プロジェクトの実施に必要となる相手国の EIA(環境アセスメント)等の内容

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第4章 環境社会的側面の検討

2) プロジェクトの実施に必要となる相手国の EIA(環境アセスメント)等の内容

表 4-16 火力発電所の排煙脱硫システム(海水湿式スクラバー)の排水基準

指標 単位 許容値

pH ― 6-9

SO4(2-) * % 原水(海水)の硫酸塩濃度と比較した硫酸

塩増加が 4%未満

* 海水湿式スクラバーシステムの排水が処理場に流れていない場合

出典: 環境大臣規則 2009 年第 8 号(附属書 2)

④排水基準(貯炭場)

表 4-17 貯炭場の排水基準

指標 単位 許容値

pH ― 6-9

全浮遊粒子(TSS) mg/L 200

鉄 mg/L 5

マンガン mg/L 2

出典: 環境大臣規則 2009 年第 8 号(附属書 2)

⑤排水基準(油分)

表 4-18 廃油を含む排水の基準

指標 単位 許容値

COD * mg/L 300

全浮遊粒子(TSS) mg/L 110

油脂 mg/L 15

* 油を含有する廃水が処理場に流れていない場合

出典: 環境大臣規則 2009 年第 8 号(附属書 3)

①スクリーニング

事業を計画する者或は実施者がプロジェクトプランを所轄官庁へ提出し、当該計画についての環境影 響評価を実施する必要があるかどうかのスクリーニングがなされる。(環境評価委員会により判断・決 定が最大 30 日以内になされる。)。32

②スコーピング

環境影響評価の実施が必要と決定された場合は、事業提案者は AMDAL に関する調査仕様書(TOR)、実 施計画書(KA-ANDAL)の提出を求められ、地方行政側担当者により最大 30 日以内に検討・審査がなさ れる。33

③AMDAL の承認

引き続き、環境影響評価書(ANDAL)および環境管理計画・環境モニタリング計画書(RKL・RPL)の 作成・提出が求められ、これらについては環境評価委員会により要求事項への適合性を有するかの判 断・決定が最大 75 日以内になされ、(適合性を有す場合)認環境大臣もしくは知事の認可を得られるこ ととなる。

b) AMDAL 文書体系

環境報告書は、以下の文書より構成される。

環境影響評価に関する実施計画書

:Terms of Reference (Kerangka Acuan/KA ANDAL)

環境影響評価書(ANDAL)

:Environmental Impact Analysis (Analisis Dampak Lingkungan/ANDAL)

環境マネジメント計画(RKL)

:Environmental Management Plan(Rencana Pengelolaan Lingkungan Hidup /RKL)

環境モニタリング計画(RPL)

:Environmental Management Plan(Rencana Pemantauan Lingkungan Hidup /RPL)

32 スクリーニングは、環境省令 2000 年第 3 号(環境省令 2001 年第 17 号、2006 年第 11 号により改訂)に定めら れたリストにより実施する。同法では、スクリーニングに続き、事業提案者は EIA 調査に関する調査仕様書(TOR)を準 備するように指示されている(スコーピング)。また、2012 年には環境ライセンス取得制度が導入され AMDAL の改訂もな されており(2012 年政令第 27 号)、環境影響評価の手続きはこれに従う形となっている。

33 当該審査プロセスに関しては従来は「環境評価委員会」が最大 75 日でこれを行う規定であったが、2012 年の AMDAL の改訂(2012 年政令第 27 号)により簡素化が図られている。

(5) プロジェクトの実現のために当該国(実施機関その他関係機関)

が成すべき事項

インドネシアにおいて対象プロジェクトを実現するためには、主たる環境要件をクリアしていること を示すため環境影響評価を実施しなくてはならない。環境影響評価の実施権限は当該プロジェクトが位 置するがチレゴン市が所管しており、実施期間は速やかに申請・認可手続きを行い、許認可を得る必要 がある。

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