パス 3 では、信 号は DC リムー バー、最初のノーマライ ザー、ディノ イザー、およびコンプレッサーで処理され、2 番目のノーマライザーで 分析されます。この場合も先の場合と同様に、ディスクには何も保存さ れませ ん。このパスの目的はいくつ かの処理を実行して最 終的に必要 な最適化量を算出することです。
パス 4 では、すでに処理に必要なすべての情報が算出されているので、
単一のパ スで実際の処理とディス クへの書き込みをすべて 実行できま す。
この ような WaveLab Studio 独自の エフェクト処 理アルゴリズ ムによ り、それぞ れの処理を適用するたび に毎回ディスクにアク セスするよ りも はるかに早く処 理が行われま す。また、一 時ファイルは作 成され ず、すべての処理はすべて内部の 32 ビット浮動小数点処理で行われる ため、エラーの発生率が少なくなります。これにより、処理速度を高め るだけでなく、音質の向上も実現しています。
" 入力(Input)" タブ
ここでに説明されている機能は、ファイル リストを右クリックす ると表示されるコンテキスト メニューでも使用できます。
自動一括処理リストの作成
1 つま たは複数の ファイルを処 理できます。それぞ れの一括処 理セッ ト フォル ダには、1 つまたは複数のファイルが含ま れており、すべて のフ ァイルには同一 の処理が適用さ れます。そ れぞれの一括処 理セッ トごとに、まったく異なる処理を適用することもできます。
• 一括処理セットを作成するには、リスト最上部の " 一括処理用フォル ダの作成(Create batch folder)" アイコンをクリックします。
一括処理セットがまったくない場合は、最初 のファイルを追加した ときに自動的にセットが 1 つ作成されます。
• 一括処理セットを削除するには、削除する セットを選択して、削除 ボタン(赤色の×印)をクリックします。
その一括処理セットのフォルダ内のファイ ルもすべてリストから削 除されます。
一括処理セット名の変更と属性の設定
一括処 理セットの名前を変更す るには、次の手順に従って 操作してく ださい。
1. リスト内のセットを選択し、「A」の形をした " 一括処理の名前と属 性の指定(Edit batch name and attributes)" アイコンをクリックし ます。
または、[Alt] キーを押しながら、セットを直接ダブルクリックしま す。
2. 表示されるダイアログで新規の名称を入力します。
名前ではなく番号を入力すると、セット名が デフォルトの名前であ る " 一括処理セット X" に変更されます。X には入力した番号が入り ます。デ フォルトのセット名をも つすべての一括処理セ ットの名前 は、これに応じて番号が付け直されます。
3. 必要に応じてセットの出力パスを指定します。
多くの場合、このパスを 設定する必要はありま せん。同時に 数多く の一括処理セットを処理する際に、一部のセットだ けを別のフォル ダに保存したい場合は、ここでパス を指定してください(126 ペー ジの『ファイルの保存位置と名前の設定』参照)。
一括処理セット順序の設定
自動一 括処理はリスト に指定されてい る順序で実行さ れます。最 初に 実行する一 括処理を指定したい場 合は、その一括処理セットを リスト の最上部に移動します。一括処理セットの順序を設定するには、次の方 法があります。
• 緑色の上下の矢印ボタンを使用して、一括処理セッ トを上下に移動 する。
• 一括処理セットをドラッグ&ドロップする。
ファイルの追加 / 削除
⇒ 以下に 挙げる方 法のう ちのど の方法 を選択 する場 合でも、最初 に ファイルを追加する一括処理リストを選択する必要があります。
ほかの一括処理セットに追加してしまった場合 でも、後からドラッ グしてファイルを移動できます(121 ページの『一括処理 セット間 でのファイルの移動』参照)。
開いているドキュメントの追加
すで に開い ているド キュメン トをリ ストに追 加する には、"WaveLab Studio です でに開かれているファ イルを追加(All file already open in WaveLab Studio)" アイコンをクリックして、プルダウン メニューから 追加するドキュメントを選択します。
開い ている モンタ ージュ ド キュメン トも同 様に追 加でき ます。
これにより、モンタージュ上のすべてのファイルに対して、自動 一括処理を適用できます。
"一括処理用フォルダの作成(Create batch folder)"ボタン
こ の例で は 3 つの 一括処 理 セットがあります。
ドキュメント プルダウン メニュー ドキュメントボタン
開いているドキュメントは青 色と白色の小さなウィンドウ アイコンで 表されます。
保存していないファイルは処理できません。ただし、以前保存し て、現在開いて編集しているファイルは処理できます。
ダイアログによるファイルの追加
1. "ファイルを指定して追加(Browse and add file)" アイコンをクリッ クします。
2. ファイル ダイアログが表示されるので、追加するファイルを選択し て、" 開く " ボタンをクリックします。
ファイルは、黄色のアイコンで表示されます。ファイル ダイアログ で [Shift] キ ーと [Ctrl] キ ーを使 用する と、同じフ ォル ダの複 数の ファイルを選択できます。
ドラッグ&ドロップによるファイルの追加
• Windows エクスプローラまたはマイ コンピュータのウィンドウか ら、一括処理セットにファイルをドラッグして追加できます。
• 開いているオーディオ ウィンドウのタイトル バーにあるドラッグ アイコンをクリックして、一括処理セットに ドラッグして追加でき ます。
フォルダ内の全ファイルの追加
フォルダおよびそのすべての サブ フォルダのファイルをすべて追加す るには、次の手順に従ってください。
1. " 特定フォルダ内の全ファイルを追加(Add all files from folder)" ボ タンをクリックします。
2. リストが表示されるので、追加するフォルダを選択して、"OK" ボタ ンをクリックします。
3. 次のダイアログで拡張子を指定して、指定するファイル タイプを特 定します。ワイルド カ ード(*)を入力すると、すべてのファ イル タイプを追加できます。
この際、選択されたフォルダのサブ フォルダ内のファイルも含める かどうかを指定できます。
複数一括処理セットへの同一ファイルの追加
ダイアログ右上で " 操作(Extra)" ボタンをクリックして表示されるメ ニューで、" 重複したファイル名を許可(Allow duplicate file names)"
を選択して チェックを入れると、複数 の一括処理セットに同じ ファイ ルを追加できます。
このオプシ ョンを使用する場合は、フ ァイル名接頭辞または接 尾辞で ファイル カウントを使用すると、共通のソース ファイルを持つファイ ルが、出力され た際に上書きされる のを防げます。ファイル名 の接頭 辞および接尾辞の詳細については、126 ページの『パス変数の使用』を ご参照ください。
ファイルの削除
リストから ファイルを削除する には、該当するファイルを 選択し、削 除ボタン(赤色の×印)をクリックします。リストを完全にクリアして ゼロから はじめる場合は、" 操作(Extra)" ボタンをクリッ クして、プ ルダウン メニュー から " リストの内容を 消去(Clear list)" を選択しま す。
その他の注意事項
開いているファイルを処理する場合、次の点にご注意ください。
• 新規ファイルに同じ名称を付け、同じ場所に保存 すると、そのファ イルが開い ているために ファイルは 保存されま せん。" 現在の ファ イルを変更(Process in place)" が選択された状態で、レンダリング をする場合と同じです。
• 新規ファイルに同じ名前を付け、同じ場所に保存 して、チャンネル 数を変更する場合は(モノラルからステレオ、または ステレオから モノラル)、新しいドキュメントが作成されて名前の付いていない新 しいウィンドウで開きます。
• 新規ファイルを新しい名称で(または同じ名称でも別のフォルダに)
保存すると、ディスク上にファイルが新たに作成 されるため、開い ているファイルを保 存する必要はありませ ん。この結果、自 動一括 処理により、非常に大型のファイルをバックグラウ ンドでディスク に保存しながら、引き続きほかのファイルを処理できます。
ディスク上のファイル 開いているドキュメント
ファイル追加ボタン
" 特定 フォルダ 内の全 ファイル を追 加(Add all files from folder)"ボタン
リストでのファイル順序の設定 一括処理セット間でのファイルの移動
一括処理セット内のすべての ファイルは同じエフェクト セットで処理 される ので、ファイルがどの一括処 理に所属するかは非常 に重要にな りま す。何らか の理由でファイ ルが間違った一 括処理に所属し ている 場合は、次の手順により、そのファイルを移動できます。
1. 間違った一括処理セットに所属しているファイルを選択します。
2. 選択したファイルを適切な一括処理セット上にドラッグします。
一括処理セット内のファイル順序の変更
一括処 理セット内のファイル は、みな同様に処理される ため、順序は 通常特 に重要ではありませんが、一 括処理セット内に数多 くのファイ ルが含まれている場合は、次の方法で整理できます。
• 緑色の矢印ボタンを使用すると、一括処理セ ット内でファイルを上 下に移動できます。
• 一括処理セット内でファイルをドラッグして、順序を変更できます。
• " 操作(Extra)" メニューの並べ替えオプションの 1 つを選択して、
ファイルの順序を並び替えられます。
列の見出しをクリックして、ファイルを並び替えることもできます。
ファイル ステータス アイコン
ファイルの左側に、ファイルの状態を示すアイコンが表示されます。
ファイル ステータスのリセット
ファイルの 状態を上記の緑色の円 の状態にリセットするに は、ファイ ル ステータス アイコンをクリックします。
すべてのフ ァイル状態をリセット するには、" 操 作(Extra)"メ ニュー で " すべてのファイルをリセット(Reset status of all files)" を選択しま す。
ファイルを開く
一括処理セット上のファイルをオーディオ ウィンドウで開くには次の 3 つの方法があります。
• 一括処理セットのファイル名をダブルクリックします。
• ファイ ルを選 択し、プ レイ ボタン の右側 にあ る " 選 択され たファ イルを 編集( Edit selected file)" ボタンをクリックします。
• WaveLab Studio アプリケーション ウィンドウの空白部分にファイ ルをドラッグ&ドロップします。
次の方法により、一括処理後のファイルを開くことができます。
• 一括処理セットの " 出力(Output)" 欄のファイルをダブルクリック します。
• リストのオリジナル ファイルを選択し、[Ctrl] キーを押したまま、"
選択されたファイルを編集(Edit selected file)" ボタンをクリックし ます。
オプション 説明
緑色の円 ファイル は処理される準備が整っています。少なく と も 1 つのフ ァイルが この状 態になら ないと 処理 を開始できません。
紫色の塗りつぶ された円
フ ァイル が処理 されてい る最中 である ことを 示し ます。ファイルがこの状態に なっている場合、自動 一 括処 理ウ ィン ドウ を閉 じる こと はで きま せん。
バ ッチを停止 するには 処理モニタ ー ウィンド ウを 使用します(110ページの『モニターウィンドウ』参 照)。
ファイル ステータス アイコン
半分塗りつぶさ れた緑色の円
ファイ ルは、ウルトラ パス プロセッサーで 分析さ れたものの、まだ実際の処理やディスクへの書き出 しは行われていない状態です(124 ページの『ウル トラ パス プロセッサ』参照)。
緑色の塗りつぶ された円
自 動一括処 理が問 題なく 実行さ れたこ とを示し ま す。ファイルを再度処理するには、ファイル ステー タスをリセットする必要があります。
赤い×印 エラーが発生 したことを示します。通常は、エラー が 発生した ことを 知らせ る警告 ダイア ログが表 示 されます。デフォルトの設定では、エラ ーが発生す ると処理は キャンセルされます。" 操作(Extra)" メ ニューにある " エラーが発生した場合は一括処理を 停止(Stop batch processing at first error)" を無効に すると、エラーが発生しても処理は中止せずに、一 括処理セットの次のファイルの処理に移ります。た だし、発生するエラーの種類(ディスク容量の不足 など)によっては、処理が中止されることもありま す。
オプション 説明