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117 10)クルーズ船客が訪れる観光地や行動パターン

ドキュメント内 目次 (ページ 123-127)

寄港時間が限られているので、シャトルバスを利用する人は町内を巡っているようである。

江差含め、道南は夏場に祭り等のイベントがあるため、観光素材として夏場がメインであり、

冬場は閑散期となる。イベントも減り、地域としてやれることも限られてくる。また、実際 にクルーズ船で観光客が来ても、町内の観光施設のキャパシティーが限られており、受け入 れ態勢が厳しいというのはある。

11)岸壁からの移動手段

町のバスをシャトルバスとして

2

台出している。港から市内の観光施設を無料で周回する。

12)寄港によって期待される効果

江差港に入港したクルーズ船は過去に

2

回だけであるが、函館港に寄港するクルーズ船の乗 客が、オプショナルツアーで江差まで来る人も多くいる。

13)寄港によって懸念される課題

予算の制約上、4 月以降にならないと寄港に向けた準備ができない。ヒアリング調査は

2018

3

月に行ったが、調査時点では

5

月に寄港するクルーズ船へ準備は全く行われていなかっ た。そのため、準備期間は

1~2

か月前となってしまい、あまり時間をかけられない。

クルーズ船に限らず、インバウンド対策として、公共施設のフリーWi-Fi の整備は実施した が、外国語案内対応等については未実施で外国新観光客の受け入れ体制は整っていない。

14)今後の目標

町としては特にない。

わが国におけるクルーズ船の寄港に適する港の選定と誘致方策に関する研究 第6章 地域におけるクルーズ船の評価や誘致に対する意識の差異

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(6)函館市

①調査概要

②クルーズ船の停泊場所

港湾名 函館港(重要港湾)

調査対象者 函館市港湾空港部港湾空港振興課 主査 鶴岡崇男氏

観光部国際観光課 主任主事 本間仁奈氏

調査日時

2018

3

14

15:00-17:00

調査場所 函館市役所庁舎

①函館港港町ふ頭

②函館港西ふ頭

③函館港若松ふ頭

青函フェリーターミナル

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③岸壁概要

クルーズ専用岸壁 あり(調査時は建設中) 旅客ターミナル なし(建設中)

クルーズ船 着岸地点

①函館港港町ふ頭

②函館港西ふ頭

③函館港若松ふ頭(調査当時建造中、2018年

10

1

日供用開始)

写真-6-4-34 岸壁背後地に広がる スクラップ置き場

写真-6-4-33 着岸地点

(コンテナヤード方向)

写真-6-4-32 着岸地点(函館山方向)

写真-6-4-35 岸壁から五稜郭駅 方面へのアクセス道

写真-6-4-36 着岸地点 写真-6-4-37 背後地と市街地への アクセス道

写真-6-4-38 ふ頭計画地(摩周丸横)

(20183月)

写真-6-4-39 西ふ頭に仮置きされた 受梁ブロック(20183月)

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岸壁長さ/水深 ①港町ふ頭:280.0m/-14.0m(12万トンクラスまで)

②西ふ頭 :165.0m/ -9.0m(概ね

3

万トン以下の船まで)

③若松ふ頭:360.0m/-10.0m(11万トンクラスを対象)

港までの アクセス

①港町ふ頭:JR函館駅まで車で約

15

分、JR五稜郭駅まで車で約

10

函館空港まで車で約

40

②西ふ頭 :JR函館駅まで車で約

10

分、函館空港まで車で約

30

③若松ふ頭:JR函館駅まで徒歩約

5

分、函館空港まで車で約

20

分 クルーズ船

初寄港年 不明(平成以前より寄港はあった模様)

④ヒアリング調査結果

1)

クルーズ船の寄港状況

 1998

年(平成

10

年)以前、日本船を中心に寄港があった。外国船は年に数回程度だったが、

1998

年以降は外国船も増加(図-6-4-5、図-6-4-6)。

近年は日本船が年5~10回、外国船が年

15

回程度と外国船の方が寄港回数は多い。外国船 は、中国・韓国などアジアから来る船は少なく、北米からのクルーズが多い。

外国船が増加したきっかけは、

2013

年(平成

25

年)にプリンセスクルーズが日本市場に参入 し、外国船としては初の日本発着クルーズを本格的に始め、翌

2014

年にサン・プリンセスが 北海道周遊クルーズを実施したため。この年は函館港に計

37

回クルーズ船が寄港し、過去最 多となった。しかし、北海道周遊クルーズは集客に失敗して、この年限りで撤退したため、

翌年は寄港回数が大きく減少した。その後は盛り返し、2018年(平成

30

年)は

27

回(当初

31

回、荒天等で

4

回中止)の寄港となった。

 2018

10

月には、クルーズ振興を強化する事を目的に、函館駅から徒歩

5

分ほどの場所に 建設された若松ふ頭が供用開始となった。2018年は予定していたにっぽん丸の寄港が中止と なり、使用されなかったが、2019年は若松ふ頭に

22

回寄港することが予定されている。

一度寄港すると、翌年以降のリピート率が高く、それによって外国船の寄港回数が増えてい るようである。

写真-6-4-40 ふ頭計画地(20185月) 写真-6-4-41 設置された受梁ブロック

(20185月)

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