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人文学部

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3. 大学活動の状況

3.2  組織活動

3.2.2.1 人文学部

技術経営研究科では,主として中国地方西部から九州地方北部の企業・地方公共団体等に所属 する社会人を対象とした教育を実施しており,社会人の通学の便を考慮し,広島・宇部・福岡の3教室 にて講義を行っている。

各教育課程については,後項「3.2.2教育課程ごとの自己点検評価」で詳細を記述する。

3.2.1.10.2 自己点検・改善体制及び組織の現状と課題

後項「3.2.2 教育課程ごとの自己点検評価」で詳述するように,技術経営研究科では「自己点検・評 価委員会」を設置し,全学の自己点検評価体制とも密接に連携しながら活動を行っている。

全学的な評価システムである「教員活動の自己点検評価システム」により,各教員の研究活動に関 する情報を集約し,年度毎に技術経営研究科長が研究活動・水準の評価を行っている。その結果か ら,次の観点における当該組織の現状と課題は以下のように分析できる。

観点 1 所属教員の活動状況から判断した,その活動環境及び活動活性に係る現状と課題につい ての分析結果

組織活動情報集約システムの集計結果からみると,技術経営研究科においては,教育,運営,研 究・創造,社会貢献の 4 つの分野の中で,特に教育活動に力点を置いていることがわかる。教員各自 が設定した上記の分野における重みをみても,教育活動に重点がおかれていることがわかる。教員ア ンケート結果によると,現在の活動環境,学生の資質,管理運営にかかる業務負担,研究や社会貢献 などに関する自身の活動について,概ね満足している教員が多い。不満を感じている教員の多くは,

活動のための時間不足と組織問題を訴えている。

3.2.1.10.3  今後の改善方針あるいは改善状況のフォローアップ

活動のための時間不足と組織問題の具体例としては,本研究科の専任教員が 11 人と少人数であ るため,サバティカル・リーブのような長期の研究専念期間を確保できる状況にはなっていないことが挙 げられる。この問題への対処として,数か月程度の研究専念期間を確保できるよう, 基盤科目群各科 目については,科目担当者を 2 名割り当て,一方が教育に当たっている間,他方が研究に専念できる 体制を整えることとした。しかし,本研究科の研究力向上のためには,より長期の研究専念期間を確保 できるように改善する必要がある。

3.2.2 教育課程ごとの自己点検評価

当している。

3.2.2.1.1.2  学生状況  学生数

  人文社会学科428名,言語文化学科399名 入学志願者・入学状況(平成 25年度)

人文社会学科:募集人員 95名,志願者数430名,合格者数111名,入学者数99名 言語文化学科:募集人員 90名,志願者数317名,合格者数114名,入学者数89名 合      計:募集人員185名,志願者数747名,合格者数225名,入学者数188名 卒業生数(平成25年3月31日)

人文社会学科93名,言語文化学科85名 就職状況

卒業者数178名,進学者・留学者8名,就職者112名(内訳:建設業0.9%,製造業6.9%,情報 通信業・運輸業・郵便業 10.3%,卸売小売業・宿泊 業・飲食サービス業 21.5%,金融・保険 業

9.5%,医療・福祉 6.9%,教育・学習支援業 10.3%,複合サービス事業・サービス業 5.1%,公務

24.1%,学術研究,専門・技術サービス業1.7%,その他2.8%)

3.2.2.1.2 教育課程の基本的方針とその概要

人文学部の教育課程においては,「教育目的」,「教員組織編制」,「入学者受入方針(アドミッショ ン・ポリシー)」,「教育課程の編成・実施方針(カリキュラム・ポリシー)」及び「学位授与方針(ディプロ マ・ポリシー)」に係る基本的な考え方をそれぞれ次のように定めている。

3.2.2.1.2.1  教育目的 

人文学部では,山口大学人文学部規則第1条の2において,以下のように教育目的を定めている。

本学部は,人間及び社会の営み並びに文化の本質を理解することにより,豊かな人間性を持ち,自 らの課題を発見・探求し,それを的確に表現できる人材を育成することを目的とする。

3.2.2.1.2.2  教員組織編制 

人文学部は,人文社会学科・言語文化学科の理念・目的に沿った教育体制を構築するための教員 組織となっている。教育運営に関しては,学部長を最高責任者として,各部会・委員会において責任 を負い,評議員・副学部長・総務部長・教学部長・研究部長・就職支援部長及び事務長で構成される 部長連絡会で連絡調整を図っている。

3.2.2.1.2.3  入学者受入方針(アドミッション・ポリシー) 

各学科の入学者受入方針(アドミッション・ポリシー)は以下のとおりである。

人文社会学科

社会や文化の地域的な個性がどのように形成されたか,今後それがどのように総合されるかという,

人間文化の未来への展望を考える人に期待しています。

①人間とは何かなど物事を根本から問い,それの的確な表現を求めてやまない人

②史料の読解・分析によってその技量と歴史観を養い,それを文化財行政や教育に活かしたいと考 える人

③高齢化,少子化など現代社会・地域社会の諸問題を見据え,その解決に貢献したいと考える人 言語文化学科

  「ことば」の本質をみつめ,各地域の言語,文学,文化の個性と普遍性を考え,それの総合的・体 系的な理解をめざす人に期待しています。

①言語や文学,文化に関する興味・思いを仕事の上にも活かしたいと考える人

②日本語を含む世界の言語,文学,文化について学ぶことで,日本と国際社会に対する理解を深 め,異文化の交流に寄与したいと考える人

③豊かな人間性こそ大切だと考え,現代を生きる柔軟な知恵と人文的教養を身につけるとともに,

文化を支え創造をめざす気概を持っている人

3.2.2.1.2.4  教育課程の編成・実施方針(カリキュラム・ポリシー) 

人文学部の「教育目的」は,「時空の広がりの中における人と社会(世界)の営為を根底から問い,そ れを的確に表現できる人間を養成する」ことにある。その実現に向けて,1年次では「共通教育を中心 に,基礎力を高める」ことをめざし,2年次以降は「学部共通および各学科・各コース別の専門科目を学 ぶ」こととなる。授業形態は,概論や概説を学ぶ「普通講義」,各コースの専門的で個別・具体的なテー マを深く掘り下げる「特殊講義」,原典・文献・史料といった素材を読み込み,読解力・語学力を高めて 客観的な考察力を養う「講読」,そして学生と教員,もしくは学生同士で討論を重ねる少人数教育制の

「演習」から成る。そして最終的には,これらの授業によって培われた知見,能力を用いて各自が選ん だテーマについての卒業論文(あるいは卒業研究)に結実させる。

以上の教養教育,専門教育をすべて包括したカリキュラム・マップが,各コースごとに作成されており,

更にカリキュラムの年次進行とグラデユエーション・ポリシーとの関係を,カリキュラム・フローチャートに よって示してある。

〈資料3-2-2-1-2-4人文学部人文社会学科哲学・思想コースカリキュラム・フローチャート(他学科他

コースについては,別添資料参照)〉

3.2.2.1.2.5  学位授与方針(グラデュエーション・ポリシー) 

  人文学部では,学生の到達目標を以下のようにグラデュエーション・ポリシーとして定め,Web ページ で公開している。

人文社会学科

・ 「人間とは何か」を探究し,それを的確に表現できる能力を養う。

・ 史料の読解・分析を通して歴史観を育み,それを的確に表現できる能力を養う。

・ 現代社会・地域社会の諸問題を探究し,その解決に貢献できる能力を養う。

言語文化学科

・ 「ことば」の本質を理解し,豊かな言語表現能力を養う。

・ 言語・文学・文化に対する考察力を深め,それを的確に表現できる能力を養う。

・ 世界の言語・文学・文化を学ぶことにより,国際社会や異文化を理解する能力を養う。

3.2.2.1.2.6  教育の国際化 

人文学部では,教育の国際化の重要性に鑑み,学部学生の海外への留学を推奨している。1 年生 向けに留学の啓発をするため,「基礎セミナー」の授業において,留学経験者がプレゼンテーションを 行った。

また,留学生の受入れに関しては,「留学生受け入れ方針」を定め,留学生に対する支援活動を

「質的」にレベルアップしていくことを謳っている。日本語を専攻し,人文学部への配属を希望する留学 生が多いのが現状であるため,日本語担当の教員の負担を軽減するため学部内全教員が指導教員 を引き受けるよう申し合わせてある。

3.2.2.1.3教育の特色ある取組

人文学部では,韓国・台湾の大学に学生を派遣し,英語を用いて学生間交流を図る「海外派遣研 修プログラム」を実施している。本プログラムは,「人間力あふれる国際理解力を備えた人材の育成」を 目標に掲げ,異文化理解の深化,自己啓発の促進を推奨し,アクティブな人文学部生の育成に資す ることを目的としたものである。

3.2.2.1.4教育課程の点検・改善体制

1.  学生や教職員からの意見聴取による,教育の質の改善を図るための実施体制

学生からの意見聴取の場として,「学生コース委員との懇談会」を設けている。各コースの代表学生 と学部長・副学部長等の大学教員及び事務長・学務係長等が集まって学生からの要望や意見を聞い ている。ここで出された要望をもとに,改善された事例も少なくない。また,教職員からの意見について は,学部内の組織である教学部を中心に,各コースの意見を適宜聴取しながら,教育の質の改善に努 めている。

学期末に全ての授業科目について「学生授業評価」及び「教員授業自己評価」のアンケートを実施 することとしている。学生授業評価アンケートでは,学生からの授業に対する評価及び意見・要望を聴 取し,教員授業自己評価では,教員が自ら担当する授業について,学生授業評価のアンケート結果も 参照しながら,授業の改善点を検討し,教育の質の向上を継続的に行うこととしている。教員授業自己 評価の一部は,学内の情報ネットワークを通じて公開されており,学生が閲覧できるようになっている。

なお,「学 生授 業評 価」及 び「教 員授 業自 己評 価」においては,大 学 教 育センターの情 報 システム

(IYOCAN2)を活用し,事務的な作業については学部の学務係で処理する実施体制を取っている。

年間 4 件の授業公開を行い,他の教員(大学教育センターの教員を含む)が参観し,参考となる取 組や改善を要する点などの意見をアンケート聴取し,フィードバックすることで授業改善に取り組んでい る。

  年間2回程度の学部教職員を対象とした教育の質の改善を促すためのFD研修会を実施している。

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