検出解像度
(Resolution)
周波数解析(FFT)のサイズを設定します。
この解析では、1 ブロックあたりのオーディオ サ ンプル を使用 して スペク トラム の計算 を行 いま す。値は解析に 使用する サンプル数 を示します。
値が高くすると、より多くの周波数を分析できま すが、時間については不正確になります(逆に低 くした場合は周波数よりも時間を優先)。メニュー にはFFTサイズと時間/周波数の解像度が示されま す。
オプション 説明
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自動一括処理
はじめに
自動一括処理は、マスター セ クションにおけるレンダリング機能の拡 張機能です(108 ページの『レンダリング』参照)。大きな違いは、自 動一括処 理では数多くのファイル に対してそれぞれ個別の 処理を一度 に適用できるという点です。また、自動一括処理には、レンダリング機 能にはない、次のような機能も備えられています。
• 任意の数のプロセス(プラグイン)を適用できます。
• マスター セクションでは使用できないエフェクトを使用できます
(123 ページの『オフライン プロセッサについて』参照)。
• 現在開かれていないファイルにも処理が 行われ、処理されたファイ ルはディスクに直接保存されます。
• ファイルの形式と名前を変更できます。
多くの ファイルを処理する場合 は特に、自動一括処理を使 うとレンダ リング よりもはるかに効率的 に処理を適用できます。こ れは、平行し て複数の ファイルを処理するよりも、一度に 1 つずつ のファイルを処 理したほうが、コンピュータにとっては効率的であるためです。また、
複数の ファイルに対する処理を 一度に設定できるため、設 定や操作に 費やす時間を大幅に減らせます。WaveLab Studio の自動一括処理機能 は非常に高速に動作します。
ただし、マスター セクショ ンのレンダリング機能では使用できて、自 動一 括処理では 使用できない 機能もいく つかあります。" 長さ を保持
(No tail)"、" ミュートされた 範囲 / クリップを除く(Skip Mute...)" の 各オプ ションは、" レ ンダリング(Render)" ダイアログで のみ利用可 能です。
⇒ WaveLab Studio には、自動一括エンコード機能も用意されていま す。ファイルのフォーマットを一括して別の フォーマットに変更で きます。
この方法については、132 ページの『基本手順』の項で説明します。
WaveLab Studio の自動一括処理を使用するメリット - 例
WaveLab Studio 自動一括処理機能は、可能な限り効率的に実行される よう に設計されてい ます。以下 にこの機能の動 作の仕方の例を 挙げま す。まだ自動一括処理を使用したことがない場合、詳細をすぐに把握で きない かもしれませんが、次に記載 されている内容を読め ばこの機能 の効率性をご理解いただけると思います。次のようなエフェクト チェーンにより 3 分間のファイルが処理される 場合を仮定します。
DC リムーバー → ディノイザー → ノーマライザー → コンプレッサー
→ ノーマラーザー → MPEG 圧縮
これらのエフェクトの内、DC リムーバーとノーマライザーはマルチ パ ス エ フェクトです。マルチ パス エフェ クトでは、信号は 2 回 以上エ フェクト内を通過します。DC リムーバーとノーマライザーの場合は 2 回で、最初 に信号が分析され、次に分 析結果に基づいて実際 に処理さ れます。
この例の場合は、WaveLab Studio 内部で次のように信号が処理されま す。
最初 のパスでは、オ ーディオが ファイルか ら読み取 られ、DC リ ムー バーの分析部分を通過します。この段階では、ほかのプロセッサが信号 を読み取る 必要がないため単にス キップされ、ディスクには何 も書き 込まれません。このパスでは、削除される必要のある DC オフセットの 量のみが算出されます。DC リムーバーでは、ファイル全体を読み取る 必要がない ため、分析の開始数秒後に プロセスは最初からやり 直され ます。
パス 2 では、DC リムーバーは信号処理をしますが、信号をディスクに 保存することはないので、プロセスは高速です。また、信号は分析のた めに最初の ノーマライザーを通過 して、必要な最適化量が算出 されま す。ほかのプロセッサはスキップされます。
ファイルの DC リムーバー
パス 1: = ディスク = RAM
転送 分析
読み込み
ファイルの
DC リムーバー パス 2:
ノーマライザー
転送 処理 分析
読み込み
= ディスク = RAM
ファイル DC リムーバー パス 3:
ノーマライ ディノイ
コンプレッ ノーマライ
転送 処理
分析
処理 処理
処理
の読み込み ザー ザー
サー ザー
= ディスク = RAM
パス 3 では、信 号は DC リムー バー、最初のノーマライ ザー、ディノ イザー、およびコンプレッサーで処理され、2 番目のノーマライザーで 分析されます。この場合も先の場合と同様に、ディスクには何も保存さ れませ ん。このパスの目的はいくつ かの処理を実行して最 終的に必要 な最適化量を算出することです。
パス 4 では、すでに処理に必要なすべての情報が算出されているので、
単一のパ スで実際の処理とディス クへの書き込みをすべて 実行できま す。
この ような WaveLab Studio 独自の エフェクト処 理アルゴリズ ムによ り、それぞ れの処理を適用するたび に毎回ディスクにアク セスするよ りも はるかに早く処 理が行われま す。また、一 時ファイルは作 成され ず、すべての処理はすべて内部の 32 ビット浮動小数点処理で行われる ため、エラーの発生率が少なくなります。これにより、処理速度を高め るだけでなく、音質の向上も実現しています。