WaveLab Studio での編集および処理は、範囲選択した部分を対象に行 われます。以下に範囲の選択方法を紹介します。
ドラッグ、[Shift] + クリックによる範囲選択
ドラッグは、オーディオ ウィンドウで最も標準的な範囲選択方法です。
ウィンドウ の左側または右側いっ ぱいまでドラッグすると、ウ ィンド ウが自動的 にスクロールされま す。これにより、ウィンドウに 表示さ れている領域よりも大きな範囲を選択でき ます。スクロールの速度は、
ポインタからウィンドウの端までの距離によって決まります。
また [Shift] + クリック でも範囲選択ができます。この場 合は、カーソ ルの位置から [Shift] + クリックした場所まで範囲選択されます。
キー 波形カーソルの移動
[ ←] 、[→ ] 1ピクセ ル(スクリーン ドット)分、左(右)に 移動
[Ctrl] + [ ←]、[ →] 20ピクセル分、左(右)に移動
[Home] 、[End] オーディオの開始地点、または終了地点に移動
オプション カーソルの移動先
"時間単位(Time)" 最も近い整数秒
"サンプル単位
(Samples)"
この機能は利用できません。
"タイムコード単位
(Time code)"
最も近いフレーム位置
"拍節単位(Meter)" 最も近い拍
" オーディオ範囲(Audio Range)" ダイアログを使用
" オー ディオ範 囲(Audio Range)" ダイア ログを使 って、オーデ ィオ ウィ ンドウで 範囲を選 択できます。こ のダイア ログを表示 するには、
"編集(Edit)"メニューの "選択(Select)"サブ メニューから "編集(Edit)"
を選択します。ここで詳細な範囲設定を行えます。詳細については、63 ページの『" オーディオ範囲(Audio Range)" ダイアログの使用』をご 参照ください。
ステレオ ファイルでの選択
ステレオ ファイルを編集 している場合は、選択範囲をどちらか片方の チャン ネル、または両方のチャン ネルに設定できます。これ により片 側のチャンネル、あるいは両方のチャンネルに処理を施せます。マウス ポイン タの位置によって、どのチャ ンネルで選択が行われ るか決定さ れます。これは、ポインタの形で確認できます。
⇒ [Shift]+ クリックで片側のチャンネルを選択する場合は、最初に、左 チャンネル の上半分また は右チャンネ ルの下半分を クリックして、
選択を行うほうのチャンネルだけにカーソ ルが表示されるようにす る必要があります。その後で [Shift] キーとクリックによる選択を行 います。
チャンネル間での選択範囲の切り替え
" 編集(Edit)" の " 選択(Select)" サブ メニ ューを 使うと、ステ レオ チャン ネルの片方のチャンネル を範囲選択した際に、この 選択範囲を 逆の チャンネルに移 動したり、両チャ ンネルに広げた りできます。ま た、[Tab] キーを押して、選択範囲をチャンネル間で移動できます(選 択範囲を設定していない場合は、[Tab] キーを押すとカーソルがチャン ネルを移動します)。
選択範囲の素早い設定
波形上で特 定の範囲をすばやく選 択するには、いくつか方法が ありま す。
位置 ポインタの
形状
説明
左チャンネルの上半分 左チャンネルだけが選択され
ます。
中間位置 両チャンネルが選択されま
す。
右チャンネルの下半分 右チャンネルだけが選択され
ます。
選択範囲 選択方法
隣り合った マーカーの間
• マーカーの間をダブルクリック。
• マーカーの種類によっては、"編集(Edit)" メニュー - "選択(Select)" サブ メニューの一番下にある 3 つ の中から選択オプションを選べます。
隣り合わない マーカーの間
• 選択するマーカー間をダブルクリックし、マウスボ タンを押したまま左または右にドラッグする。
波形全体 • マーカーがない場合は、波形上をダブルクリックす る。
• トリプルクリック(3回続けて素早くクリック)。
• [Ctrl] キーと [A] キーを同時に押す。
• " 編集(Edit)" メニューの " 選択(Select)" サブ メ ニューで "すべて(All)"を選択する。
カーソルとそ の前または その後のマー カーの間
• " 編集(Edit)" メニューの " 選択(Select)" サブ メ ニューから、"カーソルから前のマーカー/開始地点
(From cursor to previous edge)" あるいは " カーソ ル から 次 のマ ー カー / 終了 地 点(From cursor to next edge)" を選択する。
• [Shift] キーを押しながらカーソルとマーカー間の領 域をダブルクリックする。
カーソル位置 とファイルの 開始地点また は終了地点の 間
•" 編集(Edit)" メニューの " 選択(Select)" サブ メ ニューで、" カーソルからファイル開 始地点(From cursor to start of file)" あるいは " カーソルからファ イル終了地点(From cursor to end of file)" を選択す る。
•[Shift] キーを押しながらカーソルの左または右をダ ブルクリックする。
•[Shift] キーと [Home] キー、または [Shift] キーと [End] キーを同時に押す。
ループ、リー ジョン、
ミュートの開 始マーカーと 終了マーカー の間
•[Shift] キーを押しながら開始または終了のどちらか のマーカーの上をダブルクリックする。
•リージョンの開始/終了マーカーの間をクリックし、
" 編 集(Edit)" メ ニュー の " 選択(Select)" サ ブ メ ニューからマーカー タイプ(ループ、ミュート、標 準)を選択する。
オーバー ビューでの選択
オー バー ビュ ーでも、メイン ビューと同 じように範 囲を選択で きま す。オーバー ビューで範囲を選択するには、[Ctrl] キーを押しながらポ インタをオーバー ビューでドラッグします。
選択範囲の拡張および縮小
選択した範囲の長さを調節できます。この機能を利用すると、低い表示 倍率で おおまかな選択を行い、次に 波形表示を拡大し選択 範囲の開始 地点および終了地点を細かく調節できます。
ドラッグによる選択範囲の調整
1. マウスのポインタを選択範囲の開始地点ま たは終了地点に移動しま す。
ポインタが両方向矢印に変化します。
2. マウス ボタンをクリックしながら、左または右にドラッグします。
選択範囲の終了地点をドラッグしている様子
[Shift] キーを使った調整
• [Shift] キーを押しながら、現在の選択範囲の外側をクリックすると 選択範囲が拡張され、内側をクリックすると縮小されます。
選択範囲の中心より左側をクリックする と開始地点が変化し、右側 をクリックすると終了地点が変化します。
カーソル キーによる調整
• [Shift] キーを押しながら [ ← ] または [ → ] キーを押すと、選択範囲の 開始地点または終了地点が、左または右に 1 ピクセルずつ移動しま す。[Ctrl] キーと [Shift] キーを押しながら [ ← ] または [ → ] キーを押 すと、大きな単位で移動します。
• また、[Shift] キーを押しながら [Page Up] キーまたは [Page Down]
キーを押しても、同様に選択範囲が大きな単位で移動します。
• [Shift] キーを押しながら [Home] キーまたは [End] キーを押すと、選 択範囲はカーソル地点からファイルの開始地点また は終了地点まで 広げられます。
選択範囲の 開始地点、終了地点のど ちらを調節するかは、カー ソルが どちらの地点に最も近いかで決定します。1 つのピクセルが表現するサ ンプ ル数は、表 示倍 率によ って異 なりま す。 例 えば、表示 拡大率 が
"x1:64" の場合は、1 ピクセルにより 64 サンプルが表されます。
選択メニューの使用
" 編集(Edit)" メニューの " 選択(Select)" サブ メニューでは、選択範 囲を確定するいくつかの機能が用意されています。
選択範囲の移動
選択範囲の 長さを維持しながら位 置だけを移動するには、次の 手順に 従ってください。
1. [Ctrl] キーと [Shift] キーを同時に押します。
2. ポインタを選択範囲に合わせ、左または右にドラッグします。
ゼロクロッシングへのスナップ ゼロクロッシングについて
波形の一部を切 り取りほかの位置に貼り付ける と、下図のように 2 つ の波形 の接合部分が不 連続になる可能 性があります。このような 不連 続な部分があると、再生時にクリップなどの原因となってしまいます。
この問題を 防止するには、ゼロクロッ シング地点で波形を接合 する必 要があります。
ゼロクロッシングとは、波形がゼロレベルの軸と交差する点、つまり、
波形レベルがゼロの場所を指します。
現在の選択範 囲の半分 または倍の領 域
•" 編集(Edit)" メニューの " 選択(Select)" サブ メ ニュー で " 選択範 囲を半分に する(Halve selection length)" ま たは " 選択 範囲を 2 倍に する(Double selection length)" を 選択 する。こ れらの オプ ショ ンは、小節単位で作業している場合に便利です。
前回に選択さ れていた範囲
•" 編集(Edit)" メニューの " 選択(Select)" サブ メ ニューで、"切り替え(Toggle)" を選択する。
•[Esc] キーを押す。
選択範囲 選択方法
不 連 続な 接合 部分 に よ り 再生 時に クリ ッ プが発生します。
ゼ ロクロ ッシン グ地点 で接合 された 波形同 士が自 然につ ながる よう に、波形の方向に注意する必要があります。つまり、下からゼロクロッ シ ング地 点に上 がって きて いる部 分に接 続する 選択範 囲は、ゼ ロク ロッシン グ地点から上に上がって いく波形を先頭部分に持 つものの方 が好ましい結果につながります。
自動調整機能
自動的 にゼロクロッシングを検 索して、選択範囲の開始地 点はその直 前 のゼロ クロッ シング へ、選択 範囲の 終了地 点はそ の直後 のゼ ロク ロッ シングへ選択範 囲が拡大される ように設定でき ます。ゼロ クロッ シ ングは 通常 1 秒間 に数百 回から 数千 回発生 するの で、この機 能に よって 選択範囲が微妙に拡大さ れても通常問題にはな りません。これ により、クリップなどの不自然なつながりを防止できます。
しかし、選択範囲の開始地点、終了地点がゼロクロッシング地点になっ ているだけでは、充分ではありません。実際に切り取り、貼り付け、ド ラッグ などの編集操作を行うと きは、データがゼロクロッ シング地点 に挿 入されているか 確認する必要が あります。編集方法の詳細 につい ては、44 ページの『ドラッグによるコピー』をご参照ください。
ゼロクロッシングの自動検出
1. "オプション(Options)" メニューで "振幅ゼロ地点にスナップ(Snap to zero-crossing)" を有効にします。
2. " オプション(Options)" メニューで " ユーザー設定(Preferences)"
を選択します。
3. " 編集(Wave edit)" タブをクリックします。
4. " 振幅ゼロ地点へのスナップ機能(Snap to zero-crossing)" 部分を 設定します。
ゼロクロッシングへのスナップの確認
1. スナップ機能の確認" ユーザー設定(Preferences)" 画面の " 編集(Editing)" タブで " 高 倍率表示の場合はスナップしない(Off at high zoom factor)" を無効 にし、表示倍率が 1:1 になるまで表示を拡大します。
2. メイン ビュー上で波形を選択し、選択範囲が左右に拡張される様子 を確認します。
時間の単位にスナップ
" オプション(Options)" メニューの " 時間の単位にスナップ(Snap to time unit)" を有効にしておくと、設定され ている時間単位に合わせて 選択範 囲が左右に 自動的に拡 張されます。ま た、" 振 幅ゼロ地点 にス ナップ(Snap to zero-crossing)" が有効になっている場合は、選択範囲 の開始地点 および終了地点は、最も近 いゼロクロッシングに設 定され ます。この機能を使うと、たとえば、整数秒間の範囲選択を簡単に行え ます。
この機能が有効な場合、ある一定時間以上(時間単位の場合は最 低でも 0.5 秒以上)をドラッグする必要があります。
これは、タイム ルーラーで選択されている 単位の種類によって決まり ます。
オプション カーソルの移動先
"時間単位
(Time)"
最も近い整数秒
"サンプル単位
(Samples)"
この機能は利用できません。
"タイムコード単位
(Time code)"
最も近いフレーム位置
"拍節単位
(Meter)"
最も近い拍
"ファイルサイズ単位
(File size)"
この機能は利用できません。
この ように 選択す る と...
...選択範囲が、両端で 最も 近いゼ ロクロ ッ シン グに自 動的に 拡 張されます。