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つの要素に分けることができる。

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第1章 で説明したとおりの手続で、被害者認定・支援プロセスのできるだけ早 い段階で実施するべきである。

法的支援は主に 2 つの要素に分けることができる。

刑事手続にかかわる法的支援

民事手続にかかわる法的支援

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被害者の差し迫ったニーズに対応するための適切な措置をとった後は、被害者 に対し、民事・刑事裁判を含む法的選択肢についての情報をできるだけ早く提 供することが求められる。人身取引被害者は、法執行機関への協力や刑事手続 での証言を行う可能性があること、証言する場合には保護のための法的選択肢 が用意されていること、人身取引加害者を相手どって民事訴訟を起こし、私物 の返還、受けた被害・損害についての賠償を求めることが出来ることを知らさ れなければならない。被害者の法的選択肢についてさらに詳しくは、第 6 章 6.5 を参照。

被害者は自分の権利について知らないことが多いので、利用可能な法的選択肢の 情報を提供するとともに、それがうまくいく見込みと派生しうるリスクについて 検討しておくことが重要である。適切で時宜を得た法的支援を提供することは、

結果的に被害者の不安を軽減するとともに、法執行機関への協力や法廷での証言 を望むかどうかについて、被害者が十分な情報に基づく決定を行なうのに役立つ ことが明らかになっている。どのような法的支援が必要かについて明確な決定を 行なえるよう、被害者に対しては、それぞれの選択肢を選んだことによって生じ うる副次的影響についても十分な情報が提供されるべきである。

人身取引加害者に不利な証言を行なおうとする被害者については、証言の前後 に追加的なカウンセリングと支援が必要になる場合もある。支援提供団体は、

これらの問題に対応するための特別カウンセリングの機会を手配してもよい。

民事手続にかかわる支援

人身取引被害者は、人身取引加害者を相手どって民事訴訟を起こし、受けた被 害・損害の賠償、資産の返還を求める権利が認められることがある。通常、刑 事手続とあわせて民事訴訟を提起することが可能である。被害者はまた、法的 支援が必要なその他の問題も抱えている場合がある。離婚、子どもの親権、財 産をめぐる紛争など、人身取引の事案とは直接関係がなく、人身取引加害者も 関与していない問題である。

民事事件の場合、法的支援としては次のようなものが考えられる。

...

離婚にかかわる支援

旅券その他の身分証明書の回復

資産の返還

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所有権の主張

相続

親としての権利

逸失・損害に対する賠償

...

3.2.3.5 教育制度への復帰

人身取引被害者が教育課程を修了しておらず、仕事を見つける見込みがさらに 低くなってしまう場合もある。人身取引被害者が中断していた教育課程を修了 できるよう援助することは、可能な場合には常に優先事項と位置づけられるべ きである。受入れ先のサービス提供団体は、国の機関と協力しながら、教育制 度への復帰の便宜を図ったり、被害者の教育のための財政的支援を行なったり することができる。

被害者の社会復帰計画の一環として、何らかの教育制度への復帰が必要と判断 される場合、復帰先として望ましいのは被害者の居住地域にある教育施設であ る。教育面での支援を補完するものとして住居手当の支給が必要になることも 少なくない。居住地の近くで適当な教育の場が見つからないときは、一時的転 居の検討が求められる。

大学

大学教育には高額の費用がかかるため、通常、支援提供団体がそのための資金

を提供することはない。しかし、資金面で可能な場合や、あといくつかの講座

をとりさえすれば中断していた大学教育課程を修了できる場合、大学教育課程

を修了するという条件付で雇用主が被害者の採用に同意してくれた場合などに

は、大学教育のための支援が提供された例もある。被害者が大学教育課程の修

了を希望する場合、支援提供団体は、それが被害者の社会復帰計画にもとづく

適切な対応かどうか判断するための評価をするべきである。学位取得プログラ

ムの候補者として認められるためには、ある程度自立していて信頼に足る人物

であること、学位課程を修了して就労先を確保する可能性があることを示せる

必要がある。

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