3. 大学活動の状況
3.2 組織活動
3.2.2.2 教育学部
3.2.2.2.1 教育課程の基本構成及び現況
教育学部は,学校教育教員養成課程(入学定員130名),実践臨床教育課程(入学定員20名),
情報科学教育課程(入学定員 30名),健康科学教育課程(入学定員 30名),及び総合文化教育課 程(入学定員 30名)の5課程から編制されている。
3.2.2.2.1.1 教員組織構成
教育学部の教育は,主として,教育学部と教育学研究科に属する教員が担当している。
3.2.2.2.1.2 学生状況 学生数
学校教育教員養成課程571名,実践臨床教育課程90名,情報科学教育課程130名,健康科学 教育課程133名及び総合文化教育課程134名,合計1058名
入学志願者・入学状況(平成 25年度)
募集人員 志願者数 合格者数 入学者数
前期日程 189 643 219 190
後期日程 14 156 24 21
推薦入試Ⅰ 9 56 9 9
帰国生徒 若干名 0 0 0
私費外国人 若干名 1 0 0
AO入試 28 153 28 28
合 計 240 1009 280 248
卒業生数(平成25年3月31日)
学校教育教員養成課程 135 名,実践臨床教育課程24名,情報科学教育課程33 名,健康科学 教育課程36名及び総合文化教育課程36名,合計264名
就職状況
卒業者数 264 名,進学者・留学者 30 名,就職者 202 名(内訳:教育・学習支援業 54.0%,公務 12.4%,情報通信業・運輸業・郵便業 7.9%,製造業 6.4%,医療・福祉 4.5%,卸売・小売業・宿泊 業・飲食サービス業4.0%,複合サービス事業・サービス業4.0%,金融・保険業2.4%,建設業2.4%)
3.2.2.2.2 教育課程の基本的方針とその概要
教育学部は「人間」と「教育」の視点から次の教育指針を掲げている。
1. 質の高い学校教員の養成
学校・家庭・地域社会における様々な教育に関して,深い専門的知識と幅広い教養を身につけた 質の高い学校教員を養成する。
2. 教育文化を支援・促進する人材の養成
国際化,情報化,生涯教育が進められる現代社会において,地域の教育文化・健康への関心の増 大に対応する専門家や指導的人材を養成する。
3.2.2.2.2.1 教育目的
上記の教育指針のもとに次の教育目的を追求する。
1. 教育にかかわる多様なニーズに対応して,多様な能力・特性を備えた学生の受入体制の充実を図 る。
2. 課程・コースに対応して,学生の実践的能力を育むための教育内容・方法を開発し,独自のカリキ ュラムについて点検・工夫する。
3. 「人間」と「教育」に関心と理解を有する人材の育成に向けて,教育プログラムの質的向上を図る。
4. 学生の特性に応じたきめ細かな指導を促進し,学習・就職支援体制を整備する。
5. 地域社会における教育ニーズの発見とプログラム開発を進め,学部教育の充実をはかる。
3.2.2.2.2.2 教員組織編制
全学の教員配置計画に基づき,学部長,副学部長,評議員と拡大教授会で選出された4名の委員 よりなる教職人事委員会を組織し以下のような審議を行っている。
(1) 本学部および研究科の教育・研究に対応する適切な教職員の配置に関すること (2) 教育職員に欠員が生じた場合の補充に関すること
(3) 中期目標・中期計画の実施に伴う教職員の配置に関すること (4) その他教育職員の配置に関すること
審議した人事上の事柄は,教授会の承認を得た上で,実施している。
3.2.2.2.2.3 入学者受入方針(アドミッション・ポリシー)
学校教育教員養成課程
(1) 子どもを愛し,教育および教職に対して深い関心を持つ人
(2) 学校教育における教科指導等に自らの興味と能力を活かしたいという強い意欲を持つ人 (3) 教職を目指すものとして,自らの生き方について常に謙虚に反省できる人
実践臨床教育課程
(1) 人間教育の意義を常に問い続け,時代を超えた教育の理念とともに時代に応える教育の在り方に 関心をもち,学校教育,生涯教育などの幅広い分野で貢献する意欲をもつ人
(2) 人間に対する幅広い関心を持ち,人間の発達や社会的適応などについて深く理解し,心理学的 な素養をもって社会貢献を目指す人
情報科学教育課程
(1) 情報処理の知識と技能を身に付け,高度情報化社会のあらゆる機会と場でリーダーシップを発揮 し,社会の諸問題に立ち向かうことに意欲を持つ人
(2) コンピューターやマルチメディアに興味を持ち,感性豊かな人,数学的・論理的思考力のある人 健康科学教育課程
(1) スポーツや運動などを通して,生涯にわたる人間の健康を実現する活動に関心をもつ人
(2) 人間の健康な生活における衣・食・住の関わりに関心をもち,この分野で教育や社会の幅広い場 面に貢献する意欲をもつ人
総合文化教育課程
(1) 国際的な異文化理解と交流に関心をもち,この分野で教育や社会の諸場面で貢献する意欲をも つ人
(2) 多様な文化と高度に進展する社会に対応して,地域文化や言語文化,芸術,メディアを通した表 現を学んで,教育や社会の幅広い場面で活動することに関心ある人
3.2.2.2.2.4 教育課程の編成・実施方針(カリキュラム・ポリシー)
教育学部は,「人間」と「教育」の視点から「1 質の高い学校教員の養成」「2 教育文化を支援・促 進する人材の養成」という教育指針を掲げている。この指針のもとに追求すべき教育目的において,教 育課程の編成及び実施方針に関する基本的な考え方は「課程・コースに対応して,学生の実践的能 力を育むための教育内容・方法を開発し,独自のカリキュラムについて点検・工夫する」と示されている。
さらに,この目的を達成するために次のような具体的な目標が定められている。
1講義内容・方法の充実を図るとともにコース間・課程間の連携・融合を促進する授業科目の設置を推 進する。
2実習・演習科目の設置を促進し,学問の体験的理解の機会を拡充する。
附属教育実践総合センターや附属学校での実習,及び地域の学校や地域の企業との連携により,
実践的な教育力を高める場と機会を増大する。
〈資料3-2-2-2-2-4教育学部学校教育教員養成課程カリキュラム・フローチャート(他課程については,
別添資料参照)〉
3.2.2.2.2.5 学位授与方針(グラデュエーション・ポリシー)
1. 人間と教育に関わる事象を,問題意識をもって思考,調査,分析することができる。
2. 自らの思考,調査,分析の結果を適切な方法で表現することができる。
3. 自らの専門において習得した知識や能力を,実践に活用することができる。
3.2.2.2.2.6 教育の国際化
語学留学生の受入れに関しては,学部教員全員が受け入れるという決定をして,積極的に受け入 れている。また,一部の選修,コースでは,海外留学や定期的な海外体験旅行が慣例化されている。
1. 「国際的な教育環境の構築」に関して
(1) 約 100 名の教員のうち,英語だけで授業を行う能力を持った教員が 10%配置されている。また 30%の教員は英語での論文執筆の実績を持っている。
(2) 毎年,秋に留学生・学生・教員の交流イベント(親睦会)を開催している。
(3) イギリスのシェフィード大学,セントラル・ランカシャー大学,オーストラリアのキャンベラ大学教育学 部及びコミュニケーション学部,ウクライナのイヴァン・フランコ記念リヴィウ国立大学,韓国の釜山大 学校 師範大学,中国の復旦大学 情報科学工程学院と学部間の交流協定を提携している。
2. 「外国人学生の受入れ」に関して
(1) 毎年,20名程度の留学生を受け入れている(平成25年5月時点のデータで,特別聴講学生12 名,研究生3名,日本語・日本文化研修留学生 2名)。
(2) 指導教員やチューターの配置による修学支援,外国人学生宿舎への優先的配置,留学生メーリ ングリスト <[email protected]>による情報提供などを行っている。また,大 学が中心となって修学支援も行っている。また,日本語教員(1 名,非常勤)を配置し,270 時間分
の日本語授業(日本事情を含む)を留学生に提供している。留学生は留学生センターの開講する日 本語の授業も履修可能であり,日本語教育環境として充実している。
3. 「国内学生の海外派遣」に関して
(1) 毎年,2〜3 名程度の学生を短期海外派遣学生(特別聴講学生,交換留学)として派遣している。
また,派遣実績は毎年増加している。
(2) 単位互換に関しては,留学先で履修した単位を,学生国際交流作業部会で検討し,外国で履修 した授業の内容に該当する教育学部の専門科目に読み替える制度がある。また,国際理解教育の 学生は,2週間の超短期の異文化体験実習を「異文化体験実習2」(1単位)(選択必修)として開設 している(隔年で14名程度が参加)。
(3) 留学説明会を開催して,留学関連情報を学生に周知するだけでなく,留学関係の情報を Web 上 でも掲載している。また,個別の留学相談に応じている。
3.2.2.2.3 教育課程の充実のための特徴ある取組
(1) 他大学・他学部の授業科目の履修
放送大学・山口県立大学との単位互換協定に基づき,両大学で開設されている授業科目の一部 について,修得した単位を,卒業要件単位として認めている。また,他学部で開設されている授業科 目についても,修得した単位を卒業要件単位として認めている(他大学・他学部合わせて,10 単位 までを,専門科目のうちの自由選択科目として認定)。
(2) 交換留学制度の実施
複数の海外の大学と学部間交流協定を結んでいる。留学先で修得した単位については,一定の 範囲で卒業要件単位として認定している。
(3) 「ちゃぶ台方式」による教職研修
授業外のプログラムとして,学校や幼稚園などでの教職体験,地域の子供たちとの交流,現職教 員とともに行う研修など,学生が教職に関わる様々な活動を自主的に行える場を提供している。
教職志望学生と若手の現職教員による「ちゃぶ台研修」(平成25年9月28日)
(4) 「学校教育特別講義」の開設
外国語活動,人権教育,特別支援教育,学校保健・安全を内容とする「学校教育特別講義」を開 設し,近年,学校現場で求められる事項について対応できる力の育成を図っている。