トップPDF 金属vol86No3p267 274pdf 最近の更新履歴 wwwforumtohoku3rd 金属vol86No3p267 274

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論文とその指摘に対する大学不適切な対応 論 説 はじめに   2007 年末に匿名投書をきっかけに表沙汰になっ た井上明久氏(当時:東北大学総長)を著者とする 論文に関する不正疑惑は,いまだに解消されてい るとは言い難い.その主たる理由は,東北大学 「研究不正とは言えない,問題ない」という類報 告,あるいは日本金属学会科学的裏づけがない 唐突な訂正( Erratum)記事・編集委員会公告では, 誰もが公正な措置であると十分納得できる結果と なっていないからである.しかも,ほとんど大 学や研究機関に設けられている「研究活動におけ る不正行為へ対応(ガイドライン) 」が示す, 「疑 惑を指摘された論文実験結果に関する説明責任 は,再現実験による立証を含め,著者にある」こ とが実行されていないからである.例えば,井上 氏はこれまで一度も不正疑惑解消ため公式説 明を自らが行っていないし, 10 年以上前研究で, すでに関連装置がなくノウハウを持つ研究者もい ないこと等を理由に再現実験実施も試みようと もしない.むしろ再現実験を避けている.このよ うな研究不正疑惑解消には明らかに不適切だと 思われる措置が続いていることに加えて,さらに 次々と明らかにされた井上氏を著者とする論文不 正疑惑数が非常に多いことも特徴である.  本稿は井上氏論文に認められる不正疑惑全 てを示すではなく,論文に報告されている 5 つ 実験データうち4つが不正だと考えられる論
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解題 回答pdf 最近の更新履歴  wwwforumtohoku3rd

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論 文 1、 論 文 2 と も に 、 実 際 に 試 料 作 成 に 携 わ っ た は Zhang Tao 氏 で あ る こ と が 本 委 員 会 聞 き 取 り 調 査 に よ り 確 認 さ れ 、 こ 事 は 井 上 氏 も 認 め て い る 。 Zhang Tao 氏 は 1997 年 当 時 母 合 金 作 製 で は 、 induction melting と arc melting を 併 用 し て 作 製 し て い た と 述 べ て お り ( 井 上 氏 も 同 様 回 答 ) 、 論 文 で 記 述 が 不 十 分 で あ っ た と 反 省 弁 を 述 べ て い る 。 し か し 、 両 論 文 で 最 終 研 究 試 料 と な る バ ル ク 金 属 ガ ラ ス は 、 母 合 金 を 再 溶 解 し 鋳 型 に 鋳 込 ん で 作 製 す る こ と か ら 、 再 溶 解 条 件 が 同 様 で あ る 限 り 、 母 合 金 化 学 組 成 は 同 じ で あ る で 、 母 合 金 作 製 方 法 に 寄 ら ず 同 様 バ ル ク 金 属 ガ ラ ス が 得 ら れ る と 考 え ら れ る 。 Zhang Tao 氏 は 、 母 合 金 再 溶 解 は 、 両 研 究 で 同 様 で 、 induction melting で 行 っ た と 述 べ て い る ( 井 上 氏 も 同 様 回 答 ) 。 読 者 理 解 を 容 易 に す る た め に 、 母 合 金 再 溶 解 法 に 関 し て も 明 確 に 記 述 す べ き で あ っ た 。
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告発および青山意見書pdf 最近の更新履歴  wwwforumtohoku3rd

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一般に,金属ガラスを含むアモルファス物質X線回折パターンに現れる微 細なシグナル(縦軸ギザギザ)は,対象物質固有性質に依存するものでは なく, 測定ごとに異なる 「統計的な揺らぎ」 に起因することが知られています。 そのため,同一試料であっても2回測定すれば,通常,それぞれ微細なシグナ ル(縦軸ギザギザ)が全く異なった結果を得るです。したがって, 1994 年 特許申請図は, 1993 年論文実験結果で代用したことが推断され,研究者 倫理に反する行為がなされた可能性が極めて高いことをうかがわせます。私 たちも,特許申請と研究論文とを同等には必ずしも扱わないことを承知してい ます。しかし,事実と異なる実験結果を使って自ら権利を主張することは, 明らかに研究者倫理を逸脱していると考えられます。井上氏は,この内容につ いて,研究者として社会的説明責任があります。
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公開質問状1pdf 最近の更新履歴  wwwforumtohoku3rd

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14 / 16 れている。 仮に被写体が不明写真を Zr 基 BA 合金試料外観写真として用い れば研究不正である。他方, Nd 基 BA 合金外観写真と認識できる写真を, Zr 基 BA 合金外観写真だとして使えば,それも研究不正である。これら以外 場合に,「写真が取り違えられる」,というは想像できない。前告発で われわれは,写真を取り違えたと弁明するなら,取り違えた相手,つまり, 本物写真を提示し,取り違えたこと根拠を示して証明すべきだだと,指 摘しておいた。 しかし調査報告書には JIM97 年論文当時被告発者ら写真 保管や整理方法に関する具体的な記述が皆無であった。取り違えた理由とし て被告発者は, ‘ 形状が似ている試料 ’ と弁明した。 しかし, 上記したように, 「形状が似ている」は, 根拠ない,事実に反する弁明である。 JIM96 論文 試料外観写真を JIM97 論文に用いたことが過失, つまり故意でなかった証明は 皆無である。ガイドラインに従って判定すれば,井上氏らは, JIM97 論文,
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公開質問状2pdf 最近の更新履歴  wwwforumtohoku3rd

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9 ) はデータ幅が珍しく記されている。 すなわち、 Fig. 4 説明文 ( P1150 右欄下から 3 行目)は、 The glassy alloys subjected to compressive deformation exhibit elastic elongation ( εe ) of 1.7-1.9%, followed by plastic elongation of 0.8-1.5% and then final fracture (参考訳:圧縮変形を受けたガラス合金は 1.7-1.9% 弾性伸び ( εe ) (ママ)を示し、次いで 0.8-1.5 %塑性伸び(ママ)を示 し、 最終破断する) と記されている。 ここで、 ひずみ原点が不明なので、 1.7-1.9% 弾性伸び ( εe ) が妥当であるか否か検証できない。他方、ひずみ原点が不明で も算出可能な圧縮塑性ひずみ (塑性伸び) は 0.8-1.5 %と記されている。 すなわち、 応力-ひずみ曲線から読み取れる圧縮塑性ひずみ 1.1 %は 0.8-1.5 %範囲内であ り、 論文記述と矛盾しない。 しかし、 論文に記載された数値、 1.7 %は、 0.8-1.5 % 範囲外であり、最高値を超えている。したがって、調査報告書に記された、 「数回行った実験で得られた結果平均値、もしくは最高値を本文中に記載し た。」は、論文に記載された事実に反する。
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コメント図解pdf 最近の更新履歴  wwwforumtohoku3rd

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他方、少量金属混合物ならば、アーク溶解で 一挙に合金化する。こうして得られた合金を母 合金と言い、母合金を多数集めて再溶解し、所 定大重量合金を作製する。

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AIPの見識(APL論文)pdf 最近の更新履歴  wwwforumtohoku3rd

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http://apl.aip.org/resource/1/applab/v98/i25/p259902_s1?view=fulltext&bypassSSO=1 AIP 判断内容は、以下とおり整理できる。 APL 論文 Fig.1 および Fig.2 には、 Au および Pt を 10% 含む合金 DSC 曲 線あるいは X 線回折曲線が追加されている。

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検証第2回 Mアニメpptx 最近の更新履歴  wwwforumtohoku3rd

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疑惑概要と問題点: 1.論文1主要な結果は、表題が示すとおり、市販 FC20(Fe-C-Si) 合金に少 量ボロンを加えたバルク状アモルファス合金に関する 結晶化に伴う構造 および機械的性質であり、その内容を主に7つ図 (Fig.5 ~ Fig.11) を使って まとめてあるが、これらは全て論文2に報告されている内容と基本的に同じで ある。

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日野氏ら2012 07 12付けJST宛告発別紙pdf 最近の更新履歴  wwwforumtohoku3rd

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ている現象は、 座屈あるいは試験片上下端面付近緩慢な破断による可能性を否定でき ない。これら事項は学術的にきわめて不適切である。したがって、 ( 独 ) 科学技術振興 機構( JST )資金提供を受けた ERATO 井上過冷金属プロジェクトは「優れたバルク 金属ガラ研究成果が得られており、 指摘された一部研究上問題点があっても、 そ

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青木清『金属』8月号論説概要pdf 最近の更新履歴  wwwforumtohoku3rd

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告発は、 大学は公式に対応しないというが原則ですが、 問題が現役大学総長 (当時) 研究不正であったことから、 文科省指導もあり東北大学は庄子哲雄理事 (当時) を 委員長とする調査委員会(以下、庄子委員会)を立ち上げました。 再現性がない、 と言う批判に対する最も効果的な反証一つは、 当時と科学的に同等

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検証第2回 Mアニメpdf 最近の更新履歴  wwwforumtohoku3rd

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なお、前ページ、第 2 項については、別掲記事(「『一つでも新たなデータが元論文デー タに追加されていれば、別論文である』と主張は通用しない」)で紹介した AIP (米国物 理学会)見解をあわせて参照されたい。 3.さらに論文1は、完全に論文2データと同一場合もあるが、合金組成表示が at% から mass %に書き換えられており、区別ために導入された記号 a 、 b 等に括弧が 付加されたり、写真上下が逆、回転、裏返しなど加工が加えられているケースが認 められる。論文 1 著者らには、なぜ論文 2 へ参照・引用指示を与えなかったか、ま た両論文間に生じている主要画像データ異同を科学的合理的に説明する必要がある。
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最高裁決定批判 16 03 18pdf 最近の更新履歴  wwwforumtohoku3rd

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はないだが ―、問題試料再現に成功したと称して示した試料現物写真 は、横山氏が文鎮として使って欲しいと、井上氏に渡した普通金属塊であっ て、金属塊が金属ガラス合金であることを確認するため、X線回折など、必 要不可欠な科学的検査を何らしていなかったことを暴露した。しかし高裁はこ

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秦氏陳述書の根本問題pdf 最近の更新履歴  wwwforumtohoku3rd

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当初、バルク金属ガラスは液体急冷アモルファスリボン作製法を参考に していた。液体急冷法は、石英管中母合金を高周波誘導加熱して溶解し、溶 湯を石英管ノズルから噴出させて高速回転するロールに衝突させ、リボン状 アモルファス試料を得る方法である。溶湯をロールに衝突させずに、石英管ノ ズルから噴出した溶湯をバルク形状空洞をもつ銅製鋳型に鋳込んで凝固させ るが、銅鋳型鋳造法である。しかし、 石英管中で溶解は、石英管成分酸 素やシリコンが溶湯中に溶け出して混じり、結晶核生成を不可避とすること
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検証第3回animationpdf 最近の更新履歴  wwwforumtohoku3rd

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Soft Magnetic Properties of Bulk Fe-based Amorphous Alloys Prepared by Copper Mold Casting/Akihisa Inoue, Akira Takeuchi, Tao Zhang and Akira Murakami/IEEE Trans. on Magnetics, Vol.32, No.5 (1996), 4866-4871(Received March 4, 1996) 論文1は、 Fe-Al-Ga-P-C-B-Si 系リボン状およびバルク状アモルファス合金軟磁気 特性に関する報告で、6つ図を使ってまとめてある。 Fig.1-Fig.4 4つ内容は、 基本的に論文2で報告されているデータと同じであるが、論文2引用はない。さらに、 残り2つ Fig.5 と Fig.6 内容は、基本的に論文3で報告されているデータと同じである。 論文3は、参考文献 [12] として引用されてはいるが、序文部分に、 More recently, we have succeeded in fabricating Fe-(Al,Ga)-(P,C,B,Ge) bulk amorphous alloys with soft
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検証第3回animationpptx 最近の更新履歴  wwwforumtohoku3rd

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論文3 一部が二重投稿論文元論文になったと推断される論文  学士院賞審査要旨リスト論文 10 Soft Magnetic Properties of Bulk Fe-based Amorphous Alloys Prepared by Copper Mold Casting/Akihisa Inoue, Akira Takeuchi, Tao Zhang and Akira M urakami/IEEE Trans. on Magnetics, Vol.32, No.5 (1996), 4866-4871(Received March 4, 1996)   論文1は、Fe-Al-Ga-P-C-B-Si系リボン状およびバルク状アモルファス合金軟磁気特性に 関する報告で、6つ図を使ってまとめてある。Fig.1-Fig.44つ内容は、基本的に論文 2で報告されているデータと同じであるが、論文2引用はない。さらに、残り2つFig. 5とFig.6内容は、基本的に論文3で報告されているデータと同じである。論文3は、参考文 献[12]として引用されてはいるが、序文部分に、More recently, we have succeeded in fabricating Fe-(Al,Ga)-(P,C,B,Ge) bulk amorphous alloys with soft magnetism [8-12]. 形式で一度引用している みである。論文1読者が、Fig.5とFig.6originalityは[12]であると判別することは容易ではな い。
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秦教授宛公開質問 _15_12_27pdf 最近の更新履歴  wwwforumtohoku3rd

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2015 年 12 月 24 日に e-mail へ添付ファイルで同日付秦先生「公開質 問書に対する回答書」を拝受しました。 秦先生は今回,「大村先生がご所望論文(註:アーク溶解吸引鋳造法に より直径約 15 ㎜程度 Zr 基バルク金属ガラスを作製した論文)は存在しませ ん。」と回答されました。論文が存在しなければ,陳述書に記された「添付す る論文で発表したように」と問題文言は事実に反します。事実に反するこ とは誤り(間違い),あるいは嘘偽りであると考えます。したがって, HP 当該記事撤回(削除,または修正)要請に応じることは出来ないことを, 最初に,重ねてお伝えします。
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第4回公開質問 16 01 17pdf 最近の更新履歴  wwwforumtohoku3rd

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Zr 基バルク金属ガラスが作製できたとは言えません。そもそも両者は全く別 実験結果に基づいているからです。両者が別実験であることは、キャップ鋳造 法は、横山嘉彦先生と井上先生らによって、新規性が求められる特許申請されてい ることからも容易に理解できます。なお、両者が別実験であることは、秦先生ご自

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金属Vol86No2p153 164pdf 最近の更新履歴  wwwforumtohoku3rd 金属Vol86No2p153 164

金属Vol86No2p153 164pdf 最近の更新履歴 wwwforumtohoku3rd 金属Vol86No2p153 164

70 ฀฀฀฀฀฀฀฀฀฀฀฀฀฀฀฀฀฀฀฀฀฀฀฀฀฀฀฀฀฀฀฀฀฀฀฀฀฀฀฀฀฀฀฀฀฀฀฀฀฀฀฀฀฀฀฀฀฀฀฀฀฀฀฀฀฀฀฀฀฀฀฀฀฀฀฀฀฀฀฀฀฀฀฀฀฀฀฀฀฀฀฀฀฀฀฀฀฀฀฀฀฀฀฀฀฀฀฀฀฀฀฀฀฀฀฀฀฀฀฀฀฀฀฀฀฀฀฀฀฀฀฀฀฀฀฀฀฀฀฀฀฀฀฀฀฀฀฀฀฀฀฀฀฀฀฀฀฀฀฀฀฀฀฀฀฀฀฀ 金属 Vol.86 (2016) No.2 試料を熱処理して準結晶が生成したことを示す科 学的根拠が何ら与えられていない.  なお,青木氏が指摘したように熱処理によって アモルファス相中に現われる第二相体積率を示 す V f 値が 99 年論文と 97 年論文では大きく異 なっている. 97 年論文 V f 値である 14%およ び 23%については,その算出根拠データが同論文 Fig.5 に与えられているので,その妥当性が検 証可能である.しかし, 99 年論文 V f 値である 45%および 70%については,その算出根拠データ が与えられていないので,妥当性検証は不可能 である.この点は, 99 年論文には応力−歪曲線が 与えられておらず,引張破断強度妥当性が 検証できないと同様である(この詳細は,青木清 論文,文献 5),参照).
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金属Vol86 No7 631638pdf 最近の更新履歴  wwwforumtohoku3rd

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 我々は,井上氏が日本金属学会欧文誌に公表し た,吸引鋳造法による直径 16mm,長さ 70mm あ るいは直径 30mm 長さ 50mm Zr 基バルク金 属ガラス作製に関する研究論文に,例えば 200g 原料に基づいて 240g バルクサンプルができ た等という質量保存則に反する記述や, 5.3kPa と いう常識的には考え難い低いアルゴンガス圧力雰 囲気下でアーク溶解実験条件等に疑問を見出 し,論文ほか,関連する吸引鋳造法(同氏は,こ バルク金属ガラス鋳造方法を「差圧鋳造法」 とも呼んでいる.両者は同一方法である)による特 許も調査していた.しかし,特許申請手続きそ ものに重大な問題点があることには,気づいて いなかった.ところが, 『週刊金曜日』 2015 年 11 月 27 日号に掲載された三宅勝久氏記事「まぼろ しのノーベル賞 東北大学“井上合金事件”」にお いて,井上氏は, 1994 年 10 月 14 日付けで「差圧 鋳造式金属ガラス製造法」特許出願をしてい たが,この出願書類に「実施例」として盛り込まれ た実験が,実は架空実験,つまり「カラ実験」で あったと報じられた.三宅氏は,この事実関係を, 井上氏本人と,東北大学に問い合わせ,両者
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金属Vol86 No9847pdf 最近の更新履歴  wwwforumtohoku3rd

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はじめに  井上明久東北大学前総長(現 城西国際大学教 授,なお,本稿はすべて敬称略)が著者 96 年論 文 1) と 07 年論文 2) に,捏造ないし改ざん疑いが あると,日野秀逸東北大学名誉教授らが東北大学 に告発した記事をホームぺ−ジ( HP) 3) に掲載した ことにより名誉が傷つけられたと,井上らが訴え た損害賠償裁判は,最高裁が上告を却下し,名誉 毀損を認めた仙台高裁判決が確定した 4) .  井上研究不正疑惑は 96 年論文を含む 4 論文 に捏造改ざん疑いがあると 07 年に匿名投書が告 発したことに端を発する. 96 年論文は,吸引鋳造 法で直径 30mm,長さ 50mm Zr 55 Al 10 Ni 5 Cu 30 バ ルクガラス合金を作製したと報告し,バルク金属 ガラスが注目される契機となった.この試料サイ ズは 20 年後今日でも世界記録である.
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