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e マーケットプレイス

3. 品目別 BtoB の現状と展望

3.16. e マーケットプレイス

0 1,000 2,000 3,000 4,000 5,000 6,000 7,000 8,000

2001年 2002年 2003年 2004年 2005年 2006年 2007年

前回調査 今回調査

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2001年 2002年 2003年 2004年 2005年 2006年 2007年

前回調査 今回調査

図 3-29「その他サービス」BtoB電子商 取引市場規模調査比較(単位:億円)

図 3-30「その他サービス」BtoB電子商 取引化率調査比較

表 3-31 eマーケットプレイス市場規模

前回調査 今回調査    2001 年 2002 年(予測)  2002 年 

e マーケットプレイス 

(全品目)  3 兆 9,800 億円 4 兆 9,600 億円 4 兆 7,170 億円

3.16.2. e マーケットプレイス〜2002 年の動向・背景

1999年、2000年を中心に日本で多数のeマーケットプレイスが立ち上げられたが、そ の後、サービス停止や廃業する事業者も出てきており、2001年、2002年と新規のeマー ケットプレイスは減少している。しかし、数多くのeマーケットプレイス事業者が苦しむ 中で、順調に売上を伸ばしている事業者もいることから、2002 年は勝ち組、負け組がよ り鮮明になった印象が強い。

従来までのeマーケットプレイスの利用者の狙いは、複数のバイヤーとサプライヤーを 同一のネット上に会すことにより、新規の取引先の開拓、バイヤーの調達コスト削減、サ プライヤーの効率的な在庫処理等を狙いとしていた。しかし、顔の見えない取引に対する 不安、決済・与信に対する不安、商品の品質に対する不安、サプライヤーへのディスカウ ント圧力等々の様々な問題により、汎用品などリスクの低い商品取引のスポット的な利用 に限られてしまった。このため、上記の問題をクリアできずに、退出に追い込まれた事業 者も多く、生き残っている事業者もビジネスモデルの転換を迫られてきた。現在ではeマ ーケットプレイス事業者の淘汰が進み、生き残った事業者はうまくビジネスモデルの転換 を図ることで、徐々に売上増に結びついてきている。

生き残っている事業者の取り組みをインタビュー等の結果から分析すると、ポイントは、

「取引の場を提供する」というモデルから「顧客が望むサービスを提供する」というモデ ルへ転換し、バイヤー、サプライヤー双方の顧客とのコミットメント強化を図っているこ とである。その結果、ネット上でバイヤー、サプライヤーのお見合いをさせるだけでなく 決済・与信サービス提供、コスト削減コンサルティングや契約のネゴシエーション代行 等々のリアル、バーチャル双方のチャネルを駆使した顧客重視のサービス提供を重視し始 めている。2002年はこのような業態変化が鮮明になり、既存のeマーケットプレイスと しての枠組みを超えた事業者が現れ始めた最初の年と考えられる。

3.16.3. e マーケットプレイス〜将来予測

eマーケットプレイスの市場規模は、2007年に9兆8,100億円に拡大すると予測される。

今後とも電子・情報関連機器での巨大マーケットプレイスを中心に市場は拡大していくも のの、他品目の比率も徐々に大きくなっていくと想定される。

この市場規模は、前回調査の2006年予測と比較しても市場規模は小さくなっている。

これは、前述した現在の事業者による業態変化によって、今後数年間の市場規模は堅調に 拡大するが、それ以後は、ネット以外のリアルサービス提供等の負荷増大により、既存の 人員リソース範囲内での大幅な市場拡大が難しくなるためと考えられる。したがって、

2005 年ころからやや市場拡大のペースを落とし、緩やかに市場拡大が進むものと思われ る。

また、取引の場の提供から顧客サービスの提供へと軸足を変えたeマーケットプレイス の普及拡大により、これまで複雑な流通構造の中で固定的な取引が中心だった業界には、

eマーケットプレイスのようなバイヤーとサプライヤーを直接結びつける仕組みが介在す ることで、よりシンプルで効率的な取引が可能になると考えられる。また、eマーケット プレイスによって、閉鎖的な取引環境の中に様々な企業、業界の製品、価格の情報がプッ シュで提供されることにより、価格の透明化、取引の公平化が進むと思われる。さらに、

eマーケットプレイスは、中小企業の取引にも大きな変化を及ぼすことが想定される。こ れまでの中小企業の取引はどちらかというと地域の閉じた固定的な取引が中心で、電子商 取引についても、業界大手企業を頂点とした1:N の縦型の取引形態に組み込まることが 多かった。しかし、eマーケットプレイスにより、中小企業と大企業の縦型の取引だけで なく、中小企業同士のフラットな取引機会も増加すると想定され、中小企業の活性化につ ながるものと考えられる。

このようにeマーケットプレイスによって取引機会の拡大や新たな商習慣の創出が期待 されるが、それには与信・決済等のインフラ面での整備や利用事業者にとってより魅力的 なサービスの提供などeマーケットプレイス事業者の付加価値向上が不可欠である。

表 3-32 eマーケットプレイス市場規模調査比較

 2001 年 2002 年 2003 年 2004 年 2005 年 2006 年 2007 年 今回調査 EMP 市場規模 

(億円) 

  47,170 58,500 77,000 84,500 92,500 98,100  前回調査 EMP 市場規模 

(億円) 

39,800 49,600 63,500 78,900 102,900 136,200  

0 20,000 40,000 60,000 80,000 100,000 120,000 140,000 160,000

2001年 2002年 2003年 2004年 2005年 2006年 2007年

前回調査 今回調査

図 3-31「eマーケットプレイス」市場規模調 査比較(単位:億円)