らないということであるが,副詞のばあいには,ぜったいにならない。また,たとえば,
うちけしには,きわめてなりにくい。
3)語い的な意昧のずれる傾向がつよい。
4)副調と動詞の関係を連語論的に分析するばあい,形容詞の副詞化したものをはずすと,
システムがひらいてしまって完成しない。
なお,中止形は,同形式であるが,形容詞である。
i.2 基本的な活用表
幼児の使用した形容詞の形式α〉一第一形容詞の基本語形
ていねいさ ふ つ
う
て い ね い
︼
みとめかた
み と め う ち け し み と め う ち け し
機能 ム ア@〜ド
一ンス(そ・他)
幼児の使 用例
年年年 キ中少
年年年 キ中少
年年年 キ中少
年年年 キ中少
たかくありません
環在形 たかい ○○○ たかくない ○○○ たかいです ○○
たかくないです いいおわ 断定形
たかくありませんでした
り形 過玄形 たかかった ○○○ たかくなかった ○○○ たかかったです
たかくなかったです
推選形1現在形 、スかいだろっ ○ たかくないだろう たかいでしよう ○○○ たかくないでしょう 過去形 、スかかっただうり たかくなかっただろう たかかったでしょう たかくなかったでしょう
境在形 たかい ○○○ たかくない ○○○
連体形 過去形 たかかった ○○○ たかくなかった
現在形 たかいの ○○○ たかくないの
名詞形 過去形 たかかったの ○ たかくなかったの
第一中止形 たかく ○ ○ たかくなく
たかくて ○○○ たかくなくて
中止形 第二中止形 たかくって ○○○ たかくなくって
たかかって ○
例示形 たかかったり たかくなかったり
琶ll詞化 たかく ○○○
たかいなら たかくないなら
たかかったなら たかくなかったなら
たかかった ○ ○ たかくなかったら ○ 条 件 形
たかいと ○○ たかくないと iたかければ たかくなければ 1}たかくては・
○ たかくなくては たかくても ○ たかくなくても たかくっても ○ ○ たかくなくっても
ゆずり 形
たかくたって ○ たかくなくたって たかかろうと たかくなかろうと
一174一
幼児の使用した形容詞の形式(2)一ag 1形容詞の基本語形
しミミこ
機能
いい り形
遮体 名詞形
中、1}二形
醸」・/,itJ イヒ
条件形
ていねいさ みとめかた 幼児 の使 周例
(そ
の他)
現在形 過去形 現在形 過去形
第一中、止形 第:中11:形
例示形
ふ つ う み と め
しずか しずかだ しずかだった しずかだろう
しずかだっただろう
しずかな しずかだった しずかなの しずかだったの
年年年 長中少
ooo ooo ooo o
ooo ooo
しずかに しずかで ○O
しずかだったり.
しずかに しずかなら
しずかだったなら
しずかだったら しずかだと しずかであれば しずかでは
ooo
う ち け し
しずかじゃない しずかヒやなかった
しすかじやないだろう
しすかヒ擁かっただろう
しずかじゃない しずかじゃなかった
しずかじゃないの
しずかしS・田力・つたの
しずかでなく しずかじゃなくて
しずかて毒かった号
しずかでないなら
しずかてesdi・つたなら
しずかてなかったら
しずかでないと しずかでなければ しずかでなくては
年年年 長中少
ooo
て い ね い
しずかでも しずかだって
しずかであろうと
しずかでなくても
しずかてなくたって
しすかてなかろうと
み と め
しずかです しずかでした しずかでしょう
しずカ・だっノこでしょう
年年年 長中少
o o ooo
う ち け
しずかてtsあ±iません
じ勤七や封1ま凱てUこ
しずかttないでしょう
じむ)竜憾均りたてtよう
年年年 長中少
1.3文法的な派生形容詞
もとの形容詞の語幹に「そうだ」をつけて,文法的な派生形容詞をつくることができる。
幼児の使用した形容詞の形式(3)一文法的派生形容詞
︸
年年年
キ中興
たかそうだ オずかそうだ
○○
1.4 くみたて動詞
形容詞もくみたて動詞をつくる。
幼児の使用した形容詞の形式(4)一くみたて動詞 年年年
キ中少
たかくなる オずかになる
○○○
宦宦 たかいことになる
オずかなふうになる
○○
たかくする オずかにする
○○○
たかいときがある オずかなときがある
○○○
おもしろかったときがあった ○ 一175一
1.5 形容詞派生のコピュラとくみあわさるもの
形容詞も形容詞派生のコピュラとくみあわさることができる。しかし幼児の例には,ほとんどで なかったので,ここでは,そのいくつかをあげるにとどめる。
幼児の使用した・形容詞の形式㈲一 形容詞派生のコピュラとくみあわさったもの 年年年
キ中少
たかければいいスかくていい スかくてもいい スかくなくてもいい たかいといけない スかくないといけない たかくちゃだめ スかくなくちゃだめ
○
たかくなければならない
1.6 形容詞とコピュラ
第二形容詞は,ふつう「だ」「です」あるいはその変化形式がつくことによって,述語となる。
この「だ」「です」を,接辞とみるか,コピュラとみるかは,問題のあるところである。
ここでは,いちおう,「らしい」「みたい」「しれない」のような推量コピュラがつくことだけを のべておく。
幼児の使用した形容詞の形式(6>一推量コピュラのついたもの 年年年
キ中少
たかいらしい オずからしい
○
たかいみたい オずかみたい
○○
たかいかもしれない オずかかもしれない
○ ○
1.7 とりたて形式
形容詞のとりたて形式は「たかくはある」fたかくもない」 「しずかではある」fしずかでも ない」のようにしてつくられる。
幼児の使用した語形(7)一とりたてのかたち 年年年 長中少 しずかでもない ○
一176一
第2章 いいおわり形
2.1幼児の使用した語形
幼児の使用した形容詞のいいおわり形はつぎのとおりである。
第一形容詞
ふ つ う て い ね い
獣ミト〜{いねいさ
̲油冠臨
@ 。テの使・例機能 一ド ンス み と め う ち け し み と め う ち け し
年年年 キ中少
年年痢長中少
年年年
キ中少
鋼
現在形 たかい ○○○ たかくない ○○○ たかいです ○○ たかくありません スかくないです いいおわ
闌̀
断定形
過去形 たかかった ○○○ たかくなかった ○○○ たかかったです たかくあ1〕ませんでした スかくなかったです
現在形
?量形@ 過去形
、 スかいだうっ スかかっただろう
◎ 、スかくないだうり スかくなかっただろう
たかいでしょう
@ 、 スかかったでしょり
○○○ たかくないでしょう
スかくなかったでしょう
第二形容詞
驚ていねいさ
みとめかたi ふ つ う て い ね い幼 み と め う ち け し み と め う ち け
譜愚心
E 年年年キ中少 年年年キ中少 キ中少一年年現在形 f定形.
しずか オずかだ
○○○
宦宦 しずかじゃない ○○○ しずかです ○ しずかではあ「}ません
いいおわ
闌̀ 過去形 しずかだった ○○○ しずかヒやなかった しずかでした ○ しずかじゃあ1はせんでした
推島形 現在形 ゚去形
しずかだろう オずかだっただろう
◎ しずかじゃないだろう オずかしゃなかっただろう
しずかでしょう ○○○ しすかじゃないでしょう オずかじゃなかったで擁う
し
年年年 長中少
oo
この二つの表からわかるように,幼児は,ふつう体の断定形は「しずかじゃなかった」のとこ ろをのぞいて,みんなつかっている。
推量形の推董的馬法は「たかいだろう」「しずかだろう」が年長児にあっただけで,ていねい動 詞のばあいは,いずれも念おしである。このことは,動詞のばあいとおなじ傾向だといえよう。
ていねい動詞は,ねんおしをのぞいて,現在形と過去形にすこしあったが,それも,「いいです」
「だめですよ」がそれぞれ1例ずつで,あとは,おはなしの引用のなかにあった。動詞のときと 同様,ていねい形式は,幼児のことばではあらわれにくいといえよう。
第一形容詞の現在形は,感動的にはなすばあい, 「たか一」 「たかいたかい」などのかたちに なる。こういうつかいかたも,年長〜年少を通じてあった。
第二形容詞の現在形は, 「しずかだ」よりも「しずか」のほうがよくつかわれていた。
第一形容詞のうちけしを「タカイクナイ」というふうにあやまるものが,年少児に2例あった。
このような形式のあやまりは,さらに年齢をさげると,でてくるだろう。
一177一
種 類 年 長 児 年 申 児 年 少 児 第〜形容
璽〔ふつう体の形容詞)
ンとめの
̀容詞
f定現在 ○オニイチャンノ ホウガ ○オイチイト オモッテ ナ
fソヨイ。 (惣一 h 男 5 − 7 )
○ダケレドモ コッチガ まッキ・イ。 (自一(i男3−10>
○サンダーバードハ スピー hガ ハヤイトカネ(赤一D j5−11>
寃Jメヲネ ソート ノロイ
メタ。(赤一g女4−8>
寃Eサギガ イチバン ∠旦
C。(自一r女4−8)『○コレ アツイ。(神一敷男 一
○チカイト オモッテネ カ Gル トキガネ カ カンジ Kネ トオクイト オモッチ 4−3)
宸ヌんな?うさぎって。 _シローイ。 (四一 f 女荏 一 9 >
ヤウ。(神一三男4−0)
宸アれは? チョット ムズ ー
Jシイ。(神一渡女3−10)
ッ チュッタカラ(赤一t男 U−0>
寃̲ッチ オカアサンガ uココ クウキガ ワルイ」ッ e イッタ。(赤一G男6−
P)
寃̀バノ ,ウミ イッタラ Aッタカーイ(赤一f男6一
○ダンチガ トオイ。(小一
X俊男4−6)
寃qクート ウタ ウタウ gコガ オモシロイ。(小一
○カッコイイッテ イウ コ gハネ カイジュウナンテ zンナゲチャウ コト。
i小一佐男4−3)
寃hッチモ オモシロイ。
髭た かい
i属性を
?らわす)
i現在を
?らわす一感覚・
エ情形容戟j
i現在を 態性)
3)
寃Rウギダイデ アソンダリ Xルノガ タノシイ。(赤一
X男5−10)
寰kがいたいの? メガ ア }
cィ。(赤一1女6−6)『
大男4−6)
寃Iリガミ オルノガ イチ oン タノシイ。(赤一t男
T−1)
將獅?つめたりするのすき?
(赤一a女3−10)
宸ヌして? ツマンナイ。
i自一鶏女3−10)
宦uイターイ」ッテ ナイチャ bタノ。(小一長男3−5)
宦uオミズガ ホシイ」ッテ 0ソレデネ ウントネ ホイ
Nエンニ ミニ クル トキ
̲ケ サビシイ。(自一9男 T−8>
宦uアレガ ホシイ」ッテ ユ bタンデ(自一Q女6−1)
寃Cヌガ ホエタラ 「アラ Rワイポソテ ニゲチャッタ
○トトデ〔外で〕アトブノ ホ Eガ ウレチイ。(神一永男
S−1)
寃Jメガ イットウダッタカ 宴lー エトネ ナンカネ Nヤシイト オモッテネ ヤ
ユッ下口ラ。(赤一像男4−
I)
寃Rコガ カユイ。(赤一e
ノ。(自一w女6−5)
ミ・……おはなししてみて!
nズカシイ。(自一u女6一
ッタンダッテ。(六一q女5
│2)
寃gチュウデ ウーント uネムイ」ッテ イッタ トキ
男4−1)
寃¥シタラ コウイウ コニ gビダシテ 「アブナイ」ッテ あらわす一
5>
寃Aブナイッテ オモッテネ1 噂1キュウブレーキ カケタラ
i赤一e男5〜10)
(自一P男4−7)
宦uアブナイ」ッテ ユッタラ、不ヒカレチャッタノ。(神一
湯j5−1>
イッタノ。(神一佐女3−7)(現在を あらわす 一存在形 容詞)
○オハナシ? モウ ナイ。
(赤一R男5−11)
○イツモ トナリデオシゴiOウルサイ。(自一m女3一 ト イソガシイッテネ (小 10>
一谷男4−11)
○エホン アンマリ多チイ。 ○カオモ ナイ。 オデコモ
(小一森俊男4−6> ナイ。 ケーモ ナイ。 オ