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は、第 5 章 5.12.2 も参照されたい。また、多くのシェルターでは定期的なグ ループ・カウンセリングや被害者のための教育セッションも行なうことになろ う。グループ・カウンセリングの目的は、安全で支えとなる環境を被害者に提 供し、個人的スキルや対人関係のスキル、とくに感情をより効果的に表現する 能力を発達させられるようにするところにある。
グループ・セッションは、積極的な学習を促進するとともに、被害者が問題に 取り組み、自分が抱える問題について話をするのを奨励するような形で組み立 てるべきである。グループ・セッションでは、他の人々も似たような経験と困 難をくぐり抜けてきたことを知り、他の人々の問題への取り組み方に耳を傾け るなかでお互いについて学ぶ機会を、被害者に提供することが求められる。
グループ・カウンセリングへの参加は厳格に自発的意思にもとづいて行なわれ
るべきであり、また被害者の特別なニーズ、年齢および文化背景に応じてセッ
ションの持ち方を修正することが必要である。
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ほとんどの被害者は自分の社会的・身体的状態について気にするものなので、
次のようなテーマを取り上げることを考えるべきである。
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家族関係
■
自尊感情
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抑うつ
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不安
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ストレスの軽減
■
栄養
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衛生
■
性感染症(STD)および HIV / AIDS
4.7.2 医療ケア
被害者が身体的・精神的に良好な状態にあることは、その回復にとってきわめ て重要である。シェルターごとに、人身取引被害者のための医療ケアをシェル ター内で、または外部への委託を通じて提供することが求められる。各シェル ターに医療施設や医療スタッフをどの程度配置できるかは、個々のシェルター がどの程度の資源を有するかによって変わってくる。
被害者の医療ケアがシェルター内外のどちらで行なわれるにせよ、それを担当 する医師がシェルターによって直接雇われているわけではない場合、IOMは、
被害者のための医療ケアの提供に関する支援協定書を交わすよう推奨する。医 療ケアの提供者が官民の保健施設か医療NGOであるかにかかわらず、支援協 定では、支援提供の条件、ケアの水準、守秘義務、関連の医療サービスに対す る料金支払期日について定めておくことが必要である。
シェルター滞在者ひとりひとりに対し、最初の面接時に、またフォローアップ 支援計画作成のためのシェルター・スタッフとの打ち合わせのときに、どのよ うな治療を受けることが推奨されるか、説明するよう求められる。また、滞在 者が理解できる言語で次のような情報や文書等を提供することも必要である。
■
医療ケアに関する情報(シェルター情報パックに含める形で)
■
医師による検査・治療にかかわる書式
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検査前後のカウンセリング(STD や HIV の問題に関するものを含む)
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治療予定表および治療記録
■
本人が受けた検査・治療の医療記録
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医療支援の提供に関する具体的指針は、このハンドブックの第5章で示してい る。
4.7.3 心理的ケア
各シェルターは、心理的支援を必要とする人身取引被害者のための心理アセス メントおよび心理的ケアを、シェルター内で、または外部への委託を通じて提 供することが求められる。シェルター常駐の心理療法士を配置するかどうか は、個々のシェルターがどの程度の資源を有するか、またその必要性があるか によって変わってくるだろう。
被害者の心理的ケアがシェルター内外のどちらで行なわれるにせよ、それを担 当する心理療法士がシェルターによって直接雇われているわけではない場合、
IOMは、被害者のための心理的ケアの提供に関する支援協定書を交わすよう推 奨する。心理ケアの提供者が官民の保健施設か医療NGOであるかにかかわら ず、支援協定では、支援提供の条件、ケアの水準、守秘義務、心理的サービス に対する料金支払期日について定めておくことが必要である。
子どもを対象とする心理的ケアは、トラウマを負った子どもや危険な状態にあ る子どもへの心理的支援に関して具体的な専門性と経験を有する専門家が行な うよう求められる。
人身取引被害者への精神衛生面での支援の提供についてより詳しくは、第5章 5.12.2 も参照のこと。
4.7.4 精神医学的ケア
各シェルターは、精神医学的支援を必要とする人身取引被害者に対して精神医 学的アセスメントおよびケアをどのように委託または提供するか、方針を定め ておくことが求められる。スタッフとして精神科医を配置するかどうかは、
個々のシェルターがどの程度の資源を有するか、またその必要性があるかに よって変わってくる。医師や心理学者のような特定の専門家が被害者を正式に 精神科医に紹介できるかどうかも、地域の慣行によって異なる。
被害者の精神医学的ケアがシェルター内外のどちらで行なわれるにせよ、また
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入院を要するか外来で治療を進めるかにかかわらず、それを担当する精神科医 がシェルターによって直接雇われているわけではない場合、IOMは、被害者の ための精神医学的ケアの提供に関する支援協定書を交わすよう推奨する。精神 医学的ケアの提供者が官民の保健施設か医療NGOであるかにかかわらず、支 援協定では、支援提供の条件、ケアの水準、守秘義務、精神医学的サービスに 対する料金支払期日について定めておくことが必要である。
子どもを対象とする精神医学的ケアについては、シェルター・スタッフは、後 見人、または子どもの保護にかかわる他の適切な機関と、精神科医による診 断・治療への同意について協議することが求められる。
人身取引被害者への精神衛生面での支援の提供についてより詳しくは、第5章 5.12.2 も参照されたい。
4.7.5 法的支援
多くの場合、法的支援はシェルター内で提供することができる。シェルター・
スタッフに法律の専門家がいないときは、民間の個人・団体か、公的機関か、
非営利団体かにかかわらず、法律サービスを提供している個人・団体と取決め を結んでシェルター滞在者に法的支援を提供できるようにするべきである。
シェルター・スタッフとしては、最低限、滞在者が理解できる言葉で書かれた 次の情報も提供することが求められる。
■
シェルター所在国で人身取引被害者が法的にどのような地位にあるかに関す る情報(シェルター情報パックに含める)
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人身取引被害者のための国際基準に関する情報(シェルター情報パックに含 める)
未成年者に法的支援を提供する際には、シェルター・スタッフは、未成年者に ついては別個の法制度が存在すること、また未成年者は国際基準にしたがって 法的支援を受けられなければならないことを、念頭に置いておかなければなら ない。
人身取引被害者に対する法的支援の提供についてさらに詳しくは、第 3 章
3.2.3.4 および第 6 章 6.5 を参照。
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4.7.6 レクリエーション活動
シェルターは、参加の意思と能力がある滞在者を対象として、日々十分な量の レクリエーション活動を計画するべきである。このようなレクリエーション活 動は、滞在者に次のような機会を保障することにつながる。
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滞在者同士でともに活動する。
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退屈をまぎらすとともに、無為に過ごすことに代わる建設的な作業に集中す る。
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活力を高め、運動をすることにより規則正しい就寝時間を確保する。
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活動を通じて諸技能や自尊感情を発達させる。
レクリエーション活動には、次のような実務的な作業を含めてもよい。
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メニュー作成(栄養)
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買い物リスト作り(お金のやりくり)
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テーブル・セッティング(整理整頓、見栄えを整えることへの誇り)
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調理(栄養、見栄えを整えることへの誇り、自分自身と他人への気遣い)
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掃除(家事能力)
また、体調を整え、体を思い通りに動かせるようにし、自信を高めるために、
次のような運動を含めることもできる。
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柔軟体操
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エアロビクス
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ヨガ
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集団スポーツ
美術工芸は治療的意味合いを持つ活動で、諸技能を伸ばすことにつながるとと もに、滞在者が故郷の子どもたちや家族のために贈り物を作る機会になる。
人身取引の被害を受けた子ども・青少年向けには、特別なレクリエーション活
動・教育的活動を考案するべきである。これは、年齢や発達水準にふさわしい
日常的な発達促進活動に参加できるようにするためである。
ドキュメント内
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