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個別の面接・監督

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スタッフのスケジュールを効率的な形で組めるようにするためには、スタッフ と滞在者の適切な人数比を考慮しなければならない。これは、勤務可能なス タッフの人数、シェルターの定員、いずれかの時点におけるシェルター滞在者 数、提供される支援の内容、滞在者のニーズ、そして可能なかぎり最高水準の ケアを提供するシェルター・スタッフの力量しだいである。スタッフ/滞在者 比は定期的に再検討し、引き続き効果的活動が行なえているかどうか確認する ことが求められる。

4.4.4 監督 毎週のスタッフ会議

スタッフ会議を毎週開催することは、スタッフの活動と滞在者の状態変化が適 正にモニター・監督されるようにする上で有益である。毎週のスタッフ会議を 定期的に開催することにより、次のような問題について議論する機会を持つこ とができる。

ケース対応の調整

全般的なケース進展状況

滞在者の入所/退所

ケースについて生じた問題を解決するための手段

倫理にかかわる諸問題

支援提供および人身取引対策に従事している他の団体との関係

滞在者やスタッフ間のもめごとや苦情

シェルターの方針・諸手続の評価

滞在者アンケートの検討

シェルターにかかわるその他の一般的問題・考慮事項(必要に応じ)

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指導:シェルター・マネージャーは、シェルター・スタッフに対して非公式 な形での訓練とコーチングが継続的に行なわれるようにするとともに、ス タッフの業務遂行を励まさなければならない。

フィードバック:スタッフの業務遂行状況を評価・承認・激励・批判すると ともに、シェルターの業務にかかわるあらゆる側面についてのコミュニケー ションを維持する上で、フィードバックを得ることは有益である。またそれ は、シェルターの現状や、スタッフおよび滞在者が直面している可能性があ る問題を明らかにして対処する上でも有益である。

カウンセリング: スタッフの行動や業務遂行状況、または滞在者の行動に関 して何らかの問題が生じた場合、シェルター・マネージャーは本人の注意を 促すとともに、改善に向けた激励と助言を行なうべきである。

規律の維持:シェルターの規則の無視・違反があった場合、シェルター・マ ネージャーは適切な措置をとるべきである。現行の規則とその目的について スタッフの注意を促し、なぜその規則を尊重することが不可欠か、説明する ことが求められる。安全規則または守秘義務に違反する行動は、もっとも重 大な注意の対象とされるべきである。

4.4.5 バーンアウト(「燃え尽き」現象)

バーンアウトとは、感情的につらい状況に長期間関与することによって、身体

的・感情的・精神的に疲弊しきってしまうことを指す。人身取引被害者に対応

するスタッフは、自分自身を大切にするとともに、自分の仕事に支障なく注ぐ

ことのできる感情的エネルギーの量について限界を決めておくよう奨励されな

ければならない。マネージャーは、人身取引被害者のようにトラウマを負って

いる人々のケアやサービスに携わる者が、ストレスにより種々の心理的反応を

起こし、それによって二次的ストレス障害や二次的トラウマが生じる可能性が

あることを念頭に置いておかなければならない。継続的ストレスが放置されて

長期間蓄積していった場合、「バーンアウト」につながる可能性がある

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バーンアウトの認知、その予防およびバーンアウトが生じた場合の対応のため

の措置を含め、スタッフ支援について詳しくは第 5 章 5.15 を参照。

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4.5 シェルターにおける被害者支援の手続

本章の残りの部分では、人身取引被害者をシェルターに受け入れた瞬間から シェルター退所のときまでにとられる一連の措置について、シェルター・ス タッフのための指針を示すことが目的である。以下の指針は、出身国のみなら ず経由国・目的国で実施されるシェルター関連手続についても対象とすること をめざしたものである。シェルターが経由国・目的国・出身国のいずれに置か れているかにかかわらず、手続は同じであることが多い。以下、このような共 通の手続について取り上げていく。

以下に示す手続的指針の内容は、いやおうなく、委託・帰還・社会復帰に関す る手続の内容と部分的に重複し、またはこれらを補完するものとなる。委託・

帰還・社会復帰に関する具体的手続については本章ですでに取り上げたので、

そちらを参照されたい。シェルターにおける手続は、個々の被害者がどのよう な状況にあり、どのようなニーズを抱え、どの程度の支援を必要としているか によっても変わってくる。そのために生ずる手続の違いについては、指針全体 を通じて取り上げていく予定である。

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補遺 1「人身取引の対象とされた人のケアおよび面接における倫理原則」の 復習

支援提供団体のスタッフは全員、人身取引被害者の面接または支援に着手する前に、こ のハンドブックの補遺1「人身取引の対象とされた人のケアおよび面接における倫理原 則」と補遺 2「面接チェックリスト」を注意深く読み、復習することが求められる。

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4.5.1 シェルターで被害者に対応する際の基本的考え方

シェルター滞在者に適切なケアと措置が行なわれるようにするため、シェル

ター・スタッフは全員、人身取引という現象について、またそれが人身取引被

害者と支援提供のあり方に対してどのような影響を及ぼすかについて、しっか

りと把握・理解しておくことが求められる。シェルター・スタッフは、人身取

引とその過程の特質について精通しているべきである。重要な原則、人身取引

という犯罪と人身取引過程に含まれる要素、そして心理的・情緒的・身体的健

康への影響にかかわる問題についてはこのハンドブックの随所で検討している

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ので、ここでは繰り返さない。シェルター・スタッフは全員、このハンドブッ

クに掲げた一連の指針に精通していることが望ましい。

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