第 9 章 属性使い 115
15.3 紅魔郷
■ルーミア
宵闇の妖怪。特に目的や役割も無く、気ままに幻想郷での生活を謳歌している妖怪の一人。
• コネクションの相手:普通の人間ならば食べ物扱い(実際に食べてしまうかはともかく)なので、人間 がコネクションを持つのは多少難しい。妖怪であれば、友達感覚で誰とでもコネクションを結びうる。
• 情報源:知識は少なく、情報源としては期待しにくい。一方で、特に夜、偶然に遭遇した事件を知って いることがあり得る。決まった場所に居らず、外を出歩いているキャラクターなため、いわゆる「目撃 者」としての情報を期待できる場合がある。
• 援助:交渉次第では特殊能力を使ってくれる程度。基本的に食物が交渉の材料として適する。
• 依頼など:ルーミアが依頼をしてくることはあまり無い。
■大妖精
湖に住む大妖精。チルノより力は弱いが、普通の妖精よりはいくらか強い。
このキャラクターには「大妖精である」ことを除いて公式の設定はほとんどない。公式の設定に近いもの と、二次創作での扱いなどを元に作った設定の例の2つを挙げる。どちらかを選んでもよいし、両方の大妖 精が存在しているとしても良い。また、このほかにGMが設定してもよい。
a)妖精としてはいくらか強力だが、種族によくある傾向として陽気で悪戯好き。霧の湖付近に住み、普通の 妖精と変わらない生活をしている。
• コネクションの相手:大抵霧の湖にいるが、気紛れに出歩くこともあるため、知り合う機会は多い。妖 精であれば同族なのでコネクションを結びやすい。
• 情報源:妖精の間で起きた出来事や自然界の様子に詳しい。ただし、本人の目撃情報や噂話によるもの で、多少信頼性に欠く場合もある。
• 援助:本人の力が弱いので、情報による援助程度。うまく乗せてしまえば悪戯をさせたりすることもで きる。
• 依頼など:妖精の間での事件や自然界での異変の解決を依頼してくることがある。謝礼も自然の産物な どによる。
b)妖精としては臆病だが穏やかな性格であり、思慮深いこともあって、他の妖精よりも一回り年上のような 印象を受ける。霧の湖付近の妖精の実質的なまとめ役となっている。
• コネクションの相手:やはり妖精が基本だが、他の種族でも構わない。
• 情報源:妖精の間で起きた出来事や自然界の様子に詳しい。
• 援助:交渉次第で、自然界の産物や適当な妖精による[属性使い]の援助などを行える。
• 依頼など:妖精の間での事件や自然界での異変の解決を依頼してくることがある。謝礼も自然の産物な どによる。
■チルノ
湖上の氷精。妖精達の間では力は強い部類に入る。精神的には幼い子供そのもので、興味がすぐに移った り、すぐに自分がしていたことを忘れてしまったり、あるいはちょっとしたなぞなぞに答えられなかったり する。
• コネクションの相手:妖精、特に水や風、氷の属性が適するが、基本的にどの種族でも良い。原作では 自分より強い相手にも突っかかっていくが、弱い相手に対する対応はGMが適宜決めて良い。コネク ションとして使う場合は喧嘩仲間程度に留め、無闇と敵対的な行動を取らないこと。
• 情報源:湖や妖精の間での出来事について知っている可能性がある。また、非想天則などでの行動を見 る限り、好奇心を持てばすぐに行動する活発さもあるため、思いがけないことまで知っている場合もあ る。
千幻抄 〜幻想郷
TRPG〜ver1.20とはいえ、頭が弱いこともあってあまり情報通ではない。GMの側から見れば、「すぐに興味が他に 移って忘れてしまった」として情報を制限することや、「勝手な思いこみで間違った内容のまま結論づ けてしまった」としてミスリーディングを仕掛ける、といった扱いも可能で、使いやすいキャラクター と言える。
• 援助:交渉次第では能力を使ってくれる。また、湖底の様子を探ったり、他の妖精に連絡をつけたりし てくれることもある。
• 依頼など:自分の能力に(場合によっては過剰なほど)自信を持っている部分があるため、何か問題が 起こっても自分で行動してしまう可能性が高い。頭が弱いために途方に暮れていたり、迷走してしまっ たりしているところをPCが手助けする、という形で事件の発端となる可能性がある。
■紅美鈴
紅魔館の門番。武術の達人で、気を使う程度の能力がある。妖怪の中では人間じみていて、世間話なども できる。紅魔館で食事が支給されているため、人間を食べることはない。
• コネクションの相手:メイドが中心となる。紅魔郷3面の様子などを基に、美鈴を直属の上司とする警 備隊が存在すると設定するのであれば、こうした部署の所属とすることでコネクションを結びやすい。
門番としての職務上外部のキャラとの接触もある。人間などが来ても、敵対的な行動を取らない限り、
世間話をしたり愚痴を聞かされたりする。また、武術を習得しているキャラクターもコネクションの相 手としては適する。
• 情報源:紅魔館内部の事情をある程度知っている。とはいえ、門番の立場でどの程度のことを知ってい るかはGM次第。また、中国由来の伝承などに付ついての知識も持っている。
• 援助:「気を使う程度の能力」の解釈次第では、気による治療(ルール上は妖術の[ヒール][キュアー]と みなすとよい)による援助が可能だが、物質的な援助などは美鈴の持ち物としてどの程度の物を設定す るかに依る。紅魔館の所有物などを自由にできる立場ではない、と考えてよい。また、職務上、門番と しての立場を離れるような援助も難しい。外部のキャラクターの場合、紅魔館へ入る許可を咲夜やレミ リアに出してもらうよう頼むことはできる。(設定次第ではあるが、美鈴の一存で紅魔館への出入りが 可能、という扱いもできる)
• 依頼など:警備隊であれば、外へ出る仕事も含めて美鈴から指令を受けることはある。外部のキャラに 対して何かを依頼してくることは少ない。仕事で動けない分、個人的な問題であれば、逆に積極的に依 頼してくる可能性はある。
■小悪魔
魔法図書館に住む小悪魔。悪魔は強力な種族だが、その中でも弱い部類に入る。
このキャラクターには「小悪魔である」ことを除いて公式の設定はほとんどない。公式の設定に近いもの と、二次創作での扱いなどを元に作った設定の例の2つを挙げる。どちらかを選んでも良いし、両方の小悪 魔が存在しているとしても良い。また、このほかにGMが設定しても良い。
a)悪魔としては幼く、種族によくある傾向として悪戯好き。魔法図書館に住み着き、他愛もない悪戯をした り本を眺めたりして過ごしている。
• コネクションの相手:図書館を出ることはないので、コネクションは結びづらい。一方で性格は無邪気 な所があり、誰でも悪戯を仕掛けるので、図書館に入る理由付けさえできれば接触はしやすいキャラク ターでもある。
• 情報源:図書館内で起きたことやパチュリーの動向について知っている。本をゆっくり読むことはあま り無いので、どこにどんな本があるかは知っていても詳しい内容はわからない。パチュリーにわからな いことであっても、興味を惹けば調べてもらうこともできる。
• 援助:本人の力が弱いので、情報による援助程度となる。うまく乗せてしまえば悪戯をさせたりするこ ともできる。
• 依頼など:図書館内で手に負えないような怪異に巻き込まれて助けを呼ぶことはあり得る。基本的には 遊んで暮らしているだけなので、何かを依頼しに来ることはほとんど無い。
b)パチュリーの使い魔のような立場で、本を読んでばかりの主人に代わって身の回りの世話や司書のような 仕事をしている。悪魔としては性格が大人しく、従順で真面目ですらある。概して友好的だが、主人である パチュリーを最優先する。
• コネクションの相手:普段は図書館にいるが、仕事によっては紅魔館や外に出てくることもあり得る。
他人への対応は概ね友好的なので、機会さえあればコネクションを結ぶのは難しくない。
• 情報源:図書館内で起きたことやパチュリーの動向について知っている。また、魔力や読書量ではパチュ リーに劣るが、魔法に関して知識は持っており、仕事上図書館内の本の所在などには詳しい。簡単な頼 みであれば割と気安く引き受けてくれる。謝礼などはパチュリーに渡してしまうことも多いので、同じ く本や魔法のアイテムが良い。
• 援助:小悪魔本人が所有している物品は少なく、本人の力も強くはないので、情報による支援が多い。
わからないことであれば、代わりに図書館での調査を依頼することもできる。また、パチュリーへの取 り次ぎを頼むこともできるが、主人が読書を邪魔されると機嫌を損ねることは弁えているので、交渉次 第ではすぐ断られる。
• 依頼など:図書館内で起きた異変などの解決を依頼してくる場合がある。また、パチュリーから命じら れたり、あるいはパチュリーの様子から判断して何かを依頼してくる場合もあり得る。パチュリーから の命令でない場合、報酬は本の貸し出しや情報の調査、少ないが魔法のアイテムなどによる。
■パチュリー・ノーレッジ
レミリアの友人で、紅魔館の魔法図書館に住む魔女。客人としてレミリアに次ぐ扱いを受けている。食事 も摂らない完全な魔法使い。体が非常に弱いが、強大な魔法能力と様々な知識を持つ。特に精霊魔法が得意。
• コネクションの相手:図書館からほとんど動かないので、コネクションを結ぶ機会は少ない。何か別の 理由を上手く設定して(紅魔館の他のキャラクターともコネクションを結んでおくなど)、図書館に来た ときに知り合いになった魔法使い、といった扱いは可能。変則的な方法として、魔法図書館の本の妖怪 や本の中に封じられていた妖怪、という方向性もありうる。
• 情報源:常に本を読んでいるので、様々な知識(特に魔法関連)を持つ。とはいえ、「本当に知識(ノー レッジ)があるかどうかすら分からない」(公式の「頂き蓬莱少女繪のページ」内)にある通り、系統立て て知識を得る目的で本を読んでいるわけではない所があり、欠落している部分があってもよい。また、
図書館内から持ち出すのでなければ、内部の本からPCが自分で本を探すこともできる。但し、図書館 には不思議な本が多く、本を探すだけでも簡単なことではない。
• 援助:上記の通り本人の知識や本による情報面での援助が主となる。交渉次第では魔法を使ってくれた り、研究を手伝ってくれることもあり得る。謝礼を用意する場合、魔法関連のアイテムや、珍しい魔道 書などがよい。
• 依頼など:本で得た知識からパチュリーが何か魔法実験を行う場合、材料の収集や実験自体の手伝い、後 始末などを頼まれることがある。また、図書館内で異変が起きた場合、細かいが一般のメイドでは難し いものなら他人に頼むこともありうる。報酬は魔法のアイテムや魔法の使用であることが多い。パチュ リーが「どうでも良い」と思わない限り、本を手放すことは少ない。
■十六夜咲夜
瀟洒で完璧な紅魔館のメイド。時を操る程度の能力を持つ。ナイフ投げや手品が得意。
メイドはほとんどが役に立たないので、非常に忙しい。
• コネクションの相手:紅魔館のメイドなどは、基本的には咲夜を上司に設定することになるだろう(直 属の上司が美鈴であったり、パチュリーが主人であると設定したりして、咲夜をコネクションとして設 定しないことを選んでもよい)。職務上外部との関わりは少なくなるが、必要な品物を外に仕入れに行 くときの相手、等の関係があってもよい。ただ、一定以上親しい人間は里にはいないようである。
• 情報源:紅魔館内部や周辺に関しての情報源にもなるが、内情に関して問題のあることを口外すること はない。他の住人への窓口として利用することもできる。但し、レミリアやパチュリーに対して取り次 いでもらうのは、よほどの理由がない限り(本人の興味を惹かない限り)難しい。
• 援助:仕事や依頼で必要でない限り、何らかの援助をしてもらうには相応の交渉と謝礼が必要になる。