリーダーシップを発揮できたグループであったと実感してる。また、

この週のプロトタイピングで提案したバスモンは、アドバイザー教員を招いて発表した。は じめは教員にはゲーム要素を盛り込んだことに違和感を覚えるだろうと予測していたが、逆 にそこにユニークさを感じてもらえ、今後のプロトタイピングに参考になるようなアドバイ スをいただけたので、とても嬉しかったし、手応えを感じられた。

2週目のBumpの拡張機能では、実際にBumpする映像を撮るために函館バスを利用して 撮影しようと予定した。撮影当日は利用者の少ない時間帯・便を見計らって、バスの運転手 の了解を受けてから撮影を行った。個人作業としてAdobeFlashを使って、Bumpした際 に表示されるスマートフォンの画面のイメージアニメーションを作成した。また、この週の プロトタイピングは、前週のリーダーシップとは別に、みんなでお互いに協力し合ってプロ トタイプを作るという意識が強く、とても協調性が感じられたプロトタイピングであった。

この提案を担当教員に発表したところ、教員のアドバイスによって、一工夫でまだまだ面白 い展開があるような兆しが感じられたので、このプロトタイプの使用の選択肢が増えた。

3週目の音声認識ルート検索アプリでは、チームを少し編成して、アプリの制作・実装に力 を入れたグループにした。3回目という事もあり、最終的なプロトタイプに応用できるよう な力を身に付けたくて、アプリ開発の勉強を行った。プロトタイプとしては、Androidの 開発環境を使ってGPSを表示させて音声を聞き取って言葉を入力するところまで実装でき た。個人的には、開発に関してはあまり力になれず、他のメンバーに頼りがちであったの で、今までの協調性を活かせなかった週であり、反省している。

プロトタイピング方式を3週やっての全体の評価に関しては、自分にとって1週間のサイク ルが非常に目が回りそうな速さだと感じ、一個一個に一生懸命でサイクルの速さについてい けなかったと思う。しかし、このプロトタイピング方式という進行方法は、やってるときは この時期にやるのは無駄なのではと考えもしたが、すぐ発想してすぐ創造するという力が養 われたことを考えると決して間違いではなかったと考える。このプロトタイピング方式の流 れによって、少しずつだが、やるべき事の優先度の見分け方や手際の良さ、チームとの協調 性を身に付けることが出来たのではないかと思う。

アイディアの総括

後期の後半は、プロトタイピング方式で身に付けた実用性を用いて、プロジェクト全体で最 終発案のアイディア創出を行った。アイディアとしては始めに、観光を意識した無人運転の

乗り物「Starp」を提案した。また、アドバイザー教員への発表によりアドバイスをいただ

いたので、このStarpに改良を加え、「Links」という乗り物を提案した。

Starp

この提案において自分の主な役割としては、Starpの呼び出しの際に使うスマートフォンア プリの画面上の動きのアニメーションをAdobe Flashを使って作成した。個人的な感想と しては、時間をかけた割には質の良いアニメーションを作成できなかったと感じた。また、

アニメーションだけではなく、実際に呼び出し機能が搭載されたアプリの開発を試みた。開 発環境としては、Xcodeを使って開発を考えた。触って見る限りではObject-Cは簡単そう

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