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教員活動

ドキュメント内 16 Web ICT Web (ページ 56-64)

3. 大学活動の状況

3.1  教員活動

      (出典:組織活動の自己点検評価システム)

〈資料3-1-1(2) 教員の組織構成比(平成25年5月1日現在)〉

      (大学評価室作成)

3.1.2 教員の活動環境と活動状況

「教員活動の自己点検評価システム」では,教員の活動環境を測る指標として,「活動件数」,「週平 均活動時間数」及び「活動ウエイト」を用いるとともに,「教員アンケート」,「教員の要望事項」等の聴取 を行っている。また,教員活動の活性状況を測る指標として,教員の各種創造的活動について経年変

東アジア  東アジア研究科  技術経営  技術経営研究科 

機構等  大学教育機構,大学研究推進機構, 

大学情報機構,時間学研究所,大学評価室 

人文  教育  経済  理  医  医学部附属病 院 

  44  102  62  67  206  145   

      (人)

工  農  共同獣

医  東アジア 技術経

営  機構等  全学合

計  163  31  32  4  11  52  919 

化を調査している。平成 22〜24 年度の教員活動調査に基づいてこれらの指標及び意見聴取の結果 を分析すれば,以下のような教員活動のトレンド(傾向)が窺える。以下の指標分析等は,主に「全学」

組織を対象とし,部局組織の詳細については,後項 3.2「組織活動」(「点検実施主体ごとの自己点検 評価」及び「教育課程ごとの自己点検評価」)に委ねる。

3.1.2.1 活動件数及び活動時間から見た教員活動

現在,大学活動の中で教員が担っている役割は,主として,「教育」,「研究」,「社会貢献」,「診療」,

「管理運営」の諸活動であり,「全学」レベルにおいて,「活動件数」及び「活動時間」にみられる活動の 構成比は資料3-1-2-1に示すとおりである。

〈資料3-1-2-1  「全学」組織における活動別構成比〉

(出典: 教員活動の自己点検評価システム)

これらの円グラフから,教育活動が,他の活動に比べて,「活動件数」及び「活動時間」ともに多くの 割合を占めていることがわかる。また,研究・創造,社会貢献等の活動においては,「活動件数」につい ては大きな変化は見られないが,「活動時間」においては,研究・創造等にかける時間割合が平成 23 年度から増える傾向にある。大学研究推進機構が進める「科学研究費獲得のための申請書ブラッシュ アップの取組」や「若手研究者への研究助成制度」など研究推進のための施策効果等によって,研究 に対する教員のマインド(志向)が上がってきた結果とも考えられる。

3.1.2.2 活動ウエイト及び教員アンケートから見た教員活動

次に,「活動ウエイト」(資料 3-1-2-2(1))及び「教員アンケート」(資料 3-1-2-2(2))から教員の活動 環境を分析すれば,「活動ウエイト」では,教育に対するウエイトが 25〜50%の層に最も分布が集中し,

研究・創造に対するウエイトは 50%以下の層に分布している。社会貢献及び管理運営に対するウエイ トは 25% 以下に分布している。職位別にみると,おおむね,各職位とも同じ傾向のウエイト分布であ る。

一方,「教員アンケート」の結果では,教育,創造的活動(研究,社会貢献など),管理運営のそれぞ れの活動環境については,「満足している」「どちらとも言えない」「不満である」がほぼ均等に分布して いるが,研究環境に「不満である」と回答している者の理由として「活動時間の不足」が抜きん出る傾向 が続いている。

〈資料3-1-2-2(1)  教員の活動ウエイト(平成24年度活動データ)〉

(出典:教員活動の自己点検評価システム)

〈資料3-1-2-2(2)  教員アンケート(平成22年度調査)〉

<アンケート内容>

項目1 十分な学生教育を実施するという観点から,現在の活動環境はあなた自身にと って満足できる状況ですか。  (1. 満足である 2. 概ね満足である 3. どちらと も言えない 4. 少し不満である 5. 不満である)

項目2 十分な学生教育を実施するという観点から,現在の学生の資質はあなた自身 にとって満足できる状況ですか。  (1. 満足である 2. 概ね満足である 3. どち らとも言えない 4. 少し不満である 5. 不満である)

項目3 あなた自身が教育,研究等の大学活動を実施するに際して,現在あなた自身 が行っている管理運営に係る業務負担は適切な範囲にありますか。(1. 適切で ある 2. 概ね適切である 3. どちらとも言えない 4. 少 し不適 切でである 5.

不適切である)

項目4 研究や社会貢献など創造的活動において,最近のあなた自身の活動に満足し ていますか。 (1. 満足である 2. 概ね満足である 3. どちらとも言えない 4.

少し不満である 5. 不満である)

項目5 項目4で「少し不満である」「不満である」と回答された方に,その原因について お尋ねします。主な理由を選んでください(複数回答可)。 (1. 活動時間の不 足 2. 活動設備の不足 3. 活動資金の不足 4. 個人的な問題 5. 組織の問 題)

  (出典:教員活動の自己点検評価システム)

3.1.2.3 教員の創造的活動

次に,教員活動を,教育や管理運営のように業務に近い活動と,研究や社会貢献のように教員自 身のモチベーションが重要となる活動に大別し,後者の活動を包括して創造的活動と呼ぶことにする。

自己点検評価システムでは,平成 23 年度より,このような創造的活動の活性状況を経年変化とともに データ分析を行っている。分析で使用される活動指標は,資料 3-1-2-3(1)の<指標例>のとおりであ り,そのとき,代表指標値はそれに属する各種の詳細指標値(件数)の総和によって定義される。また,

指標例直後の折れ線グラフで使われている平均指標値は,各代表指標値をサンプル数で除した補正 値,すなわち,一人当たりの仮想的な活動件数を表している。ここで,サンプル数として,「教員活動の 自己点検評価システム」の入力完了者数,すなわち,平成 22 年度(2010 年度)は 605 人,平成 23 年度(2011 年度)は 398 人,平成24年度(2012年度)は382 人を基準としている。

〈資料3-1-2-3(1)  教員の創造的活動の指標例(平成22〜24年度活動データ)〉

<指標例>

代表指標 詳細指標

成果発表 雑誌論文発表件数,著書出版件数,解説・事例報告・会議論文集等件数,学会等発 表件数,受賞件数,知的財産の形成件数,広く研究・創造に関連する活動件数

競 争 的 資 競争的資金申請件数,科研費獲得件数,その他外部資金獲得件数,寄付金獲得件

金導入 数,学内競争的研究経費獲得件数

研究連携 共同研究・受託研究受入件数,学内研究連携件数,公的研究者受入数,一般研究者 受入件数(国内/国外),研究出張等件数(国内/国外)

社会連携 公開講座・講習会の企画運営・講師としての活動件数,新聞・雑誌等への寄稿活動 件数,テレビ・ラジオ等の番組出演活動の件数,国内/国際機関・会議等の役員・

運営委員としての活動件数,国内外機関を通じた海外援助活動件数,NPO活動等 を通じた地域・国際貢献活動の件数

学術連携 国内/国際研究会議の役員・運営委員としての活動件数,学会・学術団体の役職等 の活動件数,論文レフェリー・レビュー等の引き受け件数,国内/国際会議の座長 等の件数,書籍(一般書・教科書等)の出版件数,技術・研究・経営等に関する他 機関への指導活動(コンサルティング活動)の件数,教育相談・心理相談等の専門 知識を活用した指導あるいは啓発活動(インストラクター活動)の件数,非常勤講 師・委任研究員等の他機関研究員としての活動件数

      (出典:教員活動の自己点検評価システム)

平均指標値のグラフから,研究関連の指標値が社会連携の指標値に比して高く,創造的活動の中 では,教員のマインドとして研究志向が強いことが窺える。また,各代表指標の平均指標値における平

成22(2010)年度から平成24(2012)年度への経年変化は「ほぼ横ばい」で推移している。

また,「教員活動の自己点検評価システム」のデータ分析として,平成 24 年度から,教育課程別と 研究分野別に,各詳細指標(資料 3-1-2-3(1))の指標例)の経年変化をみることができるようになって いるが,現時点では詳細なデータ分析を行えるほどのデータの蓄積がない。ここでは,科学研究費の コード分類に沿った本学教員組織の研究分野構成比(資料3-1-2-3(2))を記すに留める。

〈資料3-1-2-3(2)  科研費分類による研究分野構成比(平成24年度活動データより)〉

  (出典:教員活動の自己点検評価システム)

3.1.3 教員活動の現状と課題

3.1.2 では,「全学」組織における教員の活動状況をみてきたが,部局別にみると「活動件数」や「活

動時間」の指標においてそれぞれの部局の特徴が現れている。例えば,「人文」,「教育」,「経済」,「東 アジア」,「技術経営」は教員の教育志向が高く,また「医」,「工」は教員の研究志向が高いと推測され る。また,「理」,「農」は教育と研究割合がともに高く,上記組織の中間に位置する活動状況にあると推 測される。「医学部附属病院」,「共同獣医」,「機構等」はそれぞれの部局目的に応じた活動状況であ ることが推測される。

3.1.2「全学」組織での指標分析では,教員が管理運営活動に係る活動割合が 10%強と適切な状

況を呈していたが,部局別にみると,管理運営活動の割合が高い部局も複数見受けられる。これは,

教員アンケートに見られるように,研究環境の不満要因として「活動時間の不足」が挙げられていること と符合する。実際に,どの部局等においても教員アンケートの中で「活動時間の不足」が顕著に現れて いる。教員の研究環境として,「活動時間の不足」をどのように改善していくかが今後の課題といえる。

これらは,平成 22〜24年度にわたって,継続している傾向といえる。

総合領域 複合 新領域

人文学 社会科学 数物系 科学

化学

76(72) 12(15) 77(73) 110(98) 52(53) 30(31)

工学 生物学 農学 医歯薬学 合計 サンプル比率

94(92) 18(17) 53(53) 235(230) 757(734) 86.7(86) %

*( )内の数字は平成23年度活動データの実績

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