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各助成制度と詳しい情報収集方法について

ドキュメント内 肝炎医療コーディネーターこれだけは! (ページ 31-34)

 肝炎の検査や治療にかかる費用については、自己負担を軽減 する制度がたくさんあります。肝炎を放置する理由としては、医 療費に対する不安や心配も少なくないことが分かっていますの で、肝Coの皆さんは、ぜひ制度を知って、積極的に患者さんに 情報発信しましょう。いろいろな制度があり、中には要件や申請 などには、医療事務としての専門知識を要するような制度もあ りますので、肝Coの職種によっては、全部を覚える必要はなく、

利用できる自己負担を軽減する制度があるかもしれないという ことの紹介だけでもいいので、患者さんに案内し、制度に専門職 への橋渡しをすることも、肝Coとしての素晴らしい活動のひと つと言えます。

 

以下に主な制度を紹介しています

注意1:制度は見直しや変更があり、また自治体によって異なる場合もあります。

注意2: 制度ごとに世帯の年収等といった助成の対象要件や申請方法が異なっ ています。

(1)自治体での肝炎ウイルス検査

 B型およびC型肝炎ウイルスに感染している可能性があるか を調べる肝炎ウイルス検査については、初回に限りお住まいの 自治体から費用の補助があります。主にお住まいの市町村での 地域検診や都道府県等の保健所での検診など で実施されてい ます。

(2)初回精密検査費用

 自治体や職域で実施する肝炎ウイルス検査で陽性と判定され た後に、指定された専門医療機関を受診して詳しく病態を診断 するために実施される初回精密検査に要する費用について、助 成があります。

 自治体等からの定期的な受診状況確認の連絡(フォローアッ プ)を受けることに同意した方が対象となります。

(3)定期検査費用

 B型・C型肝炎ウイルスが原因の慢性肝炎や肝硬変、肝がんと 診断された方(治療後の方も含む)で、年に2回まで、定期検査 費用の助成があります。初回精密検査費用の助成と同様に、自 治体等からの定期的な受診状況確認の連絡(フォローアップ)を 受けることに同意した方が対象です。

(4)肝炎に対する抗ウイルス治療に対する医療費

 B型・C型慢性肝炎ならびに肝硬変患者でインターフェロン治 療、インターフェロンフリー治療および核酸アナログ製剤治療な どの抗ウイルス治療を実施している方または実施予定の方に対 して、抗ウイルス治療に要する医療費を助成する制度です。所得 により毎月の自己負担の上限額が1ヶ月あたり1万円あるいは 2万円となります。

(5)肝がん・重度肝硬変の入院医療費

 B型・C型肝炎ウイルスに起因する肝がん や非代償性肝硬変

(重度肝硬変)と診断された方で、年収が約370万円未満などの 一定の要件を満たした患者さんが対象です。直近12ヶ月以内に 4月以上、入院医療費が高額療養費の自己負担限度額を超えた

場合に、4月目から自己負担が1万円に軽減されます。

(6)身体障害者手帳

 肝臓機能障害の重症度分類であるChild-Pugh分類の3段階

(A・B・C)のうち、BとC(7点以上)が対象です。身体障害者福 祉法に基づいて、1~4級の手帳が交付されます。

制度を知るには? 内容を詳しく調べには??

(1) お住まいの自治体によって実施状況が異なることがありま すので、都道府県あるいは肝疾患診療連携拠点病院の肝疾 患相談支援センターにお問い合わせするとよいでしょう。

(2) 肝炎情報センターや厚生労働省のホームページから調べる こともできます。

小林 良正

ドキュメント内 肝炎医療コーディネーターこれだけは! (ページ 31-34)

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