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153 11)寄港によって得られた効果

ドキュメント内 目次 (ページ 159-165)

普段は、この辺りには大きな船が来ることもなく、クルーズの寄港も今年で

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年目なので、

今年も来たねと、風物詩的な感じになっており、地元の小学生は船内見学もさせてもらって おり、そのような層には良いことだとは思う。

クルーズ船に乗って

1

度に数百人の観光客が来て、年に

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回寄港すれば、2000人くらいの集 客が期待できるので、観光客による経済効果、寄港による羅臼の

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に期待している。

12)寄港によって生じた課題

もう少し町の商店にお金が落ちればいいと思っている。乗客の多くが、知床ダイニングで昼 食を食べ、観光施設も無料で、あまり町を歩いてもらえないという状況であること。また、

乗客も、オプショナルツアーで、羅臼町以外のウトロや野付半島などに行く人もいるため、

これを制限するつもりはないが、全員が羅臼に残るわけではない。さらに、知床ダイニング を実施しているため、町の飲食店には乗客は行かないため、個人のお店に効果が波及してい るか不明。

13)今後の目標

寄港回数は増えればいいとは思っているが、目標があるわけではない。今後も羅臼町の大使 であるにっぽん丸との関係が続いて行ければいいと思っている。大きな船を入れていきたい とかは考えていない。

せっかく羅臼に来てもらうので、立寄ってくれる方への特別感を演出するようなものは何か 必要だと思っている。

14)その他

羅臼漁港に必要かどうか、といったことを度外視にすると、大型客船がつけられる岸壁が欲 しいと思っている。沖合ではなく、直接つけられた方が利便瀬は高い。乗客も自由に乗り降 りできず、通船の時間を気にしながら行動しなければならないので窮屈かと思う。船の中に 留まる人もいるため、直接つけられたほうがよい。

わが国におけるクルーズ船の寄港に適する港の選定と誘致方策に関する研究 第6章 地域におけるクルーズ船の評価や誘致に対する意識の差異

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(12)ひやま漁業協同組合

ひやま漁協は、江差町周辺を管轄している漁協であり、2018年

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月に江差港でクルーズ船の寄 港を予定していたことから、クルーズ船に対する印象や、必要な協議について把握を行った。

①調査概要

②ヒアリング調査結果

1)

江差港にクルーズ船が寄港する際の話し合いについて。

詳しい話は分からないが、話し合いはしているはず。実際には沖合停泊となるが、当初は港 の中に入るという計画だったと聞いている。

2)

江差町は積極的にクルーズ船を誘致したいようだが、漁協としてはどう考えているか。

クルーズ船では港の中につけないと思う。江差港には奥尻島からのフェリーが就航している が、フェリーはクルーズよりも小さく、クルーズ船の実施のサイズは想像できない。

江差港の中では養殖をしており、そのあたりは漁師の人に聞いてみないと分からないが、な にか要望は出てくると思う。漁師の話をまとめて漁協として良いか悪いかは出てくるが、ダ メということではない。観光とかいろいろな要素が絡むのでダメともいえない。

3)

クルーズ船の寄港に際し、協力が求められたらどのようなことができそうか。

ひやま管内では奥尻島くらいしかクルーズ船寄港が無い。やるとしたらまず町役場が窓口に なる必要がある。ひやま漁協は合併組合で、瀬棚から上ノ国まであり、ひやま管内でも多く の町がある。まずは江差町が地元の漁師の人と話をして、協力してくれるか話し合いをする ことになると思う。協力してくれるとは思うけれども、個々の漁師に聞かないと分からない。

調査対象者 ひやま漁業協同組合 総務指導部次長 兼総務課長 兼乙部支部所長 田畑貴照氏 調査日時

2018

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13

11:00-12:00

調査場所 ひやま漁業協同組合乙部支所

わが国におけるクルーズ船の寄港に適する港の選定と誘致方策に関する研究 第6章 地域におけるクルーズ船の評価や誘致に対する意識の差異

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(13)函館地区クルーズ振興協議会

北海道には北海道クルーズ振興協議会という運輸局主体の組織があり、北海道内のクルーズ船 の寄港情報などの取りまとめを行っている。また、2006年、

2007

年には、小樽や利尻島でクルー ズ船客に対してアンケート調査を実施している。

振興協議会は道内に

3

つの支部(函館、釧路、苫小牧)があり、今回は函館と釧路で調査協力 を得ることができた。

①調査概要

②ヒアリング調査結果

1)

振興協議会の設立経緯

 2007

年(平成

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年)に発足。函館地区クルーズ振興協議会の上に北海道クルーズ振興協議会 という上部組織がある。これは、函館運輸支局の上の北海道運輸局の中にある。函館地区ク ルーズ振興協議会はこの下部組織として発足。

会員は調査時点で

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組織

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会員。内訳は、官庁、周辺市町村、商工会議所と観光関係。

JTB、

トップツアーなど旅行代理店、銀行など。銀行が入っているのは、クルーズ船寄港時の両替 対応のため。他にも観光協会や函館の朝市連合会が加入している。

2)

振興協議会と市町村の役割分担

誘致に関することは全て市町村が実施。事務的なことを振興協議会で行っている。振興協議 会という組織はあるが、会費は無く、予算も少ないのでできることは限られている。函館港 入港時のボランティアの取り纏めも函館市が担当。

クルーズのイベントやボランティアを行っている団体に感謝状を出している。今年は

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年前 からクルーズの見送りや通訳ボランティアをしてくれている地元の高校を表彰した。

3)

北海道クルーズ振興協議会との関係

クルーズのプロモーション活動として、毎年フロリダで開催される「シートレード」という クルーズ関係者が集まるものがあり、そこに

VJ

(Visit Japan)の地方連携事業で北海道クル ーズ振興協議会と各自治体がタッグを組んで出展している。

内容としてはクルーズ船社のキーパーソンに対しポートセールスをするといったもの。函館 市も

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年前から参加してもらい、北海道運輸局と函館市がタッグを組んでシートレードに出 展した。今年もシートレードはあるが、釧路、網走、函館市、小樽市が一緒に行っている。

セールス内容は、北海道全体で宣伝に行くため、すべての港の情報を記載したパンフレット 調査対象者 函館地区クルーズ振興協議会事務局

国土交通省北海道運輸局函館運輸支局主席運輸企画専門官 矢島修氏 調査日時

2018

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11:00-12:00

調査場所 北海道運輸局函館運輸支局

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を作成し、喫水などの岸壁のスペックについて宣伝する。

4)

函館クルーズサポーターズクラブについて

振興協議会で函館クルーズサポータークラブという団体の取り纏めを

2009

年(平成

19

年)

から実施。クルーズ船寄港時の見送りや歓迎イベントに向け、市民を集める。

参加者にはスタンプカードを発行し、スタンプが

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個たまると船内見学会に参加できる。船 内見学会は、一般応募だと毎回抽選になり、すごい倍率になる。そのため、サポーターズク ラブには優先的に与えていくということをやっている。

会員は現在約

2300

名。会員になるには、会費や入会条件は無く、FAXかメールが使えれば可 能。イベントの案内や入港情報の提供を行う。

会員は一般市民がほとんど。船の見送りや歓迎の「イベントに来てください」という案内を メール、

FAX

でしている。その他、振興協議会で函館発着クルーズ商品の情報を流したり、ク ルーズの入港情報を流したりしている。会員はボランティアで来てもらっているので、時間 に余裕のある年配の方が多く、見送りに関するお金を出せるわけでもなく、交通費も出して いないので、船に興味ある人が、参加している状況。とても船に興味のある方は、こちらか ら声をかけなくても、入港情報を分かっていて、写真を撮っている。

全ての船に対して歓迎・見送りイベントをやっているわけでもなく、同じ船は極力避けてい る。「ダイヤモンドプリンス」が

7~8

回入港しているが、その年の最初と最後の寄港では実 施したが、他はやっていない。日本船に関しては船社が断らない限り全部やっている。出港 時間が

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時など遅い場合は人も集まらないので実施せず、比較的早い時間のみ実施。

見送りイベント内容に関しては、名物“いか踊り”で法被を着て、船が見えなくなるまで踊 っており、見送りイベントの恒例となっている。

振興協議会としても、

HP

を持っているので、

HP

から会員の募集やセミナーの案内をしている。

最近は会員数が増えておらず、脱退していく人が多い。高齢になってもうしんどいという人 もいる。ただ、会費を取っているわけでもなく、一方的に情報を流すだけなので、流して現 場に来てもらうというのを目指している。

5)

協議会主催の会合やセミナーの開催状況

セミナーは年に

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回程度開催。一般市民を対象としたものと、市町村や企業など関係者向け の

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種類。観光関係者やメンバー向けのセミナーでは、日本海事新聞の沖田氏を呼んでセミ ナーを行ったこともある。

会合に関しては、船客は函館市内だけでなく市外にも行くため、周辺市町村と連携し“道南 を活性化したい”といった目的で各自治体に参加してもらっている。ただ、周辺自治体の総 会出席率は低く、なかなか連携が取れていないのが現状。どうしても、実際にクルーズ船が 入港するのは函館港しかなく、声はかけるが他の自治体からは来てもらえない。

他の自治体もこれから新たにクルーズを迎えることになると、どういうことをやっているか と分からないこともあるので、そこの自治体からの問い合わせもある。特に、松前は去年一

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