第 9 章 投資形態
2. 進出形態の概要
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・非公開会社ではないインドの会社の子会社
・外国の会社のインド子会社である非公開会社で、その子会社がインド側パートナーとの 合弁などでインドからの出資がある場合
図表 9-2 現地法人の設立形態
会社の形態 条件等
公開会社 最低株主数7名、株式売買は自由。株主総会開催義務あり、最低払込資 本金は50万ルピー。
非公開会社 最低株主数2名、株式・社債の公募禁止。情報開示の義務なく、最低払込 資本金10万ルピー。
(みなし公開会社) 原則情報開示の義務はないが、一定条件を満たす場合に情報開示の義務 あり。
(2) 駐在員事務所(Liaison Office)
ビジネス・投資環境の理解を目的とする場合に選択されることが多い形態である。イン ド国外の本社の現地連絡拠点として活動することとなり、営業・売買活動などの商業活動 は禁止されている。全ての経費は本国からの銀行経由の送金により賄う必要があり、イン ドでの借り入れはできない。
設立の際は、インド準備銀行(RBI)による認可が必要である。承認期間は通常3年間で あり、3年毎の更新が必要となっている。認可にあたっては、直近3年間、本国本社が黒字 であり、純資産額が5万ドル以上であること等が条件となっている。
(3) 支店(Branch Office)
本国本社を代理して貿易、または各種サービス(コンサルティング・サービス、技術支 援等)の提供等の商取引を目的とする場合に選択されることが多い形態である。利益送金 は認められているが、インド国内での製造・加工活動は禁止されている。全ての経費は本 国からの銀行経由の送金及び現地獲得利益で賄う必要があり、インドでの借り入れに制限 がある。
設立の際は、駐在員事務所の設立と同様にインド準備銀行(RBI)による認可が必要であ る。認可にあたっては、直近5年間、本国本社が黒字であり、純資産額が10万ドル以上で あること等が条件となっている。
(4) プロジェクト・オフィス(Project Office)
通常、大規模な建設事業などのプロジェクト実施を目的に設立される形態である。プロ ジェクト終了後は撤退することが前提となっており、プロジェクトの遂行業務に限定され る。所要資金については、許可を得た内容に基づく送金や融資等でまかなうこととされて いる。
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なお、設立にあたっては、一定の条件21を満たすことでインド準備銀行(RBI)の事前承 認が不要となっている。
(5) 有限責任事業組合(Limited Liability Partnership)
出資者が出資額までしか責任を負わないという有限責任制を有しつつ、比較的自由に内 部を運営することが可能な形態である。
外資企業による設立にあたっては設立可能な事業分野に制限があり、インド準備銀行
(RBI)による自動認可を受けることができ、外資企業による100%出資が可能な分野のみ 設立可能となっている。設立には外国投資促進委員会による許可が必要であり、対外商業 借入は利用不可となっている。
21 詳細は、第10章を参照。
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