3. 大学活動の状況
3.2 組織活動
3.2.1.7 点検実施主体 [ 農学 ]
農学部正面玄関
3.2.1.7.1 組織編制と主な責任教育課程
農学部の教員組織(附属農場所属の教員を含む)は,平成25年5月1日現在で,教授18名,准 教授8名,助教4名(うち医学系研究科(農学)所属の教授4名,准教授1名)の教員総数30名(そ の内,女性教員 3 名,外国人教員 0 名)で構成されている。そのほか,学術研究員 7 名が各種組織 活動を支援している。教育研究支援の事務体制として,事務長1名,総務企画係3名(うち非常勤1),
予算管理係3名(うち非常勤1),学務係4名(うち非常勤2),農場係2名(うち再雇用1)を配置して
いる。
関連する教育課程として,学士課程[農学部],大学院修士課程[農学研究科,医学系研究科(農学 系)]・博士課程[医学系研究科(農学系)]を専ら担当し,総合科学実験センターの教員(1 名)とで協 働担当している。各々の教育課程への担当状況は,学士課程[農学部]においては専任教員 30 名,
大学院修士課程[農学研究科]においては専任教員 25 名,大学院修士課程[医学系研究科]におい ては専任教員5名,大学院博士課程[医学系研究科]においては専任教員5名を配置している。なお,
大学院修士課程[農学研究科]の専任教員 25 名は,大学院博士課程[鳥取大学連合農学研究科]の 専任教員を務めている。
各教育課程については,後項「3.2.2教育課程ごとの自己点検評価」で詳細を記述する。
3.2.1.7.2 自己点検・改善体制及び組織の現状と課題
当該組織の自己点検・改善体制については,農学部長を中心として検証及び改善活動を行ってい る。また,全教員が全学的な Web システム「教員活動の自己点検評価システム」によって,各々の個 別活動について振り返り評価を行っている。その結果から,次の観点における当該組織の現状と課題 は以下のように分析できる。
観点 1 所属教員の活動状況から判断した,その活動環境及び活動活性に係る現状と課題につい ての分析結果
教員アンケートによると,教育活動環境に対する不満が約半数にのぼり(不満とやや不満合わせて
48%),その理由として学生の資質に関して不満を感じている(不満とやや不満合わせて 64%)教員
が多い。入試倍率に代表される入口の改善策及び共通教育の実施方法について早急に検討する必 要がある。また,研究・社会貢献などの創造的活動に関して不満を感じている者が半数を超えている 点は憂慮すべきである。特に,その理由として 時間不足 を挙げた者が 37.5%にのぼり, 設備不足
(16.7%)と 資金不足 (20.8%)を大きく上回っている。つまり,環境的には比較的整っているが,時 間が足りずに,本来のパフォーマンスが発揮できていない可能性がある。このような状況の中でも,学 術論文などの研究成果発表,研究経費獲得などに関しては活発に行っており,いずれも過去 3 年間 で上昇傾向にある点は評価できる。
観点 2 所属教員からの意見聴取から判断した,組織内に存在する課題や問題点についての分析
結果
所属教員からの意見として,研究スペースが狭隘であることへの改善についての要望が提出されて いる。農学部ではこれまでも教育・研究に係るスペースの狭隘改善については要望してきている。今後,
共同獣医学部の教員の増加及び農学部のテニュアトラック教員を含む若手教員の増加が予定されて おり,教育・研究のためのスペース確保は喫緊の課題である。
また,評価システムの改善の要望が出されている。たとえば,全学委員としてだけでなく資料の収集 や作成などの束縛時間を考慮してほしいとの意見がある。また,給料カットによるモチベーション低下や 実効性が疑わしい業務が多いなどの意見が挙がっている。
本学が研究大学を目指すとの方針であることから,個々人の努力はほぼ限界にあると判断される中,
積極的な研究環境の改善が望まれる。
3.2.1.7.3 今後の改善方針あるいは改善状況のフォローアップ
組織活動全般の点検・改善を行う責任体制は,学部長,副学部長,評議員,事務長を構成員とす る総務会及び上記構成員に学科長を加えた運営委員会により構成されている。また,さらに専門的な 事項については,学務委員会,広報検討委員会,将来計画委員会,自己点検・自己評価委員会等 の委員会において検討されている。上記体制のもと,大学教育職員人事評価実施要領に基づき,「教 育」「研究」「管理運営」「社会貢献」の 4 領域について評価を行っている。把握された事項について必 要に応じて検討し対処する。なお,教育に関しては,全学的に行われている「学生による授業評価」を 基に,各教員が各々自己評価を行って,報告している。
3.2.1.8 点検実施主体[共同獣医]
3.2.1.8.1 組織編制と主な責任教育課程
共同獣医学部(附属動物医療センターの教員を含む。)の教員組織は,平成 25 年 5 月 1 日現在 で,教授 15 名,准教授13名,助教4 名の教員総数32名(その内,女性教員 2名,外国人教員0 名)で構成されている。そのほか,学術研究員 1 名が各種組織活動を支援している。教育研究支援の 事務体制として,事務長1名,副事務長1名,総務企画係3名(うち非常勤1),予算管理係4名(う
ち非常勤 2),学務係 4 名(うち非常勤 2)を配置している。また,関連する教育課程として,学士課程
[共同獣医学部],大学院博士課程[連合獣医学研究科]を専ら担当している。各々の教育課程への担
当状況は,学士課程[共同獣医学部]においては専任教員 32名,大学院博士課程[連合獣医学研究 科]においては専任教員 1 名を配置している。なお,学士課程[共同獣医学部]の専任教員 31 名は,
大学院博士課程[連合獣医学研究科]を兼担している。また,国立大学改革強化推進補助金に係る教 員人事を漸次進めている(教授1名,准教授2名,助教5名)。
各教育課程については,後項「3.2.2教育課程ごとの自己点検評価」で詳細を記述する。
3.2.1.8.2 自己点検・改善体制及び組織の現状と課題
当該組織の自己点検・改善体制については,共同獣医学部長を中心として検証及び改善活動を 行っている。また,本学の教員は,全学的な Web システム「教員活動の自己点検評価システム」によ って,各々の個別活動について振り返り評価を行っている。平成 24 年度では,当該組織の教員の実 施状況は,およそ 50%から 100%の範囲にある。その結果から,当該組織における「教員の自己点検 結果についての満足度」については,およそ 4 割の教員が不満とやや不満と回答した。
観点1 所属教員の活動状況から判断した,その活動環境及び活動活性に係る現状と課題につい ての分析結果
教 員 アンケートによると,教 育 活 動 環 境 に対 する不 満 が半 数 を超 え(不 満とやや不 満 合 わせて
61%と昨年より 14%増),学生の資質に関して不満を感じている(不満とやや不満合わせて 46%と昨
年並)教員が多い。これは新カリキュラムが 2 年目に入って専門教育が始まり,旧カリキュラムと同時並 行していることや遠隔講義システムの利用等に不慣れな点が要因と考えられる。また,管理運営の業 務負担には不適切に感じている教員は減少し(不適切とやや不適切を合わせて 15%と昨年度より 33%減),教員増による負担軽減によるものと推察され,また各教員が学部運営に通じてきた様子が 窺える。研究・社会貢献などの創造的活動に関しては不満を感じている者が半数を超えている点は憂
慮すべきである(不満とやや不満を合わせて 54%と昨年度並)。特に,その理由として 時間不足 を 挙げた者が 33%にのぼり, 設備不足 (17%と昨年度より 5%減)と 資金不足 (17%)を大きく上回 っている。つまり,環境的にはある程度整っているが,研究活動にかかる時間が他の業務により圧迫さ れることが要因と考えられる。このような状況の中でも,学術論文などの研究成果発表,研究経費獲得 などに関しては活発に行っており,実績については評価できる。なお,国立大学改革強化推進事業等 により施設・研究設備の整備が進行しつつあり,教育・研究環境は整備されつつある。
観点2 所属教員からの意見聴取から判断した,組織内に存在する課題や問題点についての分析
結果
所属教員からの意見として,若手教員の教育力向上を図る必要性が提出されているが,教育 FD 活動を通じて MoodleやPCシステムの活用などによる授業改善,コアカリキュラムに対応した新カリキ ュラムの点検,補助金等による教育施設・設備の改善や専門性の高い教員の増など現在改善が進行 している。また,動物医療センターの研修医等のスタッフ増員が提案されているが,臨床教員や動物看 護師の採用・増員により解消されつつあると考えられる。教員の各種評価システムの一元化について は既に全学的取組としてある程度改善されており,今後も進むものと考えられる。かねて研究スペース が狭隘であることへの改善についての要望が提出されているが,今後共同獣医学部の教員の増加が 予定されており,教育・研究のためのスペース確保は喫緊の課題であるが,平成 26 年度に獣医学国 際教育研究センター棟が竣工予定である。
3.2.1.8.3 今後の改善方針あるいは改善状況のフォローアップ
山口大学及び鹿児島大学の共同学部による獣医学教育改善は現在進行中であり,全国的な獣医 学コアカリキュラム及び参加型臨床実習のための獣医学共用試験を視野に入れた新カリキュラムへの 移行がなされている段階である。加えて,国際水準の獣医学教育研究を目指し,国立大学強化推進 事業「国立獣医系 4 大学群による欧米水準の獣医学教育実施に向けた連携体制の構築 」により教 育施設・設備の改善,教育コンテンツの開発,学習プログラムの開発中であり,EAEVE(欧州獣医学 教育確立協会)の国際認証に向けての調査研究とその準備に取り組んでいるところである。
組織活動全般の点検・改善を行う責任体制は,学部長,副学部長,評議員,学科長,事務長を構 成員とする運営委員会及び上記構成員に,学務委員長,動物医療センター長を加えた拡大運営委 員会により構成されている。また,さらに専門的な事項については,学務委員会,広報検討委員会,将 来計画委員会,自己点検・自己評価委員会等の委員会において検討されている。上記体制のもと,
大学教育職員人事評価実施要領に基づき,「教育」「研究」「管理運営」「社会貢献」の 4 領域につい て評価を行っている。把握された事項について必要に応じて検討し対処する。なお,教育に関しては,
全学的に行われている「学生による授業評価」を基に,各教員が各々自己評価を行って,報告してい る。