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111級:爵1運]

ドキュメント内 高学年の読み書き能力 (ページ 32-36)

 読んであとのしつもんに意えなさい。

    と ないでんしや         やま  て   したまち      せん

 東京の都内電車の中には,山の手と下町をゆぎきをしている線があります。たとえ

  ばんせん      estgつか       と しま〜   ぶんきよ」く       じゅうたくち

ば16番線は,出の手の大塚からはじまって,豊畠区,文京区などの山の手の住宅地を

      たいとうく  ずみだ く    お

通り,下町の台東区,墨田匿へと下りて吟)きます◎

     と でん

 こういう都電の電車にのって,気のつくことは,下町へゆくと,電車にのっている 入におばあさんが多いことです。どの電車にも,ひとりかふたりのおばあさんがのっ ています。

 出の手では,あまりおばあさんをみかけません。これは,どういうわけでしょう

か。

       み

 ひとつには,幽の手のおばあさんは,身ぎれいにしているために,おばあさんらし くないので,目につかないのかもしれません。

       にん      カや

 また,肉の手には,つとめ人が多いので,つとめ人の親であるおばあさんは,東京        24

でなく,いなかに佐んでいる。・つまり,出の…手にはそもそもおばあさんが,少ないの       い ゐ  しょうばい

かもしれません。あるいは,出の手では,家が商売をしているわけでないので,家の        ふうふ

用が少ないため,おじいさん,おばあさんと,わかい夫婦とが,それぞれ甥の家に住        ろうじんふうふ

んでいるのに,下町では,老人夫婦も,商売をしているため用が多くて,そのためい っしょに穣んでいます。このため,下町のおばあさんは,わかい人に,商斑や家のし       で あるごとをまかせて,よそを出歩いているのかもしれま・ぜん。

      とくしょく  とにかく,おばあさんが,1下町で多く冒につくのは,ひとつの特色です。

(しつもん1) この文は何をいおうとしていますか。(一つだけ○をつけなさい)

 ユ 東京の都電が出の手と下町とをゆききしていること。

 2 都電の電車にのって気がつくこと。

 ③由の乎ではおばあさんを見かけないが下町には多いこと。(62.5)

       しょうばい

 4 肉の手にはつとめ人が多く,丁町には商売をしている人が多いこと。

(しつもん2) この交の中に「肉の手ではあまりおばあさんを見かけない」わけがい  くつ書いてありますか。それをつぎに書き嵩しなさい。

 (1)おばあさんらしくない。(72.9)

 (2) すくなし、o (56.2)

 (3>甥の家にいる。(75.0)

「竃薪無蓋「

L.__...._._一i.__tt.....一_____一._.t『,

 希望(5年1学期と岡じ)

「巫墨ll二lll⊥}

 読んであとのしつもんに讐えなさい。

       そこ      ほし       かげ

 くらい夜蜜の底には,数限りない星がきらめいて,認ウモリの黒い影が,、四方八方        びぎに飛びかっていた。ところが,あかりにひきつけられた一匹のコウモリが,ガを追い

Cl}一.…..…t.一』−m....…一一−m一一』』.…

      まど       てんじよう

かけて,あけはなされた窓から飛びこんでぎて,出口が見つからなくなり,天井のあ たりや,おどっている人たちのあいだを,飛びまわった。まもなく,、それが,みんな       ふ じん

・の貝にとまった。 「あら,まあ,訟ウモリよ!」と夫人たちは声をあげて,ベランダ へ逃げ賎した。ひとさわぎ持ちあがった。音楽は中止された。たくさんの入が,ナフ

         ぷ ぎ       こうげき  かいし

キソや,ハンカチを武器にして,たたきおとそうと,攻撃を開始した。びっくりした 小動物は,あちこち身をかわしながら,②敵璽繋繋を,たくみにさけていたが,とうと

  げぎ      ゆか      お     よこ

う一撃をくらって,床の上に落ち,横になったまま,藪かなくなった。撃方から人々       つみ

がよってきたが,この小さな罪のない動物を手にとろう醸する者は,ひとりもなかっ た。なんだかきみがわるかったからである。

       そとにわ      ひろま

 この時,私は外庭にいたので,広閥のできごとを知らなかった。けれども「ロウモ

      さけ       じじょう

り!」という並び声が耳に入ったので,華幣を察して,たすけに出かけた。近づいて

       {3}』..……. ...W…聾}.ny……...

みると,コウモリは,死んだようになって,,床に上にころがっていた。…勲ことって見

   しんぞう  こ どう

ると,・心臓の鼓動が聞こえた。非常におどろいたのと,ナフキンでたたかれたのと       はんとうめい

で,気を失ったのだ。これは,大きな半透明の,かわいらしい耳をもった,ありふれ たコウモリであった。

       かいふく  コウモリは,まもなく,正気にかえって,私の手の上で動きだした。私は,回復:す

   西.  

るまで飼ってやろうと考えて,家へ持って帰った。

(しつもんユ) この文は何を書いていますか。あっていると思うものに一つだけ○を  つけなさい。

      じ けん  ①コウモリがつかまった時の事件。(31.2)

 2 人間とコウモリとのたたかいのあi)さま。

       し

 3 コウモリが死にかかった時。

 4 私が手がらを立てたごと。

(しつもん2)

 もんだい

 「うし」の詩(5年1掌期と同じ)

織果の多方

(1)「問題1の「しつもん」1の選択腋1,2,.3,4のうち3嫁まず問題にな  らない。しかし1,2,3はそれぞれ合っている。そのうち1はこの文章

 としてはむしろ否定しようとしている(限:擁しようとしている)ことなの        26

←) 「飛びかっていた」ということばのいみはどれがよいか。(一つだけ○)

 1 飛びかかってきたQ  2 飛んだりはねたりしていた。

 3 飛びまわっていた。

 ④いりまじって飛んでいた。(8.3)

   てき  こうげざ      セ   ダ

〔⇒ 「敵の攻撃」の敵というのはどれか。(一つだけ○)

 1 ほかのコウモリ◎

 ②ナフキンやハソヵチでたたく人たち。(75.o)     3 ガ。

 4 びっくりした小動物。

斜 「たすけに繊かけた」は何をたすけたか。(一つだけ○)

   つみ

 1 罪のない小動物。

 ②コウモリにこまっている人たち。(8.3)

 3 コウモリに追いかけられたガ。

 4 四方八:方に飛んでいるコウr『り。

「 i]

だ演,はじめに書いてあることであるし子どもは,文章を読まないでし つもんに讐える傾向がある。子どもがふだん言いきかざれていることであ るから,下位生・中位生にはこれに反応する者が多いだろうと予想してい

た。結果はその通りで,各選択肢について,

   1    17名       3     4名

  ② 

22名    4  5名

であった。4の5名の中には優秀な子もふぐまれていた。これは文章とし ての趣意ではないカミ,一つの大四点であるこζはたしかで髄.rこの

文は何をいおうとしていますか」という「しつもん」に「要点」を答えても わるいとはいえない。ただ実験学級のテストではこれまでそれで「意図」

をたずねることになっていたQ

  そして「しつもん」の2に「この文の大事なところはどこでしょう」と

 して,こちらで「要点」をきくことにしてある。

  この要点のうち,④はできたが,⑥がわるい。この⑥は「しつもん」1

 で:文の趣意が「うそはよいかわるいか」であることをとらえていないと大

 事だということにならないものである。そこで「しつもん」1の②と「し  つもん」2の⑥との両方できた者を調べてみると,それは7入で「しつも  ん」1のできたあとの10人目失敗している。また「しつもん」2の⑥ので

 きたあとのエエ人は「しつもん」1ができていない。一貫してできているの

 はごくわずかの優秀児(し魁もこの場合失敗しなかった者)に限られてい

 る。

(2)問題2のrしつもん」1は正答率62.5で,5年生梢当のしつもんである  ことがわかるが,これも選択肢の4は趣意(意図)ではないが要点ではあ  る。そしてこれについてはやはり優秀児2名(男子番号18,女子番号2)

 とも,これをとっている。

(3)なお,問題1の「うそ」の文は,男子のほうがずっといいが,問題2の

 「おばあさん」のほうは成績がそんなにちがわない。

(4)問題4の「しつもん」2の(1)は選択肢3をとった者が男女とも断然多か

 つた。そのために正答率が低かった。同③も,選択肢1が断然多く,男子

 22名中19名まではこれをとっていた。正答の②をとったのは最優秀児エ名  で,あとのふたりは4をとっていた◎

  この二つのことから,語句をひじょうに安易に解釈する傾向のあること

 がわかる。      っ

(5)問題3および闘題5は5年1学期と同一の問題で,閥題3の正答率は   対   

話    交      5年1学期 

6年1学期

   「そんなふ5」はなにをさすか       32.7   37.5    「おなじかんがえ方」とは      42.9    58. 3   ふたりはなにについて話し合っているか    44.9   58.3

 になっている。だいたい正答率で40点から60点ぐらいのものがその学年に  適した問題で,それが次の学年はどうなるかということで学年の上昇率を  考えるのがよいと思うが,この問題については上昇率がふつう,あるいは

 ふつうよりすこしょいほうである。

  全体としては,このパーセンテージだけ正答潜が増しているわけである  が,ひとりひとりについてみると,5年の時にできて,6年の時に失敗し  ている者がかなりある。5年の時に3題とも全部できて6年でも3題とも  全部できた子もあるが,6年では失敗した子もある。

 詩の主題的把握

 5年1学期にやって,6年1学期にも同一一問題でもう一度試みた「うし」の

詩は,もと長野県教育委員会でやったものである。

 長野県教育委員会では,詩だけでなく,童話,脚本,生活文,論文,伝記に ついて,1年生から9年忌まで主題的な把握の発達を調べた(長野察実験学絞報

告「学習能力の発達・国語編」昭和29)。それによると,全体平均して,

    1年  2年  3年  4年  5年  6年  7年  8年  9年     1.4 11.0 19.0 29.1 3Zl 47.6 51.0 61.5 71.0

である。

 「うし」の詩について,実験学級の結果は,

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