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インターネットサービス利用動向

2.3 消費者動向

2.3.2 インターネットサービス利用動向

本調査で実施したアンケート調査によると、米国のインターネット利用者の

84.9%がインターネットショッピングを過去1年間で経験している(図表 2.3-4)。

米国のインターネット利用者のほとんどはEC経験があると言える。週に1回以上 購入する利用者は、インターネット利用者全体の 1 割程度となっている(図表 2.3-5)。

図表 2.3-4 インターネットショッピングの利用率(米国)

84.9%

15.1%

利用している 利用していない (N=1,000)

126

図表 2.3-5 インターネットショッピングの購入頻度(米国)

週に3~5回程度, 2.8%

過去1年間なし, 15.1%

半年に1回程度, 13.5%

週に1~2回程度, 6.2%

月に2~3回程度, 17.7%

月に1回程度, 15.9%

2~3ヶ月に1回程度, 21.0%

年に1回程度, 7.8%

(N=1,000)

過去1年間にインターネットショッピングを利用した人のうち、最も利用の多い 購入対象は、「衣類・アクセサリー」(51.7%)であり、実に半数以上が経験してい る。また、「書籍・雑誌」(45.3%)や「雑貨(玩具、花卉などを含む)・家具・イン テリア」(35.3%)も米国のインターネット利用者から多く購入されている。また、

デジタルコンテンツの利用も進んでいる。「音楽・映像コンテンツのダウンロード」

利用については、23.7%となっている(図表 2.3-6)。

127

図表 2.3-6 インターネットショッピングで購入した商品・サービス(米国)

45.3%

7.1%

34.3%

23.7%

17.8%

13.8%

18.0%

11.1%

10.8%

51.7%

18.1%

10.7%

35.3%

5.5%

7.1%

25.3%

23.3%

21.9%

6.8%

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%

書籍・雑誌(電子書籍のダウンロードは含まない)

電子書籍のダウンロード 音楽・映像のソフト(CD・DVDなど)(コンテンツのダウンロードは含まない)

音楽・映像コンテンツのダウンロード コンピュータ・ゲームのソフト(コンテンツのダウンロードは含まない)

コンピュータ・ゲームコンテンツのダウンロード(オンラインゲームを含む)

パソコン・周辺機器 生活家電(冷暖房機・掃除機など)

AV機器(テレビ・ステレオなど)

衣類・アクセサリー 医薬・化粧品 食品・飲料・酒類 雑貨(玩具、花卉などを含む)・家具・インテリア 自動車・自動二輪車・パーツ 情報提供サービス(有料のウェブサイトとの利用契約など)

旅行サービス(パック旅行申込・ホテル予約を含む)

金融サービス(ネットバンキング・ネットトレーディングを含む)

各種チケット(交通チケット・イベントチケット・ギフト券を含む)

その他

(N=849)

2009年は、米国のEC史上、初めてBtoC-ECの市場規模がマイナス成長を迎え た年となった。米国の調査会社 comScore によると、米国における、2009 年の

BtoC-ECの市場規模は、2,096億ドルであり、前年比でマイナス4%となっている。

内訳をみると、BtoC-EC(旅行除く)は 1,298 億ドル、BtoC-EC(旅行)は 798 億ドルとなった。

米国における2009年のBtoC-EC(旅行除く)売上高の月間の推移をみると、2009 年1月から10月まで、継続して100億ドル前後を推移している。11月に入ると、

前月よりも売上高が若干増加し、12 月には170億ドルと、売上の伸びを見せた。

前年同月比でみると、2009年10 月までは0%からマイナス 5%近くを推移してい たが、11 月以降は、プラス成長に転じている(図表 2.3-7)。これは、米国商務省 の統計による小売売上高の前年同月比成長率の推移とほとんど同じであり、米国で 長引く景気低迷による消費者心理の冷え込みが、ECに直接的に影響を与えたもの と推測される。

128

図表 2.3-7 米国のBtoC-EC(旅行除く)市場規模(2009年)

出所:comScore

米国の調査会社comScoreによると、2009年、米国のBtoC-ECで売上高が伸び た商品カテゴリーは、「書籍・雑誌」の12%であった。「コンピューターソフトウェ ア」(7%)や「スポーツ・フィットネス商品」(6%)が次いで売上増割合の大きな 商品カテゴリーであった(図表 2.3-8)。

図表 2.3-8 BtoC-ECの売上高が前年比で増加した商品カテゴリー(2009年)

出所:comScore 本調査で実施したアンケート調査によると、米国のEC利用者は、ECを利用す

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る理由として、インターネットならではの利便性や価値を感じている人が多いこと が伺える。ECを行う理由として最も多かったのが、「店舗までの移動時間、営業時 間を気にせず買い物が出来るから」(59.1%)であり、「同一商品の価格の比較がで きるから」(49.9%)と同様、買い物における利便性が高いことが、支持を集める 大きな要因となっている。同時に、「実店舗で買うよりも価格が安いから」(50.4%)

も、EC購入の大きな理由となっており、より安い価格の商品を求める米国民の心 理が色濃く反映されている。また、「一般の商店ではあまり扱われていない商品・

サービスの購入ができるから」(46.6%)も続いて高く支持されている(図表 2.3-9)。

図表 2.3-9 インターネットショッピングを利用した理由(米国)

59.1%

46.6%

50.4%

36.2%

17.0%

31.4%

37.3%

49.9%

32.6%

19.2%

16.7%

23.8%

12.5%

6.2%

5.3%

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%

店舗までの移動時間、営業時間を気にせずに買い物ができるから 一般の商店ではあまり扱われていない商品・サービスの購入ができるから 実店舗で買うよりも価格が安いから 検索機能などにより、購入したい商品を探しやすいから ポイントがたまるなどの特典があるから 在庫が豊富だから/在庫状況を確認できるから 類似商品の機能や価格の比較ができるから 同一商品の価格の比較ができるから 商品を購入した消費者の評価(レビュー)がわかるから 商品を購入するための手続・操作が簡単だから 店員応対がわずらわしくないから 購入商品の持ち帰り、配送に手間がかからないから 様々な決済サービスに対応しているから 商品を購入後に、感想や使用感などを書き込むことができるから その他

(N=849)

また、インターネットショッピングを利用しない理由として最も多かったのが、

「実物の商品を見てから購入したいから」(46.4%)であり、続いて、「興味がない

/利用する機会がないから」(37.1%)となった(図表 2.3-10)。

130

図表 2.3-10 インターネットショッピングを利用していない理由(米国)

37.1%

7.3%

46.4%

7.3%

22.5%

17.2%

21.2%

9.3%

11.9%

3.3%

7.3%

4.0%

21.2%

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%

興味がない/利用する機会がないから 購入したい商品がどのサイトで売られているのか、探すのが大変だから 実物の商品を見てから購入したいから 購入時に店員からの説明を受けたり、店員への相談をしたいから 購入時の支払方法に不安があるから 購入後のアフターサービス(返品、交換、保証、故障対応等)に不安があるから 個人情報の取り扱いに不安があるから 商品の受取や配送に不安があるから 問い合わせやトラブルに対し、事業者が適切に対処してくれるかわからないから 以前にインターネットショッピングでのトラブルに遭遇したから ニュースや知人からインターネットショッピングでのトラブルを聞いているから 購入までの手続・操作方法がわからないから その他

(N=151)

ECの支払方法は、本調査で実施したアンケート調査によると、米国のインター ネット利用者のうち、クレジットカード支払いが65.7%と最も多く支持されている 方法である。その他、銀行口座から直接引き落とされるデビットカードによる支払 いも42.9%と多くなっている(図表 2.3-11)。

図表 2.3-11 インターネットショッピングにおける支払い手段(米国)

11.0%

3.8%

65.7%

42.9%

13.4%

10.8%

2.0%

7.2%

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%

配達受取時の代金引換支払(現金、クレジットカードなど)

窓口・ATM端末などでの振込(銀行、郵便局、コンビニなど)

インターネット上でのクレジットカード支払

インターネット上でのデビットカード支払

インターネット上での電子マネー支払(Edy、Suicaなど)

インターネット上でのネットバンキング振込

電話料金・通信料金などへの上乗せによる支払

その他

(N=849)

131

米国のインターネット利用者が、インターネットショッピングを行うためのデバ イスとしては、「パソコン」が94.1%と、ほとんどの人が PCを利用している。一 方で、「携帯電話・PHS」が6.2%、「スマートフォン」が5.3%と、モバイルECの 利用者も一定の割合で存在している(図表 2.3-12)。特にスマートフォンについて は、他国よりも高い水準であり、米国の特徴的な傾向であると言える。

図表 2.3-12 インターネットショッピングで使用される通信機器(米国)

94.1%

6.2%

2.0%

5.3%

3.2%

1.9%

3.1%

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%

パソコン

携帯電話・PHS

携帯情報端末(PDA)

スマートフォン

インターネット接続可能なテレビ

インターネット接続可能なゲーム機

その他

(N=849)

米国のインターネット利用者の間で、最も閲覧、書き込み・投稿されているコミ ュニケーションサービスは、SNSである(図表 2.3-13、図表 2.3-14)。他国では、

ブログ、価格比較サイトなど、情報収集を目的としたコミュニケーションサービス も人気である一方、米国では、SNS という交流を目的としたサービスが群を抜い て支持が高くなっているのが特徴であると言える。

132

図表 2.3-13 インターネット上のコミュニケーションサービス:閲覧(米国)

31.2%

47.2%

13.2%

17.3%

30.6%

21.3%

16.0%

24.7%

4.9%

38.3%

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%

ブログ

SNS

電子掲示板

口コミサイト

比較サイト(価格比較など)

Q&Aコミュニティ

ミニブログ(twitterなど)

動画共有・配信サイト

その他のコミュニケーションサービス

過去1年間には利用していない

(N=1,000)

図表 2.3-14 インターネット上のコミュニケーションサービス:投稿(米国)

13.4%

36.8%

4.8%

4.8%

5.6%

6.9%

8.1%

5.8%

3.7%

56.7%

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%

ブログ

SNS

電子掲示板

口コミサイト

比較サイト(価格比較など)

Q&Aコミュニティ

ミニブログ(twitterなど)

動画共有・配信サイト

その他のコミュニケーションサービス

過去1年間には利用していない

(N=1,000)