第 2 章 現場作業の災害防止対策
2.17 自動車災害の防止
4) 見通しのよくない上りの右カーブで、小回りをすれば事故を招く。
5) 下り坂では、エンジンブレーキを多用する。
6) 坂の頂上付近や急な下り勾配区間では、追い越しはしない。
③ 雨・雪道の運転
1) 低めのギアで、速度は控えめに、車間距離は十分にとる。
2) 雨の日は、地盤が緩んでいることがあるので、山道などでは路肩に寄らないようにする。
3) 急発進、急ブレーキ、急ハンドルはスリップのもと。
4) 雪道の信号の手前は、ツルツルで滑りやすくなっており、しかも降雪で見えないことが ある。
5) 赤信号では、車 1〜2 台分手前で止めてから、車間をつめる。
6) 急ブレーキを踏めば、4 輪駆動車でも普通車と変わらない。
7) 下りの左カーブでは、低めのギアを使って、ゆっくり小回りで下りる。
8) 冬用の装備は十分に点検し、使用に慣れておく。
9) カーブでは、手前の直線部分で十分減速し、カーブに入ったら車輪を駆動させながら通 過する。
(4) 緊急時の措置
① 踏切や交差点でエンストしたときで、エンジンがかからないときは、ギアを 1〜2 速にして セルモーターで動かすこともできる。
② ぬかるみなどで車輪が空回りするときは、石や木の枝をかませ、ギアは 2 速の半クラッチ で静かに少しずつはい出る。
③ 走行中にタイヤがパンクしたときは、ハンドルをしっかり握り、車の方向を直し、急ブレ ーキはかけない。
④ 下り坂などでブレーキがきかなくなったときは、手早くシフトダウンし、ハンドブレーキ を引いて止める。それでも止まらないときは、山側の溝に車輪を落としたり、道路わきの砂 利などに突っ込んで止める。
(5) 高速道路の運転
① 運転前に、燃料、冷却水、オイル、タイヤの空気圧、ファンベルトの張り具合、積荷等の 点検を必ず行う。
② 故障時のために三角停止板等を準備する。
③ 高速に入った直後は、計器類や異音、異臭等をチェックする。
④ 急ハンドル、急ブレーキは事故のもと。
⑤ 車間距離は、走行速度と同じだけとる。路面が濡れていたりタイヤが減っているとさらに 車間距離は必要になる。
⑥ 強風のときは、ハンドルをとられやすいので速度を落とし、慎重に運転する。
⑦ 雨、雪、霧などの悪天候のときは、高速走行は避け、安全な速度で走行する。
(6) 故障・事故等の措置
① 事故発生時は、停止、再発防止、救急、警察に報告の措置をとる。
② 燃料切れや故障したときは、他の交通の邪魔にならないところに止めて、すぐに補給また は修理の措置をとる。
③ 夜間に駐車する場合は、非常点滅表示灯をつけるか亭止表示器等を置き、後続車に知らせ る。
④ 高速道路では、非常点滅表示灯と尾灯をつける。
⑤ 故障車は、速やかに最寄りの電話等で道路外へ移動させる手配をする。
⑥ 踏切で故障したときは、警報機のある踏切では踏切支障報知装置を作動させるか、携帯し ている発炎筒を使って列車に合図する。