エフェクトペーンには、6 つまでのエフェクトプラグインを挿入できま す。また、それ らのプラグインに加 えて、ディザリングなど のポスト マ スターフ ェーダ ー プラグ インを 1 つ 加えら れます(104 ペー ジの
『ディザリングペーン』参照)。マスターセクションでは、3 つのプラグ インフォーマットがサポートされています。
• WaveLab Studio 専用プラグイン(プログラム付属)
• VST プラグイン
Steinberg 社の規格 である VST プラ グインフォーマッ トは、数多く のメー カーの ソフ トウェ アでサ ポート されて います。 WaveLab Studio には、いくつかの VST プラグインが標準で付属します。この フォーマットのプラグ インは Steinberg 社をはじめと する数多くの
企業により販売されています。また、インターネットからダウンロー ドできる、フリーウェアやシェアウェアのプラグインもあります。
Cubase をご使用の場合は、Cubase 付属の VST プラグインも使用で きます。ただし、その際は共有 VST フォルダ(通常、Cubase のフォ ルダの中ではなく、Steinberg フォルダのすぐ下にある「vstplugins」
フォルダ)にプラグインがインストールされている必要があります。
詳細については、Cubase の取扱説明書をご覧くだ さい。" ユーザー 設定(Preferences)" の "VST" タブで、WaveLab Studio が「共有 VST プラグ イン」フォ ルダを 使用す るかど うか設 定でき ます。同じ く
"ユーザー設定(Preferences)" で、必要に応じて他の VST プラグイ ンフォルダを指定することも できます。すなわち、VST プ ラグイン が含まれている他のフォルダと、「共有 VST プラグイン」フォルダを 併せて使用できます。
• Microsoft DirectX プラグイン
これらのプラグインは DirectX または DX プラグインと呼ばれ、広く 流通しています。
エフェクトの選択とスロットの管理
スロットのエフェクトを選択するには、右側にあるスロットの番号、ま たは真ん中 の長方形の部分をクリ ックして、ポップアップメニ ューか らエフ ェクトを選択し ます。エフ ェクトはグルー プ分けして管理 でき ます(268 ページの『プラグインの管理』参照)。
この例では、VST グループからエフェクトを選択しています。
リストに表示されるエフェクトの数は、インストールしているプ ラグインの数によ り決定されます。必要のない エフェクトは、ま とめてオフにしたり削除したりできます。この機能の詳細につい ては、268 ページの『プラグインおよびグループの有効 / 無効化』
をご参照ください。
エフェクトは選択されると自動的にオンになり("On" ボタンが点灯し ます)、エフェクトのコントロールパネルが別ウィンドウに表示されま す(102 ページの『エフェクトコントロール パネル』参照)。
• "On" ボタンをクリックすると、エフェクトを削除することなくオフ にできます。
エフェクトを再び有効にするには、"On" ボタンをもう一度クリック します。
• エフェクトのコントロールパネルを非表示にするには、"On" ボタン を右クリックするか、エフェクトスロット を右クリックして、ポッ プメニューから " 非表示(Hide)" を選択します。
"On" ボタ ンをもう 一度右ク リックす るか、エフェク トスロッ トの ポップアッ プメニューか ら " 表示(Show)" を選択する と、コント ロールパネル が再び表示されま す。"Solo" ボタンを右クリ ックする と、クリックしたボタンがあるスロットのコ ントロールパネルのみ が表示されます。
• "Solo"ボタンをクリックすると、ボタンのあるスロット以外のエフェ クトはすべてバイパスされるので、特定のエ フェクトの効果のみを 確認できます。
また、コントロールパネルを使用して、手動で エフェクトをバイパ スすることもできます。
• スロッ トの順 番はド ラッグ して変更 できま す。この変 更は同 時に オーディオ信号の流れにも影響を与えます。
ドラッグしている間は、点線によりスロットの位置が示されます。
• エフェクトをスロットから削除する場合 は、クリップを右クリック してコンテキス ト メニューを開い て、" 削除(Remove)" を選択し ます。
スロットまたはスロットの隣の番号をクリックして、" なし(None)"
を選択しても同様のことが行えます。
エフェクトコントロール パネル
エフェクトの設定はコント ロールパネルで行います。プラグインには、
独自の コントロールパネルが装 備されているものも、標準 パネルを使 用するものもあります。
"Bypass"、"Mute"、"Preset" ボタンについて
これらの 3 つのボタン はすべてのコントロールパネルで共 通して装備 されています。これらには、次のような機能があります。
• "Bypass" ボタンをクリックすると、エフェクトが一時的にバイパス されます。
スロットの "On" ボタンをオフにするのとは違って、"Bypass" ボタン をオンにしても CPU の負荷は軽減されません。スロットの "Solo" ボ タンをオンにすると、そのスロット以外のエフェク トはすべてバイ パスされます。"Bypass" ボタンをオンにすると、"Solo" ボタンがオン に設定されているエフェクトも含めてすべてのエフ ェクトがバイパ スされます。エフェクトのバイパ スは再生時のみ有効で、レ ンダリ ング中には適用されません。レンダリング中にエフ ェクトを無効に したい場 合は、マスタ ー セクシ ョンのエ フェクト ペーン で、各エ フェクトの "On/Off" ボタンを使用してください。
• "Mute" ボタンを押すと、エフェクトからの出力信号がミュートされ ます。
このボタンを有効にすると、それ以降の信号の流れ が遮断されるた め、音が聴こえなくなります。
• "Preset" ボタンを使うと、エフェクトに設定されているプリセット の選択または編集を行えます。
この方法については、103 ページの『エフェクトのプ リセット』で 説明します。
標準パネル
標準パ ネルでは、左側にパラメータ 名とそれに対応する値 が表示され ます。設定 を行うには、各パラメータ ーの隣にあるスライダ ーを使用 します。
カスタムパネル
作 者が 作成 した 専用の パネ ルを 備え てい るエ フェ クト もあり ます。
WaveLab Studio に標準搭載されているエフェクトの中にも、この種の カスタムパネルを備えているものがあります。
追加し たエフェクトのパネルの 操作方法に関しては、各プ ラグインの 取扱説明書をご覧ください。
エフェクトのプリセット
プラグ インエフェクトには、最初か らプリセットを持って いるものが 多数あ ります。これらのプリセ ットは、そのまま使用す ることも、別 のプリセットを作成する際の原型として使用することもできます。
⇒ プリセットを選択するには、コントロールパネルで "Preset" ボタン をクリックします。
このボタンを押した際に表示される内容 は、プラグインにより異な ります。
WaveLab Studio 専用エフェクト
WaveLab Studio 専用エフェクトは、他のプリセットとまったく同様に 設定や 保存などを行えます。た だしプリセットの「タブ」や ダイアロ グのメニュー項目はありません。代わりに、"Preset" ボタンをクリック して、別個の " プリセット(Preset)" ダイアログを開きます。このダイ アログの各オプションは、" プリセット(Preset)" タブの内容と同様で す。詳細は28 ページの『プリセット』をご覧ください。
VST プラグイン
VST エフェクトには、独自のプリセット機能が含まれています。VST エ フェ クトのコ ントロー ルパネル で "Preset" ボタン をクリッ クすると、
次のようなオプションを含むメニューが表示されます。
DirectX プラグイン
WaveLab Studio 専用エフェクトと同様に操作します。加えて、それぞ れの DirectX エフ ェクト用に作成 されたプリセッ トを読み込んで 使用 できます。
WaveLab Studio 付属のエフェクトについて
WaveLab Studio には、コンプレッサー、コーラス、ステレオエクスパ ンダー、リバー ブなど、さまざまな目的 に対応する多くのエフ ェクト が標準で組 み込まれています。それぞ れのエフェクトのパラメ ーター については、『プラグインプロセッサのリファレンス』の章をご参照く ださい。
項目 説明
"バンクの読み込み
(Load Bank)" / "バンクの 保存(Save Bank)"
これによって、複数のプリセットで構成さ れるセットの読み込み / 保存 を行えます。
このバンクファイルは、Cubase などのほ かの VST ホス トアプリケー ションでも使 用できます。
"既定値バンクの読み込み
(Load Default Ban)" /
"既定値バンクの保存
(Save Default Ban)"
このオプションを使用すると、デフォルト 設定のプリセットの読み込みや、現在のプ リセットの デフォル トバンクと しての保 存などを行えます。
"エフェクトの読み込み
(Load Effect)"/"
エフェクトの保存
(Save Effect)"
これらのオプションを使用すると、1 つの プリセットの読み込み / 保存 を行えます。
このファイルも同様に、Cubase などのほ かの VST ホス トアプリケー ションで使用 できます。
"現在のプログラム名の編 集(Edit name of current program...)"
プリセットに名前を付けられます。エフェ クトの種類 によって はこの名前 がパネル 上に表示されます。
"プリセットリスト
(Preset List)"
メニューの 下の部分 に表示され るリスト で、使用するプリセットを選択できます。