オーディオ ファイルの取り扱い
A- LAW (.alaw, .vox)
電話に用いられるオーディオ エンコード/圧縮技術で す。解像度は8ビットです。EUの電話システムは この エンコードでデジタル化を行っています。
フォーマット 説明
Sun/Java
(.snd, .au)
主 に Sun お よ び NeXT コン ピ ュー タ で使 用 され る オ ーデ ィオ ファ イ ル用 のフ ォー マッ ト です。イ ン ターネ ット経由 のファイル 交換にもよ く使用さ れま す。サポートされているビット数は、8、16、24 です。
ADPCM -Microsoft/
Dialogic (.vox)
ゲ ーム や電 話の シ ステ ムに よく 用い ら れる フォ ー マットです。リニア PCM より低いビッ トレートであ り、従って容量/バンド幅が節約されています。
Ogg Vorbis (.ogg)
Ogg Vorbis はパテン ト制限のない 開かれた新し い圧 縮フォーマットであり、比較的高品位なオーディオと 非常に小さなオーディオ ファイ ル サイズを両立して います。
Text/Excel (.txt) 波形をテキストとして表現したものです。オーディオ ファイル をテキスト ファイ ルとして保存する ことに より、Excel などの表計算アプリケーショ ンで開いて テキスト スタイルによる 10 進法で確認し、サンプル の値を編集できます。このようなテキストで表現され た波形ファイルを WaveLab Studio で開くと、データ はデコー ドされ、オーディオ ファイルとして 扱えま す。重要な点ですが、このタイプのファイルはまった く圧縮されていないので、容量が非常に大きくなる場 合があります。極度に大きなサイズの txt ファイルの 作成と編集は避けるべきです。もう一つ注意すべき点 ですが、32ビット浮動小数点ファイルを扱う場合、こ のフォーマットは 100%ロスレスではありません。い くつかの情報が失われます。バイナリの浮動小数点の 値を、細部のロスなしにテキストの 10 進法で表すこ とができないためです。
Windows Media Audio
(.wma)
Microsoft 社独 自の オー ディ オ圧縮 フォ ーマ ット で す。WaveLab Studio では、フォーマ ットのファ イル の読み込み、書き出しができます。
Ensoniq Paris
(.paf)
Ensoniq 社の Paris シス テムで使 用される 16 ビ ット のファイル フォーマットです。
Raw PCM files
(.raw, .pcm, .$$$)
こ のフ ォ ーマ ット で は、ビッ ト数 や サン プ リン グ レー トの情 報は含ま れませ ん。こ のフォ ーマット の ファイル を開く際は、ビット 数とサンプリング レー トを 指定す る必要が ありま す。指 定した 値が不適 切 な場合 はファイ ルが正常に 再生されな いのでご 注意 ください。
フォーマット 説明
"$$$" というファイルタイプは WaveLab Studio の一時ファイル フォーマット です。編集作業中のシステムが クラッシュした場合 などは、ハードディスク上の WaveLab Studio 用の一時フォルダ にある、$$$ ファイルを開くと失われたデータが取り戻せる場合 があります。
20、24、32 ビットファイルについて
WaveLab Studio が 20 ビット、24 ビットのファイルを取り扱えるから といって、必ずしもそれらのビ ット数に対応したオーディオ デバイス が必要というわけではありません。アプリケーション内部では、使用し ているオーディオ デバイ スの対応ビット分解能に関係なく、常に最高 の分 解能でデータが 処理されます。再生時には 使用しているオ ーディ オ デバイスに対応したビット分解能に自動的に変換されます。
一時ファイルについて
WaveLab Studio では、「元に戻す」などの 機能を使うための データを 一時的 に保存しておくため、ハード ディスク上に一時ファ イルを作成 します。一時ファイルの詳細については、13 ページの『一時ファイル』
をご参照ください。
一時ファイルのビット数を 16、24、32 ビットの中から選択できます。
この設定は、" ユーザー設定(Preferences)" の " ファイル(File)" タブ で行います。
ビット数 が大きいほど一時ファイ ルとして記録されるデー タの質も高 くなります。しかし、32 ビットファイルは 16 ビットファイルの 2 倍の ディスクスペースを消費し、処理に要する時間も長くなります
• 24 ビットまたは 32 ビットのファイルの書き出しは、一時ファイル にも同じ、またはより大きなビット数を設定してください
• レベルが 0 dB を超えるファイルを作成する場合は、32 ビットを使用 してください。
• 16 ビットファイルのみを使う場合も、一時ファイルを 24 ビットま たは 32 ビットに設定 すると、音質が微妙 によくなる場合が ありま す。
• より速い作業とより少ないディスクの消費 容量が重要事項になるよ うな場合は、一時ファイルを 16 ビットに設定してください。
ファイルを開く
WaveLab Studio でのファイルの 開き方については31 ページの『オー ディオ ウィンドウを開く』をご参照ください。CD からの各トラックの 読み込み については、33 ページの『オー ディオ CD から のトラックの 読み込み』をご参照ください。
" 保存(Save)" と " 名前を付けて保存(Save as)"
⇒ 新規ファイルを初めて保存する場合は、" 保存(Save)" と " 名前を 付けて保存(Save as)" のどちらを選択しても変わりはありません。
いずれにせよ、ファイル形式、保存フォルダ、および ファイル名を 指定する必要があるので、これらを指定するための ダイアログが表 示されます。
⇒ 一度名前を付けて保存したファイルはそれ以降も同 じ名前で扱われ るので、" ファイル(File)" メニュー の " 保 存(Save)" を選 択する か [Ctrl] + [S] を押すとファイルを上書きして更新できます。
⇒ ほかの名前で保存する場合や、別の場所への保存、ま たは別のファ イル フ ォー マット で保存 したい 場合に は " ファ イル(File)" メ ニューの " 名前を付けて保存(Save as)" を選択します。
ファイル フォーマ ットの変更 の仕方に ついては、後 ほど説明 しま す。
⇒ " 複製ファイルの作成(Save a Copy)" 以外のすべての保存を行う際 は、操作記録用の一時ファイルが削除される ので、保存後は「元に 戻す」または「やり直し」を実行できなくなります。
バックアップ ファイルの自動作成
通常の " 保存(Save)" 以外の操作では、同名のファイル が存在する場 合にバックアップ ファイルを作成します。
例えば " 名前を付けて保存(Save as)" を実行して、すでに存在するファ イル名で保 存しようとすると、既存の ファイルのバックアップ を作成 するかどうかを尋ねてきます。" はい " ボタン をクリックすると、ファ イル拡張 子の最初の文字が "˜" に変更された バックアップ ファ イルが 作成されます。たとえば、".wav" は ".˜av" に変わります。
" 保存時のファイル属性の変更(Save as)"
以下の手順により、保存時 に属性(ファイル フォーマット、サンプリ ング レート、ビット解像度、ステレオ / モノ)を変更できます。
1. " ファイル(File)" メニューで " 名前を付けて保存(Save as)" を選 択します。
2. ダイアログが表示されるので、ファイ ル名、保存先フォルダ、ファ イルの種 類などを指 定します(50 ページの『サポ ートされて いる ファイル フォーマット』参照)。
3. ファイルの属性(モノラル / ステレオ、ビット解像度、サンプリン グ レートなど)を変更するには、ダイアログの下にあるファイルの 種類などが記載されたボタンをクリックしてください。
すると、" オーディオ ファイル フォーマット(Audio File Format)"
ダイアログが表示されるので、必要に応じて ファイルの属性を変更 します。
" オーディオ ファイル フォーマット(Audio File Format)" ダイアログ 4. 変更作業が終わったら、" オーディオ ファイル フォーマット(Audio File Format)" ダイアログを閉じて、" 保存(Save)" ボタンをクリッ クします。
新規のファイルが 作成されます。名前を付けて保存 した場合、これ らの操作は元のファイルには影響しません。
" オーディオ ファイル フォーマット(Audio File Format)" では、次の 操作ができます。
• ビット 解像度 のみを 変更し たい場 合は 、" オー ディオ 属性(Audio Properties)" ダイアログ(57 ページの『ファイル属性の変更』参照)
で直接行い、通常の保存作業を行えます。
• ハイクオリティのマスタリングを行うには、この方 法でのサンプリ ング レートやチャンネル数の変更はお勧できません。代わりに、プ ラグイ ンやマ スター セクシ ョンの 機能を 使用し てくだ さい(101 ページの『エフェクトペーン』参照)。
• 使用可能な圧縮ファイル形式(MP3、MP2、WMA、Ogg Vorbis)に は、" オーディオ ファイル フォーマット(Audio File Format)" ダイ アログの " エンコード(Encoding)" または " 属性(Attributes)" プ ルダウン メニューから " 編集(Edit) を選択できます。
追加の設定ダイアログが開き、ビットレートや圧縮 方法などのオプ ションを指定できます。また、ファイル用にテキスト タグを入力で きます。
⇒ 複数のファイルを別のフォーマットに一度に変換す ることもできま す(自動一括処理)。
詳細については、131 ページの『自動一括ファイル変 換』をご参照 ください。
⇒ " 他 の方法で 保存(Save special)" サブ メ ニューの " エンコー ド
(Encode)" オプションを使っ て、WMA、MP3、MP2 形式で ファイ ルを保存することもできます。
属性 内容
サンプリング レート
新たなサンプリングレートが指定さ れた場合、サン プリングレートの変換が行われます。詳 細について は、95 ペ ー ジの『サ ン プリ ン グ レー ト の 変更 ...
(Convert sample rate...)』をご参照ください。
ビット解像度 ビット数を指定して、ファイルを 8 ビットまで減算 することも、または 32 ビットまで増大することもで きます。
より低いビット数に変換する際は、ディ ザリングを 行うことをお勧めします。詳細については、104ペー ジの『ディザリングペーン』をご参照ください。
チャンネル ファイルをモノラルからステレオに 変換すると、同 じデータ が左右 チャン ネルにあ るステ レオ ファ イ ルが作成されます。ステレオ からモノラルに 変換す ると、2 つのチャンネル がミックスされ ます。この 処理は、クリッピングが起きないように 自動的にレ ベルを調節して行われます。