一般的規則について話し合った後は、面接担当者は安全規則について詳しく話 し合うことが求められる。面接担当者としては、安全規則のひとつひとつを被 害者とともに検討し、被害者がそれを理解して積極的に守る意思を持つように しなければならない。
以下、被害者に説明すべき安全規則の例を掲げる。
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薬物、アルコール、武器その他の持ち込み禁止品は、種類を問わず、いかな るときにもシェルターに持ち込んではならない。
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シェルターでは、携帯電話やポケットベルの使用はいかなるときにも認めら れない。これらの品物は、シェルター入所時にシェルター・スタッフに渡し て保管しておいてもらわなければならない。シェルター退所時には返還され る。
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事前に通告・チェックされていない者によるシェルターへの訪問は、いかな るときにも認められない。
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地域内・国内・国際電話は、非常の場合、またはシェルター・マネージャー との協議の上でシェルター・スタッフが許可した場合を除き、いかなるとき にもかけることはできない。
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シェルターの場所や、シェルターの滞在者またはスタッフの個人情報の詳細 は、いかなる者に対しても開示してはならない。
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被害者のフルネームその他の個人情報の詳細は、他の滞在者またはスタッフ
に開示してはならない。明示的に例外的な措置をとる場合を除き、下の名前
だけを用いるものとする。
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家族または滞在者に近しい者、その他のシェルター部外者との接触について は、シェルター・スタッフが安全確保上の観点から行なった指示をしっかり 守らなければならない。
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シェルター外にいるときはつねに、移動およびシェルター部外者との接触に ついてシェルター・スタッフが安全確保上の観点から行なった指示を、しっ かり守らなければならない。
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疑わしい連絡または行為についてはただちにシェルター・スタッフに報告し なければならない。
安全規則について説明したら、被害者に対し、被害者の母語で書かれた規則の コピーがケースファイルに含まれていること、シェルター内にもコピーが掲示 されていることを説明する。何らかの理由で新規滞在者がまだ規則のコピーに 署名していない場合、またはシェルターが署名入りのコピーを保持していない 場合には、最初の面接の終了時に、もう一度署名するよう被害者に求めるべき である。
被害者が規則を十分に理解し、積極的に守る意思を持っていると面接担当者が 納得したら、シェルターで利用可能な支援とサービスについて説明することが 求められる。
4.5.8 シェルターにおける支援とサービス
最初の面接で扱われる情報量は相当なものにのぼること、また利用可能なサー ビスについて被害者の理解・同意・参加を確保しなければならないことにかん がみ、IOMは、最初の面接ではこれらのサービスについて簡単に概観するだけ にしておき、翌日もっと詳しく話し合うことを推奨する。被害者に対しては、
利用可能なサービスの一覧および説明は情報パックのなかに含まれているこ と、翌日シェルター・スタッフとともにもっと詳しく検討することを、説明す るべきである。
利用可能なサービスの一覧は、被害者が理解可能な言葉でシェルター内に掲示 しておくことが求められる。そこでは次のような情報について取り上げること が考えられよう。
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帰宅のための移送
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食事
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必需品パック
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医療ケア
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カウンセリング
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心理的ケア
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法的情報
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専門家によるケア(必要な場合)
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レクリエーション活動
経由国・目的国にあるシェルターは、一時在留許可や自発的帰還支援プログラ ムを提供するとともに、次のような面で被害者を支援することもできる。
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身分証明書・旅行書類の回復
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帰国のための移送
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到着時の安全な滞在場所の確保
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フォローアップのためのサービスおよび社会復帰のために利用できる支援の 紹介
出身国のシェルターで提供される社会復帰のためのサービスには、以下の点に かかわる支援および情報を含めることも考えられる。
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家庭内調停およびカウンセリング・サービス
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身分証明書や社会的支援を受けるための書類
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医療ケア
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心理的ケアおよび精神医学的支援
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法的支援
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教育・職業訓練面の支援
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職を見つけるための支援
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小規模企業プログラム・小規模融資プログラム
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提携 NGO
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社会復帰のモニタリング
人身取引被害者とともに社会復帰計画を立案・実施する際のあり方について詳
しくは、第 3 章 2.3「社会復帰」を参照。
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ドキュメント内
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