シェルターごとに1室を倉庫室に指定しておくことが望ましい。シェルターで 使用する消耗品、個人衛生用品、滞在者のための衣服の予備、その他の物品を 保管するためには相当のスペースが必要であり、ひとつの部屋にまとめておく のが最善である。以下の物品はよく必要とされるものであり、購入後に目録を 作成して鍵のかかる保管スペースに保管しておき、必要に応じて利用可能とす ることが求められる。
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シェルターの清掃用品
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滞在者のための個人衛生用品
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滞在者のための衣服・履物の予備(季節ごと)
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旅行カバン
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その他の物品
4.2.2 シェルターの最大定員
シェルターの最大定員(安全に受け入れることのできる滞在者の上限)は、追 加滞在者の受入れ見込みを考慮して決定するべきである。地元の衛生・安全規 制に従いつつ、シェルター・スタッフの監督能力、利用可能な資源、シェルター 内で用意できる適切な就寝スペースの数によって、シェルターの最大定員がお のずと決定されることになろう。支援提供団体とシェルター・スタッフは、
シェルター滞在者が最大定員に達した場合に備え、緊急対応計画を作成してお くことが望ましい。そのような計画では、スペースがないためにただちにシェ ルターに受け入れることのできない被害者に対し、シェルター以外の場所でど のように安全な滞在先とサービスを保障するかについて明らかにしておくこと が求められる。
4.2.3 維持管理
シェルターごとに、通常時・緊急時の維持管理と修理に関するサービスの取決
めを結んでおくことが求められる。シェルターの性質上、繊細な配慮と秘密保
持が要求されるので、維持管理関連の作業・問題についてはどこに連絡をとれ
ばよいのか、シェルター・スタッフはあらかじめ承知しておかなければならな
い。シェルターは、シェルターの規則を尊重してくれる信頼できるサービス業
者と、維持管理サービスに関して事前に取決めを結んでおくべきである。その
ような取決めには、次の点にかかわる維持管理・修理についての条項を盛りこ
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んでおくことが求められる。
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建物そのもの
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公共提供設備(水回り・電気系統を含む)
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家具
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設備
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自動車(シェルターで所持している場合)
4.2.4 衛生状態・衛生サービス
各シェルターは、衛生面にかかわる地元の規制・慣行にしたがった形で、清掃 と衛生の基準を策定・維持することが求められる。シェルター滞在者は、シェ ルターの維持管理に協力・参加するとともに、責任をもって自分の就寝場所を 清潔に保っておくべきである。シェルターごとに、清掃に関するスタッフと滞 在者の責任分担、日々の具体的作業を定め、掲示しておくことが求められる。
シェルター・スタッフは、清掃と衛生にかかわる必須基準がシェルター全体を 通じて遵守されるよう、責任を負うべきである。シェルターの規模、シェル ター滞在者の人数およびスタッフの構成によっては、清掃業者を雇うことが必 要になるかもしれない。
以下に掲げるのは、シェルターで日々行なわれるべき作業と規則の一例であ る。
台所、調理・食事の場所:
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少なくとも 1 日に 2 回、徹底的に清掃する。
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滞在者に対し、栄養がありバランスのとれた 3 度の食事、またはバランス のとれた食事をするための材料(これに加えて、子どもの場合は 1 日 2 度 のおやつ)を確実に提供しなければならない旨、書面で指示しておく。
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調理場の規則と利用時間を掲示しておく。
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特別食が必要な滞在者に対しては、食事面で合理的な配慮を行なう。
入浴所・便所:
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少なくとも 1 日に 1 回、徹底的に清掃する。
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入浴設備の利用スケジュールを掲示しておく(必要な場合)。
就寝スペース:
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1 日に 1 回、清掃する。
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滞在者自ら清潔に保ち、整理整頓を心がける。
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シーツ類、枕および毛布は定期的に洗濯する。
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滞在者の私物の保管に関する方針と手続を文書で定めておく。
事務所・会議スペース:
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1 日に 1 回、清掃する。
施設全体:
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定期的に拭き掃除とちり払いをする。
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禁煙にする。
4.2.5 シェルターの開所時間と受入れ方針
シェルターごとに、シェルターの開所時間と新規滞在者の受入れに関する明確 な方針を定め、その周知を図ることが求められる。このような方針は、関連す るすべての委託元その他の提携団体とともに定め、またこれらの機関・団体間 で周知徹底するべきである。シェルターへの新規滞在者の受入れを通常の開所 時間中に行なうことにより、スタッフは新規滞在者に適切なサービスを提供す ることが可能になり、シェルターの活動や滞在者の混乱も最小限に留めること ができる。シェルターごとに、新規滞在者の受入れ準備のために必要な最低限 の事前通告内容と通告時期に関する方針を定めておくべきである。適切な準備 を整えるために必要な期間を定めるにあたっては、被害者の新たなケースファ イルを作成し、最初の安全アセスメントを実施し、被害者との最初の面接の担 当者を決め、必要な場合には追加的支援提供者を確保できるようにしておくた めの時間も考慮に入れなければならない。
とはいえ、被害者の時間外受入れを迫られることもあろう。シェルターは、深 夜の受入れがシェルター滞在者にどのような影響を及ぼすか、考慮するべきで ある。他の滞在者の混乱を最小限に留めつつ、新規滞在者が落ち着けるように するために、あらゆる努力を払うことが求められる。
4.2.6 安全確保
一般的リスク・アセスメントの手続(第 1 章1.1 参照)を通じて明らかになっ
たリスク分野に効果的に対応できるよう、被害者とスタッフの安全を最大限に
確保すること、関連するリスクを最小限に抑えることを目的とした適切な基準
と手続を策定し、しかるべき形で実施しなければならない。このような基準と
手続は次のような分野で必要とされる。
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シェルターの敷地・建物
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シェルターでない宿泊施設での滞在
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スタッフ
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シェルターの見学
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滞在者
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秘密保持ならびに事務手続上・書類管理上のリスク
ドキュメント内
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