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平原拓海

ドキュメント内 Date of Submission January 16, (ページ 96-100)

第 4 章 課題解決のプロセスの詳細 9

4.3 担当課題解決過程の詳細

4.3.14 平原拓海

5 フィールドワーク,新しい公共交通の提案

 現状の公共交通の分析として、5月4日にフィールドワークを行った。フィールドワーク の流れとしては、函館駅に集合してバスで函館駅から五稜郭へ行き、市電に乗り換えて湯の 川へ行き、またバスに乗り換えて函館空港へ行った。帰りはバスで湯の川へ行き、市電に乗 り換えて五稜郭で降りて解散した。このフィールドワークでは、公共交通を利用した際に感 じたことや、不便である点についてレポートするものであった。私は主にバス・市電の内装 での不便な点をまとめ、プロジェクトメンバーとプロジェクト教員に発表した。

 また、フィールドワーク事後報告を終えて、バスグループ、市電グループ、新しい公共交 通グループの3つのグループに分かれ、自分は新しい公共交通グループに所属した。新し い公共交通グループでは函館山の裏に、市電の電停の谷地頭駅とどっく前駅を結ぶ形でモノ レールを通すという提案をし(図4.1)、谷地頭駅とどっく前駅だけではなく、谷地頭・どっ

く前間にもモノレールの駅を何個か設け、夏季の心霊スポット駅や冬季の雪像巡りなど、そ れぞれの駅でのイベントも提案した。また、この提案を函館市役所の方々を招いて発表し た。

4.70 函館山裏のモノレール計画の路線イメージ

6月 バス・市電の提案,Tシャツのデザイン

 前期のコンセプトが「メモリアルな街函館」というコンセプトに決定した。このコンセプ トに基づいて、バスでは日々の記録をバス内の掲示板に投稿しリアルタイムで閲覧できた り、現在走っている場所の昔の映像をシンクロさせて投影したり、道路混雑状況などのイン フォメーションを車内案内用の有機ELディスプレイで表示させることが出来たりする「メ モバス」を提案した。また市電では、乗客に昔の自分の思い出を思い返させるために、市電 内で給食を食べることの出来る給食市電を提案した。それと平行して本プロジェクトのチー ムTシャツのデザインもAdobeIllustratorで制作し、実際に業者に注文して、中間発表会 で着用できるようにした。(4.2)

4.71 Tシャツのデザイン

7 中間発表ポスター制作

 中間発表は緊張したがしっかりと自分の担当部分の発表を聴衆に聞き取りやすい声量で発

質問者の質問を中断させてしまった。ポスターはプロジェクト全体で3枚制作して、全体の ポスター、新しい公共交通グループのポスター、バス・市電グループのポスターであり、私 はバス・市電グループのポスターをAdobeIllustratorを使って制作した。提案内容を出来 るだけ分かり易くするために、写真や絵を用いて詳細に書いた。(図4.3)

4.72 バス・市電グループのポスター

8 前期の評価

前期の反省と発表の評価アンケートを集計した。また、反省と振り返りに基づいて中間報告 書の作成を行った。誤字脱字のないように最後まで見直しをしてから提出した。後期の活動 について話し合いを行って、後期はプロトタイピング方式によって、現実味のあるIT技術 を用いた新たな公共交通を提案しようと決議した。

9 プロトタイピング(試行期間)

前期の最後に決めたプロトタイピング方式を夏季休暇期間に試行した。試行期間中は何個か プロトタイプを作る予定であったが、GPSを搭載した待ち時間の視覚化アプリの動きのイ メージのみをprocessingを用いて作成した。このアプリは、既存のバスロケーションシス テムから発案したもので、簡単に言うとバスの待ち時間での「あと○○分」という数値的な 情報を目で見てすぐ分かるアプリである。動きとしては、自分が乗る停留所を指定して目的 地も入力する。そこへ向かってくるバスが「あと○○分」という情報と共に、地図上でその バスがどこにいるかをGPSを用いて表示する。夏季休暇終了後にこのアプリをプロジェク トメンバーと教員に説明した。

10 プロトタイピング(本期間) 夏季休暇のプロトタイピングを経て、1グループ4人程度で、

3つのグループに分かれて再度プロトタイピングを行う。また、プロトタイピングの期間と しては、1週間を1回として、プロトタイピングを3回繰り返して、3つのプロトタイプの 作成に取り組んだ。作成したプロトタイプに関しては、1回目に、GPS機能でバス乗車時の 乗車距離をポイント換算し、キャラを育てる育成型アプリの提案をした。2回目に、既存の スマホアプリBumpの拡張機能として、バス乗車時と降車時に使えるアプリを提案した。3 回目に、音声認識システムとGPS機能によるルート検索アプリの提案をした。

11 最終発案(Starp,Links) 今までのプロトタイピング方式を踏まえて、最終発表に向けたア

イディアの発案。始めは Starp(スタープ)という夜景に因んだ市民向けの乗り物を提案し

た。このStarpとは、いつでもどこでも載ることが出来るという乗り物である。また、この

Starpの提案をアドバイザー教員に発表する際Adobe Flashを使ってStarpの呼び出し機 能の一連の流れとして、携帯端末上の呼び出しから利用者がいる場所に向かうまでを表現し た。また、アドバイザー教員の発表を経て、このStarpのアイディアを多少改良を加え、現 実味のある運行システムやそれに伴う見積もりなどの様々なデータの収集を行ってしっかり と土台を固めた最終案Links(リンクス)を提案した。

12 ポスター制作,最終発表最終発表までは、最後の最後まで発表に向けて案を固める作業を 行った。個人としては発表でLinksの実際の走行状況を機械で動かすプログラム班に所属し た。しかし、ポスターの進行状況が危ういので、最終発表に使うポスターの制作を行った。

後期のポスターは、前期よりなるべく文字数を抑えて見やすいように文字サイズを大きくし て写真や絵を載せて作るように努力した。また時間の都合上、プロジェクト全体で1枚のポ スターに簡潔にまとめた。(4.4)

4.73 後期プロジェクト全体のポスター

1 最終報告書制作前期の活動と後期の活動を通して自分がこのプロジェクトに貢献できたこと を出来る限り多数盛り込めるように努力した。

(※文責:平原拓海)

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