• 検索結果がありません。

相手国側実施機関の実施能力

ドキュメント内 報告書(和文) (ページ 166-169)

(1) 相手国側関係機関

本プロジェクトの具体化を図る上では事業環境の整備が不可欠であり、下記の相手国側関係各機関と の交渉・調整、協力が求められる。関係各機関およびの所管内容や役割(当該プロジェクトを具体化す るうえで必要な内容)は以下に記すとおり。

表 7-1 相手国側関係各機関の所管内容や役割

関係機関 所管内容や役割

インドネシア 政府

エネルギー鉱物 資源省

電力供給事業実施に関わる事業エリアの認可

チレゴン市 鉱山エネルギー 部商工業組合局

電力供給事業ライセンスの認可

電力供給事業実施に関わる事業エリアにおける電力供給に 関する売電価格の承認

地方環境局

AMDAL の認可

環境モニタリングの管理・監督

PLN

電力供給事業実施に関わる事業エリア譲渡承認

電力供給事業実施に関わる(PLN への売電に係る)PPA の締 結

出典:調査団作成

(2) プロジェクト参画主体

本プロジェクトの具体化に参画する関係主体及びその役割・責任は以下に記すとおり。

1) プロジェクト開発段階

当該プロジェクトは、Asahimas Chemical 社のニーズを背景に企画されたものであり、初期プロジェ クト開発段階においては、同社が主導的に実現可能性の検討ならびに事業環境の整備(準備)等を進め ることとなる。

以降、プロジェクト参画企業による事業体(SPC)を組成34し、同事業体を基盤として各種事業環境の 整備を図る想定である。

34 日系の商社、電力会社等がメジャー出資者となることを想定。なお、Asahimas Chemical 社は用地提供(現物出資)を

表 7-2 プロジェクト開発段階の関係主体及びその役割・責任

主体 役割・責任

Asahimas Chemical 社 (初期プロジェクト開発段階)

詳細 FS

電力供給事業ライセンス取得申請準備

電力供給事業に関わる事業エリア認可の交渉

AMDAL 申請準備

PLN との PPA 交渉

石炭供給先との長期供給契約の交渉

EPC/O&M の選定、交渉

SPC 組成のアレンジ

ファイナンス交渉

SPC

電力供給事業ライセンス取得

電力供給事業に関わる事業エリア認可取得

AMDAL 認可取得

PLN との PPA 締結

ASC との PPA 締結

石炭供給先との長期供給契約の締結

EPC/O&M の契約締結

ファイナンス・クローズ

出典:調査団作成

2) 事業実施段階

事業実施段階においては、SPC が事業主体となり、オフテーカー(Asahimas Chemical 社、および PLN ) への電力供給事業を実施する。

表 7-3 事業実施段階の関係主体及びその役割・責任

主体 役割・責任

Asahimas Chemical 社

現物出資(用地提供)者として事業参画

主要オフテーカーとして SPC との PPA 締結

(プラント運開後)受電および電力料金支払い

SPC

事業体制整備

(プラント運開後)電力供給事業実施

O&M(管理)

出典:調査団作成

ドキュメント内 報告書(和文) (ページ 166-169)