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教育の協働者の関与

ドキュメント内 Standard: (ページ 189-193)

7. プログラム評価

7.4 教育の協働者の関与

基本的水準:

医科大学・医学部は

・ プログラムのモニタと評価に次の協働者を含まなければならない。

・ 教員と学生(B 7.4.1)

・ プログラムの統轄と運営(B 7.4.2)

注釈:

 [他の関連する教育の協働者]には、教育には関わっていない大学教員や経営上の教員の 代表者のほか、地域社会や一般市民の代表者(例:患者とその家族など医療提供システム の利用者)、教育および健康管理の当局、専門家組織、医療分野の学術団体、大学卒業後 の教育者などの代表者が含まれる。

日本版注釈:

 日本の大学教員はすべてが学生の教育に関わるのが基本ではあるが、付設研究所などの教 員で教育には直接関与していない者が参加しても良い。

B 7.4.1

医科大学・医学部は

・ プログラムのモニタと評価に次の協働者を含まなければならない。

・ 教員と学生(B 7.4.1)

A 基本的水準に関わる点検

B.7.2.1.で述べたように、プログラムのモニタとして現状でも学生が参加しており、積極

的に意見を述べている。

教学委員、カリキュラム委員、臨床実習教育委員などの教員もプログラムのモニタを行 っているが、教員全体の意見の収集が行われていない。研究所等の教員で学生教育に関わ っていない教員はプログラムの評価に関わっていない。

B 基本的水準についての評価

教員からの意見収集を幅広く行わなければならない。

C 改善に向けた提言

教員を対象にしたカリキュラムアンケートを計画し、実施していく。

D 改善に向けた計画

教員アンケートの結果を分析し、改善点を抽出し、学生からの意見と合わせてプログラ ム改善に資す。

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B 7.4.2

医科大学・医学部は

・ プログラムのモニタと評価に次の協働者を含まなければならない。

・ プログラムの統轄と運営(B 7.4.2)

A 基本的水準に関わる点検

プログラムのモニタや評価に関わっている教員・学生以外では、プログラムモニタと評 価に関われるのは卒業生(卒業生アンケートを行っている)、同窓会役員(資料311)、

大学理事(資料23)に限られている。

B 基本的水準についての評価

「統括と運営に関与する者」を今後、大学としてどのように定義していくか、検討して いく必要がある。

C 改善に向けた提言

「統括と運営に関与する者」を今後、どのように定義していくか、2014年度から教学委 員会で審議を開始する。

D 改善に向けた計画

「統括と運営に関与する者」を教学委員会で審議し、それらの人々からどのように意見 を収集するかの検討を行う。

質的向上のための水準:

医科大学・医学部は

・ 他の関連する教育の協働者が以下の項目をできるようにすべきである。

・ 課程およびプログラムの評価の結果を閲覧することを許す。(Q 7.4.1)

・ 卒業生の業績に対するフィードバック。(Q 7.4.2)

・ カリキュラムに対するフィードバック。(Q 7.4.3)

Q 7.4.1

医科大学・医学部は

・ 他の関連する教育の協働者が以下の項目をできるようにすべきである。

・ 課程およびプログラムの評価の結果を閲覧することを許す。(Q 7.4.1)

A 質的向上のための水準に関わる点検

シラバスは既にインターネット公開されている(資料43)。

大学基準協会の2回にわたる認証評価結果(2002年、2009年)も公表されている(資 料2)。

卒業生アンケート結果はインターネット上での公開となっている(資料47)。

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学生によるカリキュラム評価(学生による教員・教育評価アンケートの結果)は編集後 にイントラネット上で公開されている。

B 質的向上のための水準についての評価

他の関連する教育の協働者にフィードバックを求めるためには、情報公開が必要であり、

本学は情報を広く公開している。

C 改善に向けた提言

カリキュラム、プログラムの評価(本審査も含め)、卒業生アンケートなどの情報を、

より広く本学の教育に関わる人々に周知できるような方策について、教学委員会で審議を 開始する。

D 改善に向けた計画

情報公開後、どのような人たちに積極的にフィードバックを求めるべきなのかについて の検討を始める。

Q 7.4.2

医科大学・医学部は

・ 他の関連する教育の協働者が以下の項目をできるようにすべきである。

・ 卒業生の業績に対するフィードバック。(Q 7.4.2)

A 質的向上のための水準に関わる点検

「卒業生の業績に対する他の関連する教育の協働者のフィードバックを求める。」こと は行われていない。

B 質的向上のための水準についての評価

現状では、卒業生の業績に対する教育の協働者、地域社会、一般市民からの評価を系統 的に情報収集・分析することは行われていないが、卒業生のうち本学附属病院で臨床研修 を行う医師については、医療従事者(看護師、薬剤師などのコ・メディカル)などにアン ケート調査を行うことで、ある程度の業績評価が可能となると考える。

C 改善に向けた提言

卒業生のうち本学附属病院で臨床研修を行う医師について、医療従事者(看護師、薬剤 師などのコ・メディカル)にアンケートを行うか検討を始める。

D 改善に向けた計画

卒業生全員の卒後の業績に関する情報を集積するシステムを考案する。

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Q 7.4.3

医科大学・医学部は

・ 他の関連する教育の協働者が以下の項目をできるようにすべきである。

・ カリキュラムに対するフィードバック。(Q 7.4.3)

A 質的向上のための水準に関わる点検

職員やその他学生教育に関わる人々からカリキュラムに関しての意見は収集していない。

B 質的向上のための水準についての評価

職員、大学教育病院など学外実習先の担当教員、授業に参加してくださった患者、あけ ぼの会等(資料129)、その他学生教育に関わる人々からの意見もプログラム開発に反映 すべきである。

C 改善に向けた提言

職員、学外実習先の担当教員、授業に参加してくださった患者、あけぼの会、東京SP 研究会等、その他学生教育に関わる人々へのアンケート開始を検討する。

D 改善に向けた計画

学生教育に関わる人々からのカリキュラムに対する意見を集約できるようなシステムを 構築し、カリキュラム改善に資する。

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8. 統轄および管理運営

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