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要件審査面接書式の活用

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232.1.4.2 犯罪者

要件審査プロセスは次の 2 つの段階から構成される。

2.3 要件審査面接

2.3.4 要件審査面接書式の活用

この章の末尾に掲げた「要件審査面接書式」のサンプル(資料 1)は、人身取 引被害者の判別に役立てることを意図したものである。この書式ないしこれに 類する書式は、NGOや警察等の他の団体によって人身取引被害者と判別され、

支援提供団体に委託されてきた人についても記入できる。委託元団体の評価に かかわらず、支援提供団体はあらためてこの手続を経ることによって委託元組 織の最初の判断を確認し、そのうえで、委託されてきた被害者の資料を正式に 作成し始めることにしてもよい。

2.3.4.1 面接チェックリスト

以下に掲げる基本的な面接チェックリストは、支援提供団体のスタッフを対象 とする、面接技法の指針を要約したものである。人身取引被害者の面接に関す る詳細な情報は補遺1「人身取引の対象とされた人のケアおよび面接における 倫理原則」で示されているので、面接を始める前にていねいに読んでおくこと が求められる。

周囲の状況

可能であれば、面接はプライバシーの守られる個室で行ない、他人に聞かれ たり邪魔されたりしないようにする。

面接の場に立ち会えるのは、被害者、面接担当者(複数の場合もあり)、通

訳(必要な場合)、そして適当な場合には資格のある支援者(子どもの後見

人、法的助言者、心理カウンセラー等)だけであるべきである。

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面接で用いられる言語を十分に理解できないのではないかという疑いが少し でもある場合は、通訳を確保するためにあらゆる可能な努力が行なわれなけ ればならない。

携帯電話の電源は切っておくべきである。

個室を利用できるときは、邪魔が入らないよう、ドアに「使用中」等の掲示 をしておくことが求められる。

プライバシーの守られる個室がない場合、面接担当者は、面接の内容を聞か れないよう、できるかぎりプライバシーの守られる場所を見つけるべく努力 するべきである。

面接にあたり、一方的な価値判断をしたり尋問したりするようなスタイルは とらないようにする。

面接対象者が、自分が尊重されている、自分の言うことは信じてもらえるは ずだと感じられるような信頼関係を確立しようと努める。

面接の開始

面接担当者は面接対象者に自己紹介し、自分がその団体でどのような役割を 果たしているのか説明する。

面接対象者が安心し、ゆったりした気持ちでいることを確かめる。

トイレに行かなくてよいか、飲み物や軽食はいらないか、面接対象者に確認 する。

面接対象者が痛みや苦痛を感じていないかどうか、医師による緊急の対応が 必要な問題がないかどうか、確かめる。

面接対象者から緊急の治療が必要であると告げられたら、医療従事者が到着 して検査を行なうまで、面接担当者は面接を進めるべきではない。

説明

人身取引被害者に対する支援の提供について自分の団体が果たしている役割 と、これから行なわれる面接の目的について、簡単に説明する。

被害者が提供する情報が面接後にどのように利用されるのか、説明する。

面接には、面接対象者に起こった出来事の経緯にかかわる質問も含まれる可 能性があること、不快になるような問題、苦しくて思い出したくない問題、

いやな記憶を呼び起こす問題が取り上げられる可能性があることを、面接対

象者に説明する。

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質問にはゆっくり答えてかまわないこと、必要であればいつでも休憩できる ことを面接対象者に告げる。

面接は任意であり、どんな質問でも必ず答えなければならないわけではない ことを、被害者が確実に理解するようにする。ただし、より多くの情報が提 供されたほうが団体としても支援しやすくなることも、説明する。団体とし て提供できる支援内容に制約があるとき(たとえば支援対象が人身取引被害 者、非正規移民、子ども等に限られている場合など)は、それも説明する。

面接対象者が要件を満たさないために直接の支援を提供できない場合でも、

支援を提供できるしかるべき団体ないし個人が見つかるよう手助けする旨を 説明する。

面接開始前の最終確認事項

面接対象者が答えた内容はすべて厳格な保秘の対象となることを告げる。提 供された情報がどのように取り扱われ、だれにどのようにそれを共有するの か、明らかにする。

質問はいつでもしてかまわないし、面接者が既に説明したこと、言ったこと について、もう少し詳しく説明してほしい、もう一度言ってほしいという希 望もいつでも表明してよいことを、面接対象者に説明する。

これまでの説明内容を面接対象者がはっきり理解しているかどうか、確かめ る。

この段階で何か質問がないかどうか、面接対象者に尋ねる。

面接への参加に同意するかどうか、面接対象者に尋ねる。

2.3.4.2 要件審査面接書式への記入

要件審査面接書式(資料 1)は次の 6 部構成になっている。

登録・ケースデータ

獲得の段階

輸送の段階

搾取の段階

追加の裏付け資料

決定

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各項目に漏れなく記入することが求められる。ただし、これがどの程度可能に なるかは面接対象者の協力しだいである。面接対象者はあからさまな敵意やト ラウマといったさまざまな反応を示す可能性があること、面接のやり方やタイ ミングもそれに応じて調整する必要があるかもしれないことを、面接担当者は 念頭に置いておかなければならない。

...

面接対象者は、面接開始前に次の点について告知されているべきである。

回答内容はすべて、支援提供団体による厳格な保秘の対象となる。

個々のケースに対してもっとも適切な支援のあり方を支援提供団体が決定するために は、質問に答えてもらうことが必要である。

質問に答えないときは、支援提供団体による支援の提供ができなくなるおそれもあ る。人身取引被害者以外への支援は厳しく制限されている場合もあるからである。

面接の終了時に、受けられる可能性のある支援や援助、支援を提供できるかもしれな い団体、犯罪の告発を選択するのであれば告発先とその方法、利用可能な法的支援・

保護についての情報が提供される。

...

以下の設問は、この章の末尾に資料 1 として添付した「要件審査面接書式」に 対応したものである。以下の解説は一般的なもので、どの点についても例外が ありうる。また、いずれかの設問に対するたったひとつの回答で問題が解決す ることはありえないので、前述した面接前アセスメント指標とあわせて総体的 に検討しなければならない。

獲得の段階

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