第 9 章 投資形態
1. 進出手続き
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第10章 許認可・進出手続き
2268 図表 10-2 現地法人設立後に実施すべき主な事項
項目 概要・特記事項
取締役会の開催 登記日から30日以内に実施する必要がある。
資本金の振込 銀行口座を開設して資本金を振り込む。
振込後は、インド準備銀行(RBI)に対して「資本金の着金に関する報告」
を行う必要がある。
会社の基本番号及び源 泉徴収番号の取得
税務署とのやりとりに必要な認識番号を取得する必要がある。
会社の基本番号であり法人所得税の申告書に記載するPAN
(Permanent Account Number)や、源泉徴収番号であるTAN(Tax deduction Account Number)の取得が必要。
その他必要に応じて必 要な番号の取得
輸出入を行う際に必要となる”Import Export Code”、サービス税を支払 う際に必要となる”Service Tax Number”、仕入や販売に必要な”VAT Number”等を必要に応じて取得する必要がある。
(2) 現地法人(インド地場企業からの株式取得)
インドに現地法人を設立するには、自ら直接投資を行う場合以外に、設立済み法人の株 式を取得するといったケースも存在する。既存のインド地場企業から株式を取得する場合 には、その会社が上場会社か非上場会社かによってその取扱いが異なる。
上場企業の場合にはインド証券取引委員会の価格決定ガイドラインに従う必要がある。
また、非上場企業の場合は、一定の登録をした投資銀行かインドの会計士が評価した評価 額を下回ってはいけないというルールがある。なお、インド地場企業同士の売買や外国企 業同士の売買には適用されない。
(3) 駐在員事務所・支店
駐在員事務所や支店の設立にあたっては、下記のとおり、以下の3ステップがある。こ の3つのステップのうち最もポイントとなるのはインド準備銀行(RBI)からの許可である。
図表 10-3 駐在員事務所・支店の設立の流れ
項目 概要・特記事項
① インド準備銀行
(RBI)への開設申 請と許可の取得
開設にあたっては、インド準備銀行(RBI)の「個別許可」が必要となる
(一定の要件を満たすことで自動的に認可されることはない)。
特に、外国資本100%の会社設立が認められていない業種の支店等の 開設にあたっては、インド準備銀行(RBI)から財務省の経済局へ申請が 回付される。
② 企業登録局(ROC)
への開設の登録
インド準備銀行(RBI)からの開設許可後30日以内に、開設の認可を受 けたことを届け出る必要あり。
届出が完了することで、営業拠点設立証明書が交付される。
③ 税務上必要な税務 登録番号の取得
税務署とのやり取りに必要な認識番号であり、会社の基本番号であり、
法人所得税の申告書に記載するPAN(Permanent Account Number)
や、源泉徴収番号であるTAN(Tax deducation Account Number)の 取得が必要。
支店の場合は、営業・販売活動を行うことが多いため、上記以外にも輸 出入を行う際に必要となる”Import Export Code”、サービス税を支払う 際に必要となる”Service Tax Number”、仕入や販売に必要な”VAT Number”等を必要に応じて取得することとなる。
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このインド準備銀行(RBI)の許可は、その裁量に基づいて行われているものであり、「通 達に明記されていない」事情に基づき申請を却下する権限があるとされている。駐在員事 務所や支店の設立には一般的に8週間程度で許可が下りることが多いものの、余裕を持っ た進出計画を立てる必要がある。
なお、実際の開設申請にあたっては、現地法人の設立と同様、インド準備銀行(RBI)へ 直接行うのではなく、指定の認可業者を通じて行うこととなっている。
(4) プロジェクト・オフィス
プロジェクト・オフィスの設立にあたっては、以下の3ステップがある。駐在員事務所 や支店の設立とは異なり、一定の条件を満たす場合はインド準備銀行(RBI)の個別認可は 不要である。但し、個別認可が不要な場合においても以下の3ステップの手続きが必要と なる。
図表 10-4 プロジェクト・オフィス設立の流れ
項目 概要・特記事項
① インド準備銀行(RBI)
への開設届出
会社名、受注したプロジェクト内容等一定の内容をインド準備銀行
(RBI)に届け出る。
② 企業登録局(ROC)へ の開設の登録
インド準備銀行(RBI)からの開設許可後30日以内に、開設の認可を 受けたことを届け出る必要あり。
届出が完了することで、営業拠点設立証明書が交付される。
③ 税務上必要な税務登 録番号の取得
税務署とのやり取りに必要な認識番号であり、会社の基本番号であり、
法人所得税の申告書に記載するPAN(Permanent Account Number)や、源泉徴収番号であるTAN(Tax deducation Account Number)の取得が必要。
支店の場合は、営業・販売活動を行うことが多いため、上記以外にも輸 出入を行う際に必要となる”Import Export Code”、サービス税を支払 う際に必要となる”Service Tax Number”、仕入や販売に必要な”VAT Number”等を必要に応じて取得することとなる。
なお、プロジェクト・オフィス開設にあたっての個別認可が不要となる要件は以下のと おりである。
・ インド国内でのプロジェクト遂行に関わる契約をインド地場企業から請け負っている こと。
・ 下記の4条件のうちの一つを満たすこと。
① プロジェクトのための資金は海外からの送金によるものである
② プロジェクトのための資金は国際金融機関(世界銀行等)の融資等により賄われる
③ プロジェクトが当該プロジェクトの関係当局からの許可を得ている
④ プロジェクトの支払について、インドの公的金融機関や銀行との間で返済期限のあ る融資契約を締結済みである
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