第 8 章 魔法 87
8.2 魔法スペルリスト
8.2.6 治癒系+生物系
■キュアー
目標値:18 消費霊力:7 効果範囲:接触 持続時間:一瞬 病気や毒の影響などを治す。また、一部の能力による影響を取り除くことができる。
• HPの減少以外の影響を持つ怪我や病気、毒などの治療に関しては、「ダメージと霊力」の項にある通り GMの裁量によるので、[キュアー]による効果についてもGMが適宜決めること。適当に目標値を設定 し、[魔法]レベルを考慮したうえで、完全に治癒したり、治癒までにかかる時間が短縮したり、段階的 に回復(ペナルティーを設けていた場合、緩和するなど)したり、といった効果を与えればよい。
目安として、
– ひきはじめの風邪:目標値16で治癒
– ねんざや大きな出血:目標値20で治癒、目標値18で治りが早くなる など。
• 対象に働いている能力による効果のうち、対象者が解除に同意している能力がある場合、選んだ1つの 能力と比較して、達成値で勝っていればその効果を打ち消すことができる。当然、「対象にその能力が 働いている」ことを術者が知らない能力は指定できない。
• 達成値が足りない場合は、[キュアー]の達成値の1.5倍(切り上げ)とそれぞれの能力の達成値を比べ、
前者の方が大きければ、差の分だけ後者の達成値を減らす。 この場合、効果範囲などは再計算しない が、以後の抵抗目標値に関しては減少した値を使う。
• 常在化:術者以外で病気や怪我、毒の影響下にあるキャラクターは、術者が1日に8時間以上周囲にい る場合、病気や毒の進行や治療の判定に+[キュアー]Lvのボーナスを得る。
■クリーチャー
目標値:20+ 消費霊力:5 効果範囲:接触/下記 持続時間:6時間 生物や死霊を召喚し、使役する。
• 動物・鳥類・虫&甲殻類・両生&爬虫類・魚・死霊の中から習得時に選ぶこと。
• 召喚できる大きさと数は、「([魔法]Lv)mを一辺とする正方形に収まる範囲」までとする。小さな生 物を召喚する場合、この範囲内に収まる群れを召喚しても良い。
召喚されたタイミングで、生物は少なくとも1体が術者の手に接触した状態で出現する。生物は範囲 の平面上に並んで出現する(高さ方向に複数の生物が出現することはない)。
• 召喚する場所は、その生物が生存可能な場所でなければならない。明らかにその生物が存在しないよう
な環境では、目標値に+5する。この裁定はGMが行う。
• このスペルで召喚を行えるのは、現実世界に存在する程度までとする。
• 種類の指定は可能だが、極めて限定的な指定を行った場合(特殊な種を一つ指定する、など)は+5の修 正を受ける。GMは場合によってはより目標値を上げたり、指定自体を却下してもよい。(このスペルは ある程度はプレイヤーの生物学的な知識に依存してしまうので、GMは一般常識とゲーム的な有用性を 考慮して裁定すること。あまり生物学的に細かいことを言い出した場合はすぐに却下して良い)
• 死霊の場合は、飛行が可能であり、魔法の効果を持たない限り物質と干渉せず、会話は不可能、人間並 みの知性を持ち、視覚と聴覚のみを持つ、として扱う。
• 召喚された生物は、効果時間の間術者の指示に従う。あまり細かい指示を与えることはできない。知能 を著しく上げるわけではないので、生物が認識できる内容をGMが判断して決める。群れの場合は散ら ばって一つの行動に従事させても良いが、それぞれの個体の能力はかなり限られることに注意。
• 召喚された生物は戦闘を行えない。弾幕攻撃を回避することはできず、一回の「弾幕」で完全に散らさ れてしまう。生物による攻撃を行いたいのであれば、「ショット」などの弾としてこのスペルを応用して いる、等のように設定すること。
• 常在化:使役可能な動物の中から、3Lv毎に1匹、あるいは「30cmを一辺とする正方形に収まる範囲 の群れ1つ(常にまとまって行動する)」を常に使役可能。常在化を行ったときにどのような動物かを 決めること。基本的に同じ個体が使役される (万一死亡したりした場合は新しく使役しても良いが、意 図的に殺すなど悪質な場合は、GMの判断で使役可能な動物を恒久的に1匹分失う場合もある)。この 動物は人間の子供程度の知性を持つ。その他の能力はその動物に応じ、特殊能力やPCと戦えるほどの 戦闘能力は持たない。
■センスオーラ
目標値:16 消費霊力:4 効果範囲:下記 持続時間:一瞬 周辺の生物や妖怪の存在を感知する。
• 術者を中心に半径([魔法]Lv×5)mの範囲にいる生物や妖怪を感知できる。但し、[破魔結界]などで魔 法が遮断されている場合、[破魔結界]等の達成値を越えない限り、その部分は範囲から除外される。
• 対象が[チェンジ]を使用して無生物に化けていた場合、達成値で勝たなければ感知できない。
また、対象が[変身]を使用している無生物に化けていた場合、対象は精神抵抗を行い、成功すれば 感知されなくなる。
• 生物の種類を指定した感知も可能で、指定されなかった種族や種類は除外される。
• あるいは対象を指定してかけることを選んでも良い。この場合、効果範囲は30mとする。この場合、対 象の種族や生物としての種類、大まかな健康状態、感情などがわかる。
• 対象が[チェンジ]を使用していた場合、達成値で勝たなければ[チェンジ]によって変身している状 態が正しいと解釈してしまう。また、対象が[変身]を使用していた場合、対象は精神抵抗を行い、成 功すれば術者は[変身]している状態が正しいと解釈してしまう。
• 常在化:術者の周囲半径([センスオーラ]Lv×2)mに生物がいる場合、〈感覚/魔力〉の判定(通常は目 標値18)に成功すれば、それらのおおよその大きさと方向を知ることができる。相手が隠密行動を取っ ている場合、〈忍び/隠密〉との対抗判定。術者は任意に常在化を解いて効果を発揮しないことにして も良い。
■チェンジ
目標値:18 消費霊力:7 効果範囲:接触 持続時間:1時間 対象を別の生物に変える。
• 変身できる姿は妖怪などを除いた「現実に存在する生物」に限られる。特殊な能力は持たない。性別な どの指定は可能で、例えば「黒猫の雌」は可能だが、個体ごとの特徴は再現できない。
• 一方で、変身した生き物として自然な程度の個体差を持ち、生物種毎に毎回固定される。例えばある妖
千幻抄 〜幻想郷
TRPG〜ver1.20獣が猫に変身する場合、変身できる猫の姿は固定となり、その生き物の個体差を見分けられる人物が見 れば他の猫と区別することは可能とする。
• 大きさは([魔法]Lv÷2切り上げ)倍が上限、([魔法]Lv÷2切り上げ)分の1が下限。指定した生 物や物品の大きさがこの範囲に含まれない場合、上限または下限まで大きさだけが変更されてしまう。
これにより、例えばハツカネズミに変身しようとして体長が30cmのハツカネズミになってしまう、と いったことが起こる。
• 妖怪には変身できない。人間に変身することは可能。
• 妖力などの特殊な能力を得ることはできない。目安として、現実世界での動物が持っている能力の程度 だけを取得できる。物体に化けた場合、質感や手触りは騙せても、実際に固くなったりしているわけで はない。また、例えば吸血コウモリに化けた場合、飛行能力や超音波による感覚を得ることができ、血 を吸うこともできるが、これは自然な食事であって[吸血]の妖術ではない。
• 効果を受け入れない対象は精神抵抗を行い、成功すれば影響を受けない。
• 半分の消費(切り上げ)で判定無しに維持できる。
• 常在化:[チェンジ]1Lvごとに1つ、あらかじめ決めた別の人物や動物、物体の姿を取ることができる。
常在化を習得した際や妖術[チェンジ]のレベルを上げた際に姿を決定すること。大きさの制限は通常 通り発動する場合と同様。攻撃行動の代わりに1ターン集中することで、選んだ姿に変身できる。
■トランスファー
目標値:16 消費霊力:2(+) 効果範囲:30m 持続時間:一瞬 霊力を他人に譲渡する。
• 発動時に、術者は本来の霊力消費2に加えて([魔法]Lv)までの霊力を追加で消費する。対象は追加で消 費された分の霊力を得る。
• スペルカードに設定した場合、消費軽減効果は本来の霊力消費2点に対してのみ有効。
• 「拡大」のスペルカードに設定した場合、対象ごとに個別に霊力を消費して譲渡すること。
• 常在化:術者を除く周囲半径([トランスファー]Lv)mのキャラクター1人は、霊力の自然回復が10分 に2点となる。 睡眠の場合は2時間で最大値まで回復。この能力を使用する場合、術者の霊力は自然 回復しない。効果範囲内に連続して入っていなければ効果はない。
■ヒール
目標値:16 消費霊力:5 効果範囲:30m 持続時間:一瞬 怪我や疲労などのHPの消耗を回復させる。
また、スペルカードのHPも回復できる。
• 対象のキャラクターのHPを([魔法]Lv×5)だけ回復させる。スペルカードが展開中であれば、本人の HPではなく、展開中のスペルカードHPを治癒してもよい。
• 気絶しているキャラクターの場合、HPが1以上に回復していれば、「HPを回復する代わりに気絶から 回復させる」ことを選んでも良い。
• 「拡大」のスペルカードに設定した場合、対象とするキャラクター1人あたり、本人のHPか展開中の スペルカードのHPかどちらかしか回復対象を選べない。
• 常在化:術者の周囲半径([ヒール]Lv)mにいる術者以外のキャラクターは、HPの自然治癒が1時間に 2点となる。効果範囲内に連続して入っていなければ効果はない。