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ドキュメント内 高学年の読み書き能力 (ページ 195-200)

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高学年の慧語発達と要因の評価

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理解 5 3 3・

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語 

黙読速度

全く⁝ 要法

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 上表のほかに,6年1学期末には,読字は付帯語いテストを行なっているが,

それの評点はく4>になっている。

 上表からわかることは,つぎの4点である。・

 ・欝語能力は学級内でも,たいへんよく発達しており,優秀な児童である。

 ・とくにすぐれた能力は交法能力である。

 ・比較酌劣るとみられる能力は黙読速度である。

 ・、学年別には,5年の後期に少し成績がおちている。

 つぎに,言語能力を規定する要因と考えられるものについて,調査した結果

の評点をみると,つぎのとおりである6■ t 、、 tt  、 ・    t

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 この表と,先の言語能力の評価表とくらべてみると,この表の方に少しみお

とりが感じられる。つまり,

・適応性が劣り,友入関係,社会性の発達が学級内で中位にある。

という点である。M子のすぐれた言語能力の要因をつかむためには,すぐれお 知能,環境などの中にすぐれた言語能力を養成した条件が十分にそなわってい るか,あるいは劣ると診断された適応性などにも,かえってそのために言語能 力が発達したという条件があったか,という点について考えてみなけれほなら

ない。

 (2)中学年までの言語発達

 M子の低学年のころの三軍発達はつぎのように診断された。*

・言語発達の学級内での位置

 M子の言譜能力はがいして〈中〉の段階にある。

 とくにすぐれた能力としては,

   読字,書字,作文,発音

 とくに劣る能力としては,

   話す

がある。この場會,話す力が劣るという婁実がたいへん問題である。M子は表 現意欲がきわめて低く,話し方が不活溌で,ものごとにたいする反応もきわめ

ておそい。しかし,ととばの歯切れはよろしい。

・言語発達の条件

 予想されるすべての条件は野守発達がよいようにそろっている。ただ,動作

がにぶく,内閉性の性格が気にかかる。

・雷語発達の診断

 話す力をさまたげているものは,M子の内閉的でひかえ藏な性格による。し

かし内面的な言語発達には十分みるべきものがある。

 ee以上は昭漁28年, M子が1年終了時に診断した記録メモによる。

       188

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.片かな読字  455

︑平がな書字 5

⁝平がな読字︑ 5

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   学・

 このほかに,4年では各学期に音読速度テストを行なっており,M子の評点 は4−1〈3>,4−2<3>,4−3<3>となっている。

  この表では,低学年で劣ると診断された話すカがよい成績になっている。高学年の  話す力の評点もよい成績がでているが,この矛盾はテスト法のちがいによるとみられ  る。低学年の晦だけ,直接,臼頭で話させて評価したが,中学年以上の物忌はすべて  ペーパー・テストによる詐価にしたがったものである。しかし,それだけにこの矛贋  には浅目しておかなければいけない。

 また,この表によってみると,M子は中学年までの言語能力が高学年と岡様

にすぐれていたことがわかる。しかし,いずれかといえ.ば,高学年の方ががい

して,よい成績のようにみうけられる。その他,

・文字力では読字力よりも書字力の方がよい。

・黙読理解力は黙読速度よりも成績がよい。

などのことがわかる。もっとも,黙読理解力の方が読書速度よりもよいことは 高学年でも同様であるが,文字力に関して,高学年では霞才力が読字力よりょ いということはでていない。また,高学年ですぐれた能力としてあがった文法

能力は中学年までのところはそういえない,というちがいもある。

 したがってM子の言語能力を診断していく大きなきめ手となる可能性をもつ

      189

ものは,〈読書速度炉劣る〉〈口頭で話す力が劣る〉ということになろう。

 先の事例研究であげたN児もやはり読書速度が劣っていた。N児の場合にく

らべて,この事例では読書速度の発達をさまたげていると思われる雷語能力要:

素はどこにも晃あたらないから,N児の場合とちがった要因が存在しているこ

とを感じさせる。

 読書速度をとりあげて,それから診断をしていく際には,翼児の項で考えた

ことのほかに,

 ・読書速度と読解力との枳隔は高学年ではあまり高くない。

 ・読書四魔は速読みである。

の2点をつけ加えておかなければならない。       1

2・(1)知  能      ;

・新乙式団体知能検査(武政他)昭・28・7・10実施 知能指数<1!4>

・低学年用國体知能診断テスト(武敷面)昭・29・2・25実施 知能指数

 〈123>

 嘉節面のC点は

  空悶〈7>推理〈9>雷語<9>数量〈8>

・:京大NX知能検:i査 昭・32・ 2・!3実施 知能指数〈124>

 3種の知能検査の結果から,M子は知能が〈上〉であることがわかる。

 (2>家庭環境

・診断テストから

 家庭の一般的状態    〈4>

 子どものための施設       く5>

 女{ヒ窪勺状態      〈4>

 野庭のいっぱん釣ふんいき    〈5>

 両親の教育的関心        く3>       

  以上,全体では        く4>

    (田研式家庭環境診断テスト,昭和32。2.12実施}こよる)

騨は両親櫨母とも健鵜ぎ・う「sv 聯ふ効況ひとりの鼠子である・

酒商をいとなむ。家族員の変動は小学校不学墨初から卒業までかわらない。家

庭は裕福である。

       ヌ♀9

 家族のほかに,男店員3名,女中1名岡三,事務員1名が通勤している。

 赫この辺の喜情は,つぎにあるM子の書いた作文に十分に蓑現されている。.

 中学年の閲は,ピアノのおけいこをした。高学年に入ってからはゴ私立中学

試験準鯖もあって学校のほかに勉強会にでた。家庭にはピアノがある。

 上表で,両親の教育的関心がふつう乏でているが,子どもにたいしては,口 やかましすぎるほどの世話をするということをしていないためであろう。家庭 のいっぱん的ふんいきがく5>で,夫婦や家族の間の仲がよく,なごやかで静

かな家塵であることがわかる。

・M子の作文から      評点〈5>

ド…藻ぞあ弦一 ……了{噌 胴…….…轟 …面ん

}私の家は,翻町のていり。うじ、うのよこを入。漸のさかやです.家族 1は7入に,小ぞうさんが,3入,ねこが親子,いぬが,1びき,います。私の iおとうさんは,50ぐらいの年ですが,まだ1本も,白毛は,ございません。お   とうさんはとてもやさしくて,あまり私をおこったことがありませんげそして   ときどき私のことを「和ぼう」と,よぶので,よその人が,聞いていると,は  ずかしくなってしまいます。でも,お父さんは,お兄さんや,大きいお煽1さん

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困とあ動やさしく忌ません・それは・お燃んeUt・お父さんに勘もんi.

iくを,いうからだと思います。また,お兄さんは,大学で商売のことを,学ん 旨

}でいるのでお店のことを,よく知っているらしく,お父さんに「こうした方が   よい」とか雷うので,お父さんはジお店を手伝だわないで,口ばかりで雷わな

iいで,漁分でやれ」と,いうのですが,お兄さんは「お店を少しでもよくする

{ために,こんな噸をひね。ているの悶と,鷹いながら,縮のせ。け咽

;をかいています。私はおかあさんがとてもたいへんだから,少しでもおつかい iや,お季伝いしょうと,つとめています。それは,おかあさんは,ほんとは,

1舗の麟をん焼ぬ吻をするのに,お齢・いそがしくて棚・ち、っ 晒し脾らないであ鳳お鵬さんや。や。てもらいます.でもおかあさん

it#、,買吻詑のやくそくをすると,カSiat 5ず行。てくれます.私は小さいお

;ねえさんとふだんとつてもなかよしですが,少しのダことから,口げんかをし iます。でも,すぐなかなおりします。おふろやかい物から帰ってくると,お店  のかんずめやサイダーを食づるので・とてもよい気持です。私は「少女」の,

  「ほんとうの話」など塗よんで私たちはほんとうにしあわせだと愚いました。 i

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家庭における言語生活から(母親の記入による)

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