• 検索結果がありません。

岡崎祥悟

ドキュメント内 Date of Submission January 16, (ページ 150-153)

第 5 章 結果 99

5.3 担当分担課題の評価

5.3.15 岡崎祥悟

私は大きく3つに分けて評価を行う。一つ目は前期の活動について、二つ目は後期の活動に ついて、そして最後にプロジェクト全体の活動を通しての評価を行う。

前期

前期の活動では、プロジェクト学習を進める上で大切にしようと考えていたことがあった。

それは積極性である。私自身、大きなグループの中に入ると人の意見を聞くことしかできず 自分の意見を発表することができなかった。またできたとしても他の人に何か言われると自 分の意見を変えてしまうことがあった。そんな自分を変えるためにもこのプロジェクト学習 では積極的に発言をし、周りの人へのサポートをしたいと考えサブリーダーに立候補した。

そして、プロジェクト始動後のフィールドワークに関してはもう少し他の視点や利用者への 聞き込み調査など実際に使っているユーザの声を聞くことができたらよかったと思った。他 の視点というのは、自分が20代の若者の視点でしか見ていなかった。また、悪い点しか探 すことができず良い点を伸ばす方法を考えることができていなかった。様々な視点に立った り、聞き込み調査をすることで実際に使っているユーザの方の不満に思っている点や満足し ている点を聞き取ることによりリアリティを持った発表につながったと考える。グループ活 動では最初にグループリーダーとなったが、メンバーへの気配りやグループでの活動でメリ ハリをつけることができなかった。そのため、中間発表会ぎりぎりに発表練習となってし まったりしてメンバーへ迷惑をかけてしまった。

後期

 後期には、リーダーがプロジェクト内での立ち位置を変更しサポートする側に回ったの で、サブリーダーである私が先頭に立ち司会進行を積極的に行った。最初は、このまま進め

ていってよいのか、どうしたらメンバーが発言しやすくなる話し合いができるのか、などと いった多くの不安があったが他のメンバーからの助けを受けながらこなすことができた。し かし、同時に前期ではリーダーが先頭に立ち同じ思いをしていたと考えるとサブリーダーと してリーダーを支えることができていなかったと反省した。また、サブリーダーとして前に 立つことが増えた分、リーダーとの話し合いの場が少なくなってしまいスケジュールをうま く立てることができていなかった。できなかったことも多いが、その反面、私自身これまで 人前に立つことが少なく緊張してうまく話せなかったが、司会などを任せられることにより 慣れてうまくできるようになってきたと感じる。

プロジェクトの活動としては、幾度とないグループ編成を行ったためメンバーへの不信感を 与えてしまった。しかし、夏休みから後期にかけて行ったプロトタイプ方式は非常に意義が あるものになったと考える。実際に自分の手でプロトタイプを制作することの難しさであっ たり、実現性を身をもって感じることができた。また、短い期間の間で多くのプロトタイプ を作ることで、それぞれのプロトタイプに適したプログラミングや製作技術を習得すること ができた。また、3〜4人程度のグループで作業したり、プログラミングを行ったりするこ とが今までの講義の中でも無かったためより実践的な経験ができた。一人で制作するには困 難であったり、立ち止まってしまいそうなところでもグループメンバーとともに悩み、解決 することで一つのプロトタイプを作り上げることができる。お互いの考えや技術を共有する ことは非常に難しかったが、一人ではできないようなことでも互いに助け合うことで、作り 上げることができコミュニケーション能力や協調性の大切さを改めて実感することができ た。また、後半では数多くのプレゼンテーションの場を設けることにより、第三者の意見を 聞くことができ自分たちでは発見することができなかった問題点や提案物の押し出していく 点などを再確認することができた。また、自分たちの意見をそれぞれ違う視点を持つ方々に 聞いてもらうことにより自分たちが一番伝えたいことや伝えるべきことが見えてきた。こう いった様々な視点を持ったゲストの人にプレゼンテーションすることの大切さや物に対する 見方、考え方を習得することができた。

プロジェクト全体を通して

 本プロジェクトは、何も無い白紙の状態から始まり最終的な提案物としてLinksを提案 した。私は、前期と後期を通して行ってきた活動は、課題を発見し、その課題を解決するた めの提案を探すことだけで終わっていたと考える。本来ならば、課題の解決策を投じること により10年後の函館がどのように変わるのか、どのような影響がでるのか、といった事後 のことも考える必要があったと考える。しかし、そこまでに至ることができずに課題解決の ための解決策を提案することで終わってしまった。その要因はメンバーそれぞれがプロジェ クトに対しての意識が低かったこと、そして、最も大きな要因であるのは先頭に立つリー ダー、サブリーダーがスケジュールを立てプロジェクトをマネジメントできていなかったこ とであると考える。私自身、本プロジェクトのサブリーダーとして前期ではスケジュールに 対して意識を持っていたのにもかかわらず、後期になり自身の仕事が増え発表会までの時間 が無いことに焦りを感じてしまい、プロジェクト全体を見ることができていなかったと考え る。どんなに忙しく、時間が無い中でもプロジェクト全体を見通しリーダーとともに今後の 活動をどうすべきかを考える必要があったと考える。そこで重要になるのがマイルストーン だと考える。特に後期では外部の方をお呼びしプレゼンテーションを行う機会が多く設けら れた。それぞれに向かってスケジュールを立てることでプロジェクトメンバー全員がどのよ

と後期ではマイルストーンをおくべき場所はそれぞれ違うがそういった考え方をもって活動 に励むともう少し計画性のあるプロジェクト学習ができたのではないかと考える。

(※文責:岡崎祥悟)

ドキュメント内 Date of Submission January 16, (ページ 150-153)