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AMENA AMENANDA

ドキュメント内 方言文法全国地図解説 5 : 付資料一覧 (ページ 155-159)

        りamenO,ameN,aW lnU 雨(243図)ame.ami,aalni,amii等

上,下 右上左下,右下

上 丁TJ 左右上上上

雨(244図,245図)ame.ami,aami等左 246図

分類   語形         方向

軋軋軋軋ひ糺σ勧

補助記号 雨ダ

雨ジャ 雨や 雨ナ 雨ナノダ 雨ノ

247図 248図 249図

AMEDA

AMEZJA,AMEZJARO

AMEJA,AMIJAN,AMIE

AMENA AMENANDA AMENO

AME(榿・赤・茶)

 ク (水・緑・紺)

AMI瞠・赤・茶)

 〃 (水・緑・紺)

高いそうだ一その1一 高いそうだ一その2一 高いそうだ一その3一

 上上    

上右左右上下上左下右 帆糺勧軋ひ軋σ勧u勧

〔語形の採用と統合〕

 形容詞「高い」が表す内容を伝聞表現として伝える際 にどのような語形が現れるかを見ようとした項目であ る。調査にあたっては,次のような質問文でたずねた。

 「あの人の話では,東京はずいぶん物価が高いそうだ」

と言うとき,「高いそうだ」のところをどのように言い

ますか。

 採否の方針は「伝聞表現の概要と記号化」八で述べた ので,参照のこと。まず,語形の採用に関して,以下で は不採用とした回答を中心として説明する。

 GAJ全体の採用条件にあわないことで不採用とした のは,次の回答である。

  6540.79 [taka勾。:da] 〈?〉

 次の場合は,

  5615.20 [takaigeda]

   ク  [takagede]([takaigeda]を訂正して言う。)

takaigedaは不採用とした。なお, takagedeは,終助詞融 合形としての扱いは行わない(「伝聞表現の概要と記号

化」B.参照)。

 採用条件に合わない参考話者による以下の回答は採用 しなかった。

  5463,73 [takaiΦu:da]

   ク    [take:t∫o]

   ク  [take:t∫owa]

 一方,以下の回答は,参考話者の扱いで採用した。

  5670.47[tagettesou](再調査による。忠地まつの氏    の回答)

  6629.13[takε=so:da](丸熊二氏の回答)

  7331.32 [takkat∫iJo?]

 終助詞の付かない同形が併用回答にあることにより,

以下の回答は不採用とした。

  3773.12 [tagε:dztα:na:]

  4714.60 [tagε=so:〜dado]

  5590.74 [takεe=so:nade:]

  6495.07[タカイゲナゾ]

  6498.50 [taka輻。:dεしjo=]

  6583.30 [takaira∫ima:]

   ク    [takaiso類ana:]

  8313.72 [takegenaga]

 伝聞表現全体の方針に従い,推量表現が用いられてい る以下の回答は,不採用とした。

  1743,81 [takaindene:ga]

  1868.21 [takaindene:beka]

  4694.72 [ta:kεtenekka]

  5549.32 [takatηad3anatka]

  6584.38 [takait∫ulJanaika]

  7347.54[タケーチュージャネーカ]

このうち,6584.38,7347.54は問いかけの表現かもしれ ない。不採用にはかわりないが,末尾の「ではないか」

を除くなら伝聞表現としての形式は参考になる。

 なお,次の語形も推量表現が入りこんでいる可能性は

あるが,

  724935 [takkarogotaru]

ゴトアル類への接続の形とみてこのまま採用した。関連 語形が《174》にも見られる。

 次の場合は,

  5463.73[takaidagena]〈takaiはtake:とも言う。〉

   〃    [takaid3agena] 〈〃〉

   〃    [takaito] 〈ク〉

   ク    [takaid3ato] 〈 〉

注記に合わせた語形が回答されていない可能性があるの で,takaiをtake:に置き換えた形は採用していない。

 以下の語形は複合的(ソー+ラシー,ソー+ゲ,ヨ ー+フー)な形式が現れたものと見て採用している。

  1739.28 [takaiso:ra∫i:]

  1868.21 [takaiso=rasi:zo]

   〃    [takejo:naΦul=dazo]

  6575.43 [takaisojagena]

なお,1868.21では末尾のzoは終助詞として扱ってい

る。

 この1868.21の扱いは,以下のような回答をヨーダ,

フーダ,ソーダ,ゲナ,ラシー+終助詞として扱ったこ との延長線上にある。いずれも終助詞として扱った形

(また類似の形)が引用形式に基づく伝聞形式として扱 われることがあることに注意したい。

  186821 [taka導。:dazo] 一→ 〈takaサooda−zo>

  3722.42 [taga弓joNtadzIIId壁a] → 〈taga句oNta−zudea>

  4638.01 [takε:Φu:dadzε] → <takεεhuuda−zε>

  4652.79 [takε:so:d句。] → 〈takεεsooda=jo>

  6485.49[タカイゲナゾー]→〈takaigena.zoo>

  6623.54 [take:ra∫i癖。] → 〈takeerasiijo>

   ク    [take:so:d司。] → <takeesooda二jo>

  6720.23 [takaiso:dalo] → 〈takaisoodajo>

なお,4638.01は[takε:dzε]と併用であり,この併用語 形の場合はdzεを引用形式に基づく伝聞表現の形式とし て扱っている。《174》でも同地点において同様な手続 きで語形を扱っている。

 断定(言い切り)や詠嘆にあたる以下の回答も採用し なかった。

  3730.43 [tage:nda a・]

  7367.69[タケー]

  7383.98 [takkana:]

  7407.66 [takain3ano:]

  2072.20 [tagaduaru]

 ただし,「高いそ」にあたるようにも見える以下の回 答は,引用形式に基づく伝聞表現として扱っている

(「伝聞表現の概要と記号化」A.参照)。

  3725.49 [tagε:dzoa:]

  5720.84 [takaizo:]

 なお,「値が良い」を使った回答は採用しなかった

  6490.31 [negae:gena]

 次の場合,

  5615.67[takageda]〈自分で確認した場合〉(不適    か。)

   ク  [takε:Φ田:da](ゆ)〈人から聞いた場合>

takagedaは話者の注記により,質問文脈に適合しないと 考えられるので,採用しなかった。

 語形の統合について説明する。

 まず,表記の統合について。

 以下の語形に見られるソウは〈soo>に統合した。

  5567.46[タカイソウダ]

   ク  [タカイソウヤ]

  5568.14[タカイソウダ]

  5577.88[タカイソウナ]

  5587.74[タカイソウジャ]

  5588.78[タカイソウジャ]

  5595.89[タカイソウジャ]

  5597.68[タカイソウヤ]

  5660.50[タカソウヤデナー]

  6516.13[タカイソウジャ]

  6519.09[タカイソウヤ]

5660.50に見られるタカソウについては後で説明する。

 次もコウを<koo>に統合した。

  5660.50[タケエーシコウヤゾ]

   → 〈takeesiko(オa−zo>

またタケエーはtakeeに統合している。なお,この地点 は伝聞のシコ類が見られる地域(出雲)とは異なるが,

語形の類似性に注目して採用した。《176》にも類似語 形が見られる。

 以下の語形に見られるtj〕uは,表記レベルでt∫uに統 合し,音声レベルで〈cju>に統合した。

  5695.47 [takai妊ju:]

  6603.68 [takaitt∫jujo]

 以下の語形に見られるtyuは,表記レベルでt∫uに統合

した。

  7391.41[takkatyuwai]

  8300.81 [takkatyuna:i]

 次の語形ではt∫のあとに無声化した母音iを補充した。

  5679.69 [tagait∫kena]

  5780.84 [tagait∫ke]

 次の語形に見られるτgaは,表記レベルで:Ngaに統合 し,音声レベルで〈Vηa>に統合した(V=母音)。

  7462.00 [takaitsu『ga] → 〈takaicuu一りa>

 次に音声の統合について。

 以下の語形に見られるθoは,音声内容にθoを出し,

見出しでは<so>に統合した。

  7414.61 [takaiθoma]

  7422.56 [takaiθo:na]

  7433.61 [takaiOo=na]

  744626 [takaiθo:na]

  7450.19 [takaiθo:na]

  7460.39 [takaiθo:na]

  746098 [takaiθo=na]

  747L38 [takaiθo:na]

 次の語形に見られるtjuは,見出しでも〈加〉に統合

した。

  5661.77[take=ttju:wa]→〈takeet巾u−wa>

 南九州で共通語の力行に対応すると考えられるり音が 報告されている。注意しておきたい(第2集解説書20

ページなど参照)。

  8361.42 [takkatsu疋〕ara]

 次のvはそのまま見出しに出した。

  2068,07 [taka∫a=1gεしlav] → 〈takasjaarg句av>

 終助詞の融合形については以下のように仮想した。

  7219.50 [takkagotanne:] → 〈takkagotaru>

  7331.32 [takkatettaijo] 一う 〈takkateci>

  7350,54 [takkatettau] → 〈takkateci>

  736138 [takakattettai] → <takakatteci>

  7363.12[タキャーテッタイ]→〈takjaateci>

  7374.12[タキャーテッタイ]→<takjaateci>

  7383.98 [takkagotanna:] → <takkagotaru>

7331.32,7350.54,7361.38,7363.12,7374.12について

は,

  7362.09[タキャーテチナー]

が参考になる。また,7383.98については,同地点の

《174》の語形[ameηotaru]が,7219.50については,

同地点の《170》[ameηgoatru],《177》[Φu3isannogotar響]

が参考になる。

 なお,以下のような回答は,融合していることが考え られるが,仮想せず回答語形のままで記号化した(「伝 聞表現の概要と記号化」B.参照)。

  2761.66 [tagεdzt血hanas亡αdε]

  2785.15 [tagεΦ山Ntε]

  2791.57 [tageQterε]

 また,以下のような語形も仮想していない(「伝聞表 現の概要と記号化」B参照)。

  3725.49 [重agε:dza:]

  4706.43 [tagεttsa・]

  5673.18 [take:ttsa:]

 説明を要すると思われる語形を挙げる。

 次の語形は,ゲダ類(ゲナ)からの変化を考慮して採 用した。

  5597.42[タカイエナ]→〈takaiena>

  5579.79[タカイエナゾ]→<takaiena−zo>

《174》《176》にも類似語形が同地点で回答されてい る。ゲナからの変化を考慮して,〜エナまでを記号化対 象とした。

 次もゲナの仲間と見た。

  7269.52 [tak:aqj a:na] → 〈takkagj aana>

《174》にも類似語形が回答され,同様の扱いを行っ

た。

 次の語形では,

  7259.54 [tak:at:∫u:ta:]

「〜と言った」にも類似するが,末尾のターは終助詞と 見て,<takkaccjuu−taa>に統合した。なお,同地点の

《176》に[ot:at:t∫u:ta:]があり,〈ottac(juu−taa>に統合 している。

 次の語形は,

  4721.45 [taggalttan芝ミja] → 〈taggaitta−nεja>

「高い(と)言ったねえ」に相当すると見て,採用した。

あるいは,「高いじゃないの」の可能性もある。そうだ とすれば,不採用となるが,関連項目にも手がかりがな かった。

 次は,〈wa>以下を終助詞とした(「伝聞表現の概要 と記号化」B.参照)。

  7460.22[takaiiwa:na∫i]→〈takaii−waanasi>

 次は,〈da>以下を終助詞とした。ノダの類は,第4

集までの方針を引き継ぎ,終助詞に準じて扱った。

  2751.10 [tagaientadana:] → 〈tagaieNta−danaa>

 次の語形は,

  6603.52 [takaiηeno:] → <takaiηenoo>

このように統合したが,末尾のノーは終助詞の可能性も

ある。

 以下の語形は不明であるが,

  3781.21 [tagaes中kena]

  4761.07[tagais甲ke]〈sΨkeは「とデったっけ」の    意味か?>

4761.07では,類似語形が《174》にも見られる。

《174》(243〜246図)の説明も参照。

 次の語形も不明であるが,

  8352.08 [tak〔之jogld3addo] → 〈takejohi勾a−ddo>

同地点《174》に類似語形が見られるものである。

 その他,タカソーのような形が回答され,これらを採 用している。

  5462.29 [takasa:na]

   ク  [takεe=sa:na]〔ゆ〕〈takasa:naと同じ〉

   (takasa:naは推量ではないかと思うが,話者は    takasa:naとtak田:sa:naは同意だと言う。)

  5617.85[タカソーダ]

  5646.90 [takaso:da]

  6482,27 [takaso:nano:]

5462.29の話者の注記にも見られるように接続の形だけ から一概に「推量」であると決めることは難しい。なお,

他項目,中でも《174》「雨だそうだ」と対比してソー の前の形態が体言相当(《174》アメ(ソーダ)に対し,

《175》タカ(ソーダ))であることが確認されれば,

体系的であると言えるが,必ずしも同一地点での平行性 は確認されない。

 終助詞が伝聞内容に含まれると見られるもの(「高 い」+終助詞+伝聞形式)もそのまま採用した。

  3761.75 [tagεdott豆1山:] → 〈tagεdottcjuu>

  6573.32[takaineto:]〈相手に訴える言い方〉

   → 〈takainetoo>

6573.32のneはネンに相当するものであろう。

 琉球では次のような語形が見られた。いずれも採用し ている。

  0248.01 [ta:santsukka]

『現代日本語方言大辞典』の「そうだ」に名瀬のチュカ が見られる。これに関係する語形であろう。

  0275.97 [ta:Ugane∫u:sεJa:]

『奄美方言基礎語彙の研究』930ページで徳之島亀津に 見られるガニ・ガニシゥ(様子)に関係する語形であろ

う。見出しはくtaaNgane釦uusajaa>としているが,この ようなサの扱いは,伝聞を表す〜ティサなどに準ずるも のである。また,

  1270.26 [takasandi?i:sa:] → <takasaNdi?iisaa>

のサを終助詞として扱わないのも同様である(「伝聞表 現の概要と記号化」B.参照)。

  0276.51[ta:mbe]

類似の形が同じ地点の《174》《176》にも見られる。

「高(さ)塩梅」に基づくのかも知れない。

  2151.21 [taka:taka:ttsa:] → 〈takaatakaaccaa>

このように語幹相当の部分を繰り返す形は,必ずしも強 調の表現ではないらしい。ここでは,繰り返し部分をま

とめず統合している。

 次の回答では,

  2076.25[takasar両。:su]〈語源は「高さる様子」〉

話者の注記は参考になるが,特に不採用とすべきもので はなく採用している。

 次は語末の

  0228.96 [ta:kat∫ agesaka]

末尾のカは不明だが,類似語形が同地点で《174》にも 見られることから採用した。

 次は「(高い)風情」であろうか。採用し,θaはくθa>

に統合した。

  1271.05 [takaθanpu:3尊andoJa:]

   → 〈takaOaNpuuz輯aN−doojaa>

 次は「高いと聞かれる」と見られる。

  2074.69 [takaru:de∫ikarusa:]

   → 〈takaruudesikarusaa>

 次はソーサットゥが「ようだ」に相当するらしい。国 学院大学日本文化研究所(1990)「琉球竹富島の方言』

133ページに見られるta:s6:sadaru(高いようだ)に関係 するものであろう。

  2086.03 [ta:so:sattudura:]

 次は琉球としては特殊な形であるが,この地点では   214152 [takataisauna] → 〈takataisauna>

〜saunaという形が伝聞表現の項目に一貫して現れてお り,採用している。

 次は,

  2150.17 [ta:daika:◎o] → 〈taadaikaaqo>

ドキュメント内 方言文法全国地図解説 5 : 付資料一覧 (ページ 155-159)